受験勉強

地方からでも東大に行ける! 紀野紗良さんが受験生にエールを送る

地方からでも東大に行ける! 紀野紗良さんが受験生にエールを送る
KADOKAWA SEMINAR(C)

 11月に初の著書『勉強「しなきゃ」が「したい」に変わる 成績が上がる学びの習慣』を出版した現役東大生・紀野紗良さんを迎え、トークイベントを開催。書籍の制作秘話や紀野さんの勉強法、質疑応答のコーナーなどで盛り上がった。

受験シーズンを目前に控え、学生たちにとっては正念場となる冬。試験と真剣に向き合えば向き合うほど、失敗に怯えたり点数に振り回されたり、つらい時間を過ごしているかもしれない。こんなとき、東大生だったらどうやって乗り越えるのだろう?

11月に初の著書『勉強「しなきゃ」が「したい」に変わる 成績が上がる学びの習慣』を出版した現役東大生・紀野紗良さんを迎え、KADOKAWAセミナーでトークイベントを開催。書籍の制作秘話や紀野さんの勉強法に加え、参加者からの質問に紀野さんが直接答えるコーナーを設けると、受験勉強に励む中高生から質問や相談が多数寄せられた。

初めての著書に込めた、全国の受験生に対する思い


現役で東大に入学し、現在はテレビ番組でも活躍する紀野さんだが、KADOKAWAからオファーが来るまで書籍出版を考えたことはなかったという。それでも出版を前向きに考えるようになった背景には、紀野さんのファンである全国の中高生の声があった。紀野さんは「TwitterのDMやリプライで、中高生から勉強に関する質問をたくさん頂いていました。しかしSNSでは断片的なことしか答えられないので、体系的にまとめた情報をお伝えする良い機会だと思いました」と当時を振り返る。

そのため、執筆の際もどんな読者にも役立つよう、書き方やまとめ方を強く意識したという。部分単位で読んでも役立つよう、ノート術、時間術、モチベーション維持術などチャプターごとにテーマがまとめられている。テーマは「Twitterでもらった質問を参考にした」と紀野さん。これまでに寄せられたDMやリプライを読み返しながら考えたそうで、「受験生の方々が何に悩んでいるか、どんな内容を伝えればよいかの指針になりました」と語った。

中でも、地方で暮らす受験生への思いはひときわ強い。北海道出身の紀野さん自身が情報収集に苦労した経験から、他の受験生が同じようなハンデを負わないよう、本書ではオンラインでの情報収集術や勉強法、参考書の選定についてもしっかり解説されている。

「緊張しているのは自分だけじゃない」画面越しにエールを送る


イベントの開催にあたり、参加者からは事前にさまざまな質問が寄せられた。特に紀野さんの学習環境に関する質問は多い。勉強時間も休憩時間もタイマーをセットし、時間を区切って勉強するという紀野さんは、「学校の時間割のような学習環境を自学自習にも作り出し、オンとオフのメリハリをつける」ことが有効であると説明。集中できる時間で無理なく勉強するために50分ごとに休憩を挟むことで効率良く勉強できると補足した。

また、受験の本番になると緊張してしまうという参加者に対しては「受験はみんな緊張するもの。緊張しているのは自分だけじゃないから大丈夫」と励ます。それでも不安な場合は、休憩時間などにお気に入りの参考書を見返して、これまで勉強してきたことに自信を持ってほしいとコメントした。

紀野さんは最後に、受験本番まで数か月となった受験生に対して「焦りが出る頃だと思うけれど、冬休みに伸びる人もいる。可能性は無限に広がっているので最後まで諦めないで」と画面越しにエールを送る。現在4年生で卒業論文も佳境に入った自身の状況と重ね、「私も卒論をがんばるので一緒にがんばっていきましょう」と微笑んでイベントを締めくくった。

【講師プロフィール】
紀野紗良
2000年北海道生まれ。2018年、立命館慶祥高等学校を卒業し、東京大学理科二類に入学。2021年現在、東京大学農学部4年次在学中。謎解きサークルAnotherVisionに所属。趣味はバレエ、スキー。
TBS系テレビ番組『東大王』に出演中。

メルマガ会員募集中

いまなら特典つき
登録料&年会費無料

ご登録いただくだけで、KADOKAWAの最新書籍を毎月100ページ前後、無料で読むことができます。
さらにAmazonギフト券や著者の限定サイン本などをプレゼント!

ご登録後には、最新セミナーの割引情報からシークレットイベントまで、
質の高い情報をメールマガジンでご案内します。
ここでしか出会えないKADOKAWAのセミナー限定のコンテンツをお楽しみください。

ページトップに戻る