3語で伝える!「社内会議」で使える短い英語/西東たまき

電話会議やWEB会議が一般的になり、海外オフィスとの英語会議も珍しくなくなりました。今回は英会話ライターの西東たまきさんが、ビジネス会議で知っていると便利な3語以内の英語表現をご紹介します。
電話会議やWEB会議が一般的になった現在、海外のオフィスとの英語会議も日常茶飯事になりました。
メインの内容についてはもちろん英語で話す準備ができていると思いますが、ちょっとした定番フレーズも知っておくと、いざという時は助かるものです。
Sorry to interrupt
やりとりが進行している最中だけど、ひとこと言わせてほしいという状況、ありますよね。
躊躇しているとディスカッションはどんどん進み、適切なタイミングを逃してしまいます。
そうならないよう、"Sorry to interrupt" を使ってコメントを差し挟むチャンスを作りましょう。
"interrupt" は「さえぎる」「中断する」という意味の動詞。"Sorry to interrupt" を日本語表現に当てはめると「すみません、ちょっといいですか?」といった感じになります。
なお、割り込んでしまった「後」に謝る場合なら "Sorry for interrupting(さえぎってしまってすみません)" と、少し変化させられると完璧です。
会話中の人たちに話しかけたいときだけでなく、作業に集中している人に声掛けしたいときなど、日常のシーンでも使えます。
Where were we?
会話に割り込みが入って中断し、いざ会話に戻ろうとしたときは「どこまで話が進んでいたっけ?」と分からなくなることもありますね。"Where were we?" は、そんなときに使うフレーズです。
意味は、文字通り「私たちはどこにいましたっけ?」ですね。地理的な場所を聞くときはもちろん、会話を中断した場所を確認するにも使えます。
また、長い資料の読み合わせをしていたときに使えば、「どこまで見ましたっけ?」になりますよ!
「自分」がどこで中断したか分からなくなったときは、主語を「私(I)」にして "Where was I ?" にアレンジします。
後日決定を表すTBD
さて、会議で大まかなことが決まったら、次は詳細を詰めていくことになります。
資料作成時に、現時点ではまだ決まっていない事柄を記載するときは「後日決定」などの表記を使いますね。英語でこれを表す定番表現が "TBD"、"To Be Decided/Determined(後日決定)" の頭文字です。
メモや資料を作成するときは、他にも "TBA(To Be Announced/後日発表)" や "TBC(To Be Confirmed/後ほど確定)" など、よく使われる3文字表記があります。
これらの短縮表記を知っておけばスペースを取らず、文面がスッキリまとまりますね!
場の雰囲気を和ませるのに有効
以上ご紹介したような「ちょっとしたフレーズ」が、会議の進行をスムーズにするのに役立ちます。覚えるには実践で使ってみるのが近道です。次の機会に試してみましょう。
また、核心に入る前に挟むちょっとしたフレーズは、場の雰囲気を和ませるのに有効です。
会議の最初なら "How's the weather out there?(そちらの天気はどうですか?)" や "How was the trip?(出張はいかがでしたか?)" 、最後なら "Have a nice weekend(良い週末を)" など、挨拶に加えるひとことを習慣にできると、印象が良くなりますよ。
文=西東 たまき