英語学習

投資は「英語を制するもの」が勝つゲーム/黒坂岳央

株式投資をするうえで有効なのが、英語力。今回は豊富な投資経験をもつ黒坂岳央さんが、英語を使って投資で優位に立つことができる具体的な根拠を、自身の経験をもとに説明します。

私は大学卒業後、最初に正社員入社したのがアメリカのニュースメディアでした。そこで経済・金融番組を配信していたこともあり、いまでは株式、FX、債権、コモディティ、不動産、仮想通貨など様々な投資を行なっています。

長年の投資経験から、ひとつ学んだルールがあります。

それは、投資をする上で、優位に立つために必要なスキルがあるということです。それが、「英語力」。そこで今回は英語が使えるだけで、投資で優位に立つことができる具体的な根拠を説明していきます。

日本人は内向き志向

日本人はどうしても「内向き志向」になりがちな傾向があります。

楽しむのは日本のエンタメ、旅行へ行くのは国内旅行、マーケティングは日本国内、そして投資先も日本限定という具合です。

この傾向はデータにも現れています。外務省の調査によると、平成27年末時点におけるパスポートの数は約3058万冊で、その保有率はわずか24%。これはアメリカの42%(2017年)。カナダの66%(2016年)などと比較するとかなり低い数値です。

また、企業が新しい商品サービスをリリースすると、ターゲット層は日本人のみに限定されることがほとんどです。そして投資についても、株式や不動産なども日本国内の物件や商品のみに限定されていることが多く、あらゆる場面で内向き志向であることが分かります。

投資に必要な3つの分散

投資の世界には「ひとつの籠に卵を盛るな」という格言がある通り、勝つためには「分散」が必須です。分散とは、

・時間(時期)
・銘柄
・地域(国)

の3つをそれぞれ分けて投資を行なうことをいいます。

時間の分散とは、投資タイミングの間隔を空けることを指します。持っている資産を一度にドカンをつぎ込んだとき、そのタイミングで価格がより下がってしまうと、もう買い増す資金がありませんから、一度ではなく何度かに分けて投資します。

続いて銘柄の分散とは、ひとつの企業の株式などにつぎ込むのではなく、様々な銘柄を組み合わせて買うことです。その会社で不祥事やマイナスのニュースが出てしまうと、一気に価値が下落してしまいますから、いろんな会社のものを買うわけです。

そして最後が地域(国)の分散です。

日本という国は長い間低迷期を迎えており、最近ようやく株価や企業業績が好調であるという情報が出されるくらいに景気が良くなってきました。しかし、諸外国に目を向けると、日本とはケタ違いの成長著しい国もあり、同じ投資をする上でもそうした国へ投資をすると大きなリターンが得られる事になります。

海外へ投資をする上で立ちはだかる「英語の壁」

こうした理由から、諸外国に目を向けて、投資を行っていくことが望ましいといえます。しかし、海外へ投資をする上で立ちはだかるのは「英語の壁」です。

もちろん、ニュースは日本語に翻訳されるわけですが、その全てではありません。誤訳もありますし、投資をする上で有利になる情報が入ってこないこともあります。

Wikipediaの「Languages used on the Internet」のページによると、2017年3月のデータで英語がネット上のコンテンツ全体に占める割合は51.6%に対し、日本語はわずか5.6%です。ざっくり10倍の情報量の差があることになります。

分量の差はすなわち、質の差でもあります。英語が使えるだけで、海外への投資家の間で優位に立つことができるのです。

海外には日本にはないチャンスが眠っている

海外は日本にはない投資チャンスが多く眠っています。それは株式でも、不動産でも、仮想通貨でも同じことがいえます。

例えば株式投資。1985年から直近までの日経平均と、NYダウの株価を比較してみるとどちらにチャンスがあるのかは一目瞭然です。

日本はバブル期に大きな盛り上がりを見せた後、20年以上の長きに渡って低迷を続けて来ました。もしもバブル期に大きく伸びた銘柄の株を持っていたら、未だに損失を取り戻せていないことになります。

しかし、NYダウを見てください。アメリカはリーマン・ショック時に大きな下落を見せましたが、わずか3年程度でリーマン・ショック前の水準を取り戻し、その後は過去最高値をずっと更新し続けています。

リーマンショック後にインデックス連動型の資産に仕込んでおけば、この10年でリターンは300%、つまり3倍になっていた計算になります。

また、不動産についても、海外抜きには考えられない状況です。国内は地方で空洞化の問題が起きており、これから人口は右肩下がりになっていくことはほぼ確定的です。そうなると不動産投資でもっとも避けなければいけない、空率リスクの高まりはどうしても出てきてしまうのです。

それに対して、新興国に目を移すとまさに日本とは真逆の状況が起こっています。フィリピンやベトナムといった国々は人口ボーナスと呼ばれる人口増加が起きています。それでいて、不動産価格は安く、こうした国々の為替も強くなっていてるので、不動産投資は新興国にこそ大きなチャンスがあるのです。

日経平均株価とNYダウ平均株価の推移(引用元:投資家Life)
日経平均株価とNYダウ平均株価の推移(引用元:投資家Life)

このように、海外には、日本にはない投資チャンスに溢れています。

英語で資産数十億円を稼いだ男

そして最後に、仮想通貨投資です。私に仮想通貨投資を教えてくれているメンターの一人に直接教わったお話をしましょう。

彼は今から3年ほど前、仮想通貨投資に着目しました。日本語で情報を検索をすると、「ビットコインは詐欺」「実態がないのに流行るわけがない」とネガティブな情報ばかりが出てきており、まったく投資する気になれなかったといいます。

しかし、そこで彼が行なったのが、英語での検索でした。英語で検索すると真剣に技術を議論するフォーラムが出てきたり、研究論文が出てきて、「これから仮想通貨は伸びる」と感じたということです。

彼はある通貨に目をつけて、資金を投下したことで昨年末に一気に高騰、その結果数十億円もの大金を手にすることになりました。日本語の記事だけを見ていては決してたどり着くことができなかった境地、そのきっかけはまさに英語にあったわけです。

以上、英語が使えるだけで、投資で優位に立つことができる具体的な根拠を説明してきました。英語を使えるということは、とてつもない投資チャンスにたどり着けるということなのです。


黒坂 岳央

カテゴリ:英語学習

【著者紹介】黒坂 岳央(くろさか・たけお)
1981年、大阪府生まれ。「水菓子 肥後庵」代表。ビジネスジャーナリスト。高校卒業後、5年間のニート&フリーター生活の後、関西外国語大学短期大学部に入学。在学中にシカゴの大学へ留学し、会計学を学ぶ。卒業後は、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て、高級果物ギフト専門店「水菓子 肥後庵」を設立。

【書籍紹介】
『1年でTOEIC985点&英検1級! 中学レベルの僕が「読むだけ勉強法」で英語をペラペラ話せるようになった! 』

【協力】
投資家Life

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