英語学習

英語学習に失敗してしまう人の4つの共通点/黒坂岳央

ビジネスの現場で通用する英語レベルを目指す人にとって、英語学習は長くて険しい道のりです。今回は「英語多読学習」の有効性を提唱するビジネスジャーナリストの黒坂岳央さんが、英語初学者が陥りがちな失敗について注意喚起します。

英語学習者にとって、英語の勉強とは長い長いマラソンを走るようなものです。

長いマラソンですから、途中で思わぬトラブルや落とし穴も。

今回は、失敗する人に共通する4つのポイントを取り上げますので、ぜひ反面教師としてお役立てください。

失敗例① ノウハウコレクターになってしまう

英語学習のノウハウに投資をできる人は、成功する人です。しっかりと学習するための勉強法を研究し、より短期間で、より低コストで成果を出すための意識が高いのは素晴らしいことなのです。

しかし、あれこれと手を出してしまう「ノウハウコレクター」になってはいけません。

これは英語学習に限らず、起業でも投資でも同じような人がいるのですが、勉強法の勉強をするのが大好きで、肝心の起業や投資をいつまでもやらずに勉強し続ける人がいるのです。

英語も同じで、英語の勉強法オタクになってしまい、肝心の英語は全然手を付けないという人が一定数います。

「これは!」という勉強法を見つけたら、とにかくあれこれと浮気せずに「愚直にそのやり方で頑張る」という発想が必要なのです。

私の提唱する英語多読がいいと思ったなら、途中で英会話などに浮気をせずに英語多読で頑張ってほしいのです。

失敗例② できないと思いこんでいる

何事も、「できる」と思わないことは決して実現することはありません。

イチロー選手が世界的な野球の名選手になり、メジャーリーグへいったのは、小学生の時から「自分はメジャーリーグで活躍するのだ」という強い自信と「メジャーリーグへいくのは不可能じゃない。頑張ればいけるものだ」と信じていたからです。

英語も同じです。英語ができない時から、「英語なんてやれば誰でもできるんだ」と思うことは容易なことではありません。

事実、私自身が昔は英語に強い憧れを持っていたものの、「自分が英語なんて難しいものを使いこなせるイメージが湧かない」と思っていました。

英語を勉強しながら、自分で強くブレーキを踏んでいた状態だったんですね。

しかし、何度も挫折を繰り返しながら英語多読に辿り着いた時に、「英語をひたすら読む学習法なら自分にもできる!」と思いなおしました。

そこからはゴールまで一度も止まらずに進み、とうとう英語をものにすることができました。

「英語は難しい」、そう考えるだけでゴールが遠いのてしまいます。

失敗例③ 「楽して成功したい」という発想にとらわれている

いつの時代になっても、「楽しく、とにかくラクラク英語力が身につく勉強法がある」と思い込んでいる人は少なくありません。

よく聞く話が、「寝ている間に英語力が身につく」とか「頭空っぽにして聞き流すだけでOK」というものです。

また、「海外に身をおいておけば友達とキャッキャと遊んでいるだけでいい」という思い込みも、依然として根強いものがあります。

しかし、身も蓋もない話をすると、英語がラクラク身につく魔法なんて、この世にあるわけがありません。「英語学習は地味で淡々とした作業」というのが現実なのです。

有効な学習ノウハウを得て、それを継続するだけの派手でもなければ、華やかでもないものです。しかし、英語力を駆使して、派手で華やかな舞台で活躍する人はそうした地味な積み上げをやった人たちなのです。

失敗例④ 短い期間で身につけようと考えている

私が提唱する英語多読メソッドは、年齢も才能も頭の良さも関係なく、愚直にやれば着実に力がつく極めて優れた学習法です。

その効果の大きさは、英会話も留学制度もYouTubeもない、日本人の歴史的偉人たちが多読で英語力を身につけた事実が証明しています。

しかし、そんな英語多読でさえも、ビジネスの現場で通用する「稼げるレベル」を目指すなら、英語力ゼロスタートからだと1年間はほしいところです。

それなのにみんなせいぜい1ヶ月、2ヶ月やって「こんなに頑張っても成果が出ない!」と放り出してしまうのです。

冷静に考えてほしいのですが、英語に限らず世の中のすべてのことは、短期間で大きなことはできません。

私は数々のビジネスで起業したり、資産数十億円を稼いだ投資家・資産家のインナーサークルに所属してトレードをしていますが、いずれも成果が出るにはやはり大きな一年くらいはかかりました。

起業や投資に限らず、会社員として東京で働いていた時も、仕事で信用を得て、昇給するには1年以上かかっています。私は仕事で何年も成果を出し続けてようやく昇給が認められたのです。

当然、英語も1ヶ月程度では大きなことはできません。「最低1年」かかります、というと多くの人は「長すぎる。そんなに待てない」というのですが、逆に言えば英語多読を1年間頑張って成果が出ないなんて、ありえないのです。

ぜひ、短期ではなく中長期的な思考で取り組んでもらいたいと思います。

◇ ◇ ◇

以上、失敗する人の4つの共通点をお話ししました。

あなたが同じ轍を踏むことのないよう、反面教師にしてもらえれば幸いです。

黒坂 岳央

カテゴリ:英語学習
【著者紹介】黒坂 岳央(くろさか・たけお)
1981年、大阪府生まれ。「水菓子 肥後庵」代表。ビジネスジャーナリスト。高校卒業後、5年間のニート&フリーター生活の後、関西外国語大学短期大学部に入学。在学中にシカゴの大学へ留学し、会計学を学ぶ。卒業後は、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て、高級果物ギフト専門店「水菓子 肥後庵」を設立。
■Blog:黒坂岳央の超公式ブログ
■Twitter:@takeokurosaka

【著書紹介】『1年でTOEIC985点&英検1級! 中学レベルの僕が「読むだけ勉強法」で英語をペラペラ話せるようになった! 』(大和書房)

★英語力を高めるヒントが満載「英語学習」記事一覧は こちら

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