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【たむけんד億り人”指針】特別対談①/ビットコインが半値になっても仮想通貨が熱い理由

2018年11月には高騰時の5分の1にまで下落した仮想通貨。ここは「買い場」なのか否か――『仮想通貨で勝つすごい指針』の著者・指針さんと、“仮想通貨芸人”と知られるたむらけんじさんが、今後の市場見通しについて熱く語ります。

2017年末にバブル的な高騰によって社会現象とまでなった、ビットコインをはじめとする仮想通貨市場。しかし2018年には、仮想通貨取引所コインチェックで起きた仮想通貨盗難事件などをきっかけに暴落し、同年11月には、高騰時の5分の1まで価格が下落しました。

仮想通貨業界が冷え込みを見せる一方で、実際に仮想通貨で“億り人”となったトレーダーは「これからが本番」だと語ります。

仮想通貨トレーダーとしてTwitterで5万人のフォロワーを持ち、昨年12月に『仮想通貨で勝つすごい指針』(KADOKAWA)を出版した指針さんと、今や“仮想通貨芸人”として知られ、芸人仲間のガリガリガリクソンさんと動画サロン『たむらけんじ&ガリクソンの仲良く投資しちゃ~!!」を立ち上げたたむらけんじさんに、今後の仮想通貨市場について語っていただきました。

芸人とトレーダーが語る、仮想通貨の魅力

――仮想通貨業界で活躍著しいお二人ですが、どういった経緯で仮想通貨投資を開始されたんですか?


【たむらけんじ(以下、たむら)】:僕の場合は、2017年の2月くらいに、株の投資に飽きてきた頃に仮想通貨のことを知ったんです。最初は、あまり勉強もせず、ちょっと触っただけだったんですが、GWあたりに急に仮想通貨が盛り上がってきて「これ、仮想通貨くるんちゃうかな」と思って、50万円くらい入れ直したんですよ。そうしたら、またすぐに跳ねて。「XRP」と「NEM」を半分ずつ買って。

そこで「本気でやろう」と決めて、ものすごく勉強したんですが、勉強すればするほど「なんちゅうもんできたんや」と思いましたね。


――指針さんは、もともと大手証券会社のプライベートバンカーだったそうですが、なぜ仮想通貨投資を始められたのでしょうか。


【指針】:私も2017年の3月頃から本格的に参入しました。もともと「ビットコイン」については知っていたのですが、フィンテック業界の成長速度の速さや、仮想通貨市場の強烈な伸びを見て、大きなチャンスだと判断したことが大きな理由です。

私はもともと、プライベートバンカーとして資産数十億円というお客様の資産管理に携わってました。この仕事というのは、いわゆる「超ハイクラス層」と呼ばれるお客様との接点があるのですが、こうした方々の多くは、このような成長市場への投資に成功し、巨額の資産を手にしています。
仮想通貨市場の急成長を目の当たりにして、これはチャンスだと確信したのです。


――指針さんは、たむらさんの動画サロン『たむらけんじ&ガリクソンの仲良く投資しちゃ~!!』に参加されるなど、親交も深いようですね。どのようなきっかけでお知り合いになったんですか。


【たむら】:大阪の番組をやっているメンバーの中に、指針さんの知り合いがいて、紹介していただいたのがきっかけです。周りに聞いたら「すごい人やで」と言われていて、東京での集まりがあったときに、ドキドキしながら会いに行って。

僕はもう「儲かってまーす」っていう、感じ悪い若い人が来ると思って、めっちゃ警戒してたんですよ。でも実際に会ってみたら、腰が低い、とてもええ人で。とても好きになって、よく仮想通貨のお話を聞いているんです。


――お二人にとって、仮想通貨の魅力はどのようなところにありますか?


【たむら】:僕は、仮想通貨に使われている「ブロックチェーン」という仕組みがすごいと思いましたね。中心的な管理者が存在せず、インターネット上の不特定多数の有志たちが取引作業を行う「非中央集権」という仕組みが。


【指針】:私は当初、この「非中央集権」という概念自体がよくわからなかったですね。そもそもお金は、国が管理して、すべての基準になるものです。ビットコインは、それを全部壊して、共通概念だけで成り立つ通貨をつくって、それを世界共通で使うという試みです。これを知ったときは「まったく意味がわからない」と思いました。


【たむら】:ブロックチェーンは「みんなで同じ方向を向いて行きましょう」みたいな取り組みなんですが、僕はそういう「仲間意識」って大好きで、魅力を感じました。

今のように、ネットがなければ成り立たないような社会になっている中で、「ネットの中だけのお金」っていうのは、あっていいと思うんですよね。


【指針】:私も面白いなと思っていましたが、実現は難しいなと思いましたね。ネット上の通貨というのは需要はあるし、絶対に伸びてくる分野だとは思います。

しかし、ビットコインの場合はこの「非中央集権」という部分がハードルとなって、社会に受け入れられにくい現状があります。

その反対方向にあるのが、アメリカのリップル社が開発する仮想通貨のXRPです。私はビットコインよりもXRPの方が世の中に反映されやすいものだと思い、XRPを中心に投資をしています。

投資対象は、ビットコインだけじゃない

――XRPは、どのような仮想通貨なのですか?

【指針】:XRPは、アメリカのフィンテック企業のリップル社が開発をする仮想通貨で、金融市場をターゲットに、高速で非常に安価な送金技術を提供するのが特徴です。

現在、銀行間送金は「SWIFT」というのが海外送金のベースになっているのですが、海外送金をする場合、数日・数千円といった時間と費用がかかります。そういったことを数秒・数円で行うことができるのがXRPです。「お金をメールで送る」という感覚ですね。

例えば、現在アメリカのウォルマートでは、消費者が店頭から格安で海外送金できる「Walmart2World」というサービスを提供していますが、この仕組みには、リップルの技術が使われていると言われています。


――ビットコインとXRPは、どのような違いがあるのでしょうか。


【指針】:XRPは、ビットコインに比べても非常に高速で安価に送金できることが大きな違いです。

また、ビットコインの場合は、ネット上の不特定多数の団体が取引管理を行いますが、XRPはリップル社の認定を受けた団体が行うため「中央集権の仮想通貨」と言われている点も大きな違いです。


【たむら】:僕も、ガリクソンに教えられてXRPに投資をしていますが、XRPは、送金の世界でいうと、とんでもない異端児ですよね。これまでは、こうした異端児はすぐに潰されていったんですよ。でも、ネットの世界って、今まで太刀打ちできなかったことに、勝っていける世界だと思うんですよ。そういう意味で、リップルは送金の世界を変えていける可能性はあるんじゃないかなと思うんですよね。僕自身、最近では非中央集権というものに対して疑問を感じていることもありますし。


【指針】:XRPは、SBIホールディングスを中心にとした「内外通貨一元化コンソーシアム」でも活用されると言われています。

投資対象として見たとき、管理者のいないビットコインよりも、しっかりと管理者がいる仮想通貨の方が、銀行としても運用しやすいですし、国としても承認しやすいと考えています。XRPの方が社会に受け入れられやすいのではないでしょうか。


指針が見る、今後期待できる銘柄とは?

『仮想通貨で勝つすごい指針』に袋とじで収録された「保有銘柄と投資割合」の原稿を見ながら、ニヤニヤが抑えられない、たむらさん
『仮想通貨で勝つすごい指針』に袋とじで収録された「保有銘柄と投資割合」の原稿を見ながら、ニヤニヤが抑えられない、たむらさん

――指針さんは、著書の中でご自身の保有銘柄を公開されています。たむらさん、ご覧になっていかがですか?


【たむら】:これを見て、めっちゃほっとしています。僕が投資しているツートップの銘柄が入っているんですよ。この2つが伸びてくれたら、僕はもう、すごく、幸せになります。


【指針】:この中の、ある銘柄については、今年は多くの要素が出てくると思っています。


【たむら】:本当ですか? 僕はこのコインの性能はすごいと思っていて……。ちなみにですが、昨年は「イーサリアム」がかなり値を下げてしまっていますけれど、これはなんでなんですかね。


【指針】:イーサリアムは、カスタムトークンをつくることができることで人気が出た仮想通貨です。それに目をつけた団体がICO(新たな仮想通貨で資金調達をすること)を乱発しすぎてしまったのが大きな要因ですね。市場の受け入れられるレベル以上の量のICOが生まれてしまったわけです。

ICOをしている団体は、最初はイーサリアムを購入することでカスタムトークンを配布できるのですが、開発団体は現金を集めて開発を進めたいのが本音です。そこで、ICOの後にイーサリアムを大量に売り払う団体が多発し、大きな売りが入ったために市場の買いが受け止めきれず、大きく価格が下がったのです。

また、最近では「EOS」など、イーサリアムを超える速度を持ちながら、同等の機能を持つ仮想通貨も生まれており、その勢いに押されてしまった、という見方もできるかもしれません。

ただし、イーサリアムも今月に大きなアップデートを予定しており、それを見越して昨年末から大きく価格が上がってきています。


【たむら】:いまある仮想通貨が成長する可能性もあるし、それよりも優れた新しい仮想通貨が出てくる可能性もあるということですね。


【指針】:例えば、取引速度という点から見ても、EOSの速度は毎秒3500件程度で、Visaを上回ったと報道されています。それに対し、イーサリアムは毎秒20件程度と、大きな差があります。現在のブロックチェーン技術では、毎秒4000件が可能なものも登場しており、今後、ブロックチェーンが本格的にフィンテック業界に浸透してくるのは時間の問題だと言えますね。


【たむら】:こんな話、いつまででもできますね(笑)



取材・文:野村 光

カテゴリ:マネーテク

【プロフィル】たむらけんじ
お笑い芸人として活躍する傍ら「炭火焼肉たむら」を経営するなど、実業家芸人としても知られている。2017年からは仮想通貨投資の魅力に引き込まれ、その魅力を発信。トレーダーの間では「仮想通貨芸人」として人気を集めている。現在、芸人仲間のガリガリガリクソンさんと、投資をテーマとした動画サロン「たむらけんじ&ガリクソンの仲良く投資しちゃ~!!」を運営している。
たむらけんじ&ガリクソンの仲良く投資しちゃ~!!

【プロフィル】指針(ししん)
投資家。野村證券でプライベートバンカーとして勤務する傍ら、仮想通貨トレードを開始し、1年足らずで資産を1000倍まで増益する。仮想通貨トレーディングに関する情報をTwitterやValuで配信し、17人のフォロワーを「億り人」にした「億り人請負人」。著書に『仮想通貨で勝つすごい指針』(KADOKAWA)がある。
■Twitter:@silverfox789123

【書籍紹介】『仮想通貨で勝つすごい指針』(KADOKAWA)
“仮想通貨芸人”たむらけんじ氏推薦! 「億り人請負人」が、貯金ゼロから10億円突破!の投資方法を伝授。これから来る「バブルを超える波」に乗る投資方法がわかる一冊。

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