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「経済の千里眼」が厳選!信頼できる情報源&推薦図書10/お金の教養⑪

デフレの長いトンネルから脱け出そうとしている日本経済。変化に適応して資産を殖やすには何が必要か。『知らないと損をする! 株高時代の「お金の教養」』(菅下清廣著)で学びましょう。今回は第11回目です。

特別公開!スガシタファイル・定点観測リスト

第10回では、良い情報を取るためのベストなプロセスを解説しました。

これで情報の目利きになれたら、投資で勝ち続けることができます。

「でも、これってかなり大変……」という声が聞こえてきそうですね。

時間がかかる上、良い情報は全体の1割。その1割を的確に選択できるかどうかもわかりません。そこで、読者の皆さんに特別サービスです。私が取捨選択して「スガシタファイル」におさめ、定点観測している情報のリストの一部を公開しましょう。


①山本幸三先生の情報

自民党の政治家であり、元大蔵官僚でもある山本幸三先生は、第二次安倍内閣では内閣府特命担当大臣として地方再生や規制改革にも携わった人物。

金融に精通されていて、その見識と情報の精度は政界随一。私は月に1回ほどお会いして、政界や経済について教えていただいています。

ブログやHPで紹介される現政権の政策や先生の取り組みについて知るのはきっとプラスになるでしょう。


②嶋中雄二氏の情報

嶋中雄二氏は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券参与、同社景気循環研究所長であり、私が「景気見通しの第一人者」と目している方です。

今後の日本経済に、短期から長期までの景気の波がいずれも上昇する「ゴールデンサイクル」が来る、という予測は心強い限り。

この方にも、定期的にお会いしています。昨年末には「2018年の展望」をテーマに対談を収録、音声配信サービス「スガシタボイス」で配信させていただきました。

『先読み!景気循環入門』をはじめ著書多数。三菱UFJモルガン・スタンレー証券のホームページでも、週1回レポートを書かれています。

アナリスト、エコノミストの方々ではほかにも、ソシエテ・ジェネラル証券社長の島本幸治氏、ウィズダムツリー日本代表のイェスパー・コール氏などとも定期的に交流しています。


ここから先は推薦図書です。

過去を語ったもの、過去にとっての未来=現在を予測したもの、これからの日本を語るもの。時代を通して、さまざまな知性が何を見通してきたかを知ることで、時代を読む目が磨けます。


③堺屋太一『知価革命』(PHP新書)

1985年に、工業化社会から知価の時代への変革を予言した書。それから30年が過ぎた今、実際にIT化やSNS社会が実現し、今後はAIの時代が来ようとしています。かつて『団塊の世代』において未来を予見した著者の眼力が、ここでも余すところなく発揮されています。長らく絶版でしたが、幸運なことに2018年2月、他の著作と合本して新装復刊したようです。ぜひチェックを。


④坂野潤治『日本近代史』(ちくま文庫)

歴史を学ぶと、未来を見る目を養えます。近代政治史の研究者である著者は幕末から戦前までの80年を切り取り、近代化から崩壊に至るプロセスを分析しています。日本の今後の方向性を考える上で、深い学びが得られます。


⑤ジム・ロジャーズ『商品の時代』(日本経済新聞出版社)

ジョージ・ソロスと組んで投資会社の経営に携わったあと37歳で早々と引退し、シンガポールに移り住んだロジャーズは、私がもっとも参考にしている投資家。10年前に刊行された本書に書かれた、金融商品と石油、ゴールド、コーヒーなどのコモディティとの関連性や、相場サイクルから見た未来予測は今でも参考になるでしょう。


⑥ピーター・タスカ『不機嫌な時代―JAPAN2020―』(講談社)

90年代初頭に日本のデフレ化を予見した名アナリスト、タスカ。97年に刊行された本書では2020年の日本経済についての予測が精緻な分析とともに記されています。


⑦ジャック・アタリ『危機とサバイバル』(作品社)

若き日にミッテラン大統領特別補佐官を務め、その後EU設立の立役者となり、現在もフランスの政策アドバイザーを務める著者が21世紀における日本再生への戦略を語った1冊。


⑧エマニュエル・トッド『ドイツ帝国が世界を破滅させる』(文春新書)

ソ連崩壊を予言したことで有名な、フランスの人口学者の書。ドイツのみならず、ヨーロッパや日本や中国の問題点をつぶさに指摘。ちなみに副題は「日本への警告」。著者のユニークな歴史観も刺激的です。


⑨『酒田五法は風林火山』(日本証券新聞社編・著)

江戸時代の相場師・本間宗久が考案した相場分析法「酒田五法」の解説書。底で買って天井で売る株の必勝法から、投資を実践する人間の心の動きまで、普遍的な知恵を感じ取れます。


⑩高尾義政『悠久の軍略』(菜根出版)

1985年刊行。著者は東洋思想「算命学」に基づき、当時の社会構造の分析と未来予測を行っています。そこで語られた格差社会の到来は、今、現実となっています。


私は機会があるごとに読書をおすすめしています。投資も人生も、たった1冊の本で未来が、運命が、変わりうるからです。

菅下 清廣

カテゴリ:マネーテク
【著者紹介】菅下 清廣(すがした・きよひろ)
スガシタパートナーズ株式会社代表取締役。国際金融コンサルタント。投資家。学校法人立命館 顧問。メリルリンチをはじめとする名門金融機関で活躍後、現職。変化の激しい時代に次々予想を的中させることから「経済の千里眼」の異名をもち、政財界にも多くの信奉者をもつ。『今こそ「お金の教養」を身につけなさい』(PHP ビジネス新書)、『マネーバブルで勝負する「10 倍株」の見つけ方〔2018 年上半期版〕』(実務教育出版)など著書多数。

【書籍紹介】『知らないと損をする! 株高時代の「お金の教養」』(KADOKAWA)

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