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最速で確実に資産を築く“ある方法”とは/タロログ

資産形成のために必要なお金の勉強として、「攻め」の知識「守り」の知識があります。これらを深く解説した橘玲の話題作『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』を紹介します。

今回紹介するのは、『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』(橘玲著/幻冬社)。

この本は、2002年出版の『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』の改訂版として2014年9月に発売された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015』の文庫版です。

具体性のあるお金持ちのなり方

「羽の拾い方」というタイトルとは裏腹に、本書に掲載されているのは具体的な方法ばかり。

特に、本書で私が最も重要だと感じたのは、以下の内容です。

“人類の歴史に貨幣が登場して以来、お金持ちになる方法はたった3つしかありません。さらには、その方法はわずか1行の数式で表すことができます。もったいぶらずにお教えしましょう、これが、お金持ちの方程式です。
資産形成 = (収入-支出)+(資産×運用利回り)”(P.96)

当たり前だと思うかもしれませんが、突拍子も無いことを書かれるよりはこれが王道でしょう。

では以上の点を踏まえた際に、どうすれば最速で富を築くことができるのでしょうか?

一般的な富を築く方法というのは「起業」や「昇給」といった方法だと思いますが、それらにはリターンがある一方大きなリスクがあったり、そもそも個人の力ではどうしようもできないことだったりもします。

しかし、確実に資産を築く方法があります。それが以下。

“最速の資産形成法は税金を払わないことである”(P.121)

確かに節税は資産を築くための有効な歩法ではありますが、こういった方法が「お金持ちになる系の本」に堂々と書かれているのかなり珍しい気がします。

「節税なんて大したことはない! 稼ぐ金額の方が大事だ!」と思う方のために、節税による資産形成の効果をわかりやすく説明すると

“サラリーマンの場合、仮に1000万円の収入があっても、税・社会保険料を引かれた手取りは700万程度です。それに対して自営業者の場合、同じ1000万円の収入があれば、(一部略)合法的にほぼ全額を可処分所得にすることが可能です。仮に生活費を400万円とすれば、サラリーマンの貯蓄額は300万円、自営業者は600万円です。”

つまり、同じ収入でも倍の資産を築くことができるわけですね。

さて、2倍の金額を貯めることができれば、2倍早くお金持ちになれるかというと答えはNO。

なぜなら、原資というものがあればあるほど、資産運用でさらに大きな差が生まれるためです。

サラリーマンのままではできる税金対策も限られるのですが、お金持ちになる最良の方法が節約(節税)というのは、嬉しいことですし、参考になる人は多そうです。

最高のギャンブルとは?

投資とは多少異なる考えですが、お金を増やす方法の中にはギャンブルというものもあります。

ギャンブルの種類はパチンコ・スロット・競馬・カジノとさまざまですが、これらは100万円かけても100万円のリターンを見込めるわけではありません。

全てのギャンブルには胴元の取り分というものが存在しており、その取り分でギャンブルのサービスが運営されています。胴元の取り分のことを手数料として考えると、パチンコ・スロットの手数料は3%、競馬の手数料は25%もあります。

これではいくら勉強しても勝てるはずがありません。

ちなみに、カジノは比較的胴元の取り分が低く、1回1%ほどです。そのため世界的にも人気があり、大金が動きやすいと言われています(ただしカジノはその場で何度も勝負を繰り返すため、最終的な胴元の取り分は増えますが)。

では最高のギャンブルとは一体何なのか? 著者は次のように答えます。

“短期投資は最高のギャンプルである”(P.169)

先ほども述べたように、ギャンブルで勝つために最も重要なのは手数料です。

手数料が低ければ低いほど勝率が上がるため、その還元率の計算が重要になってくるのですが、株式売買は手数料の自由化やネットの恩恵を受けによって手数料が0.5%ほどまで下がっています。

その時点で勝率が高いのはわかっていただけると思いますが、それでも、「なんだ、結局株式売買も手数料によって損をするのか」と思うかもしれません。

しかし、今までのギャンブルとは大きな違いがあります。

それは、というのも、基本的に世界経済というのは成長し続けているという点です。

もちろん株価が大きく値下がりする可能性もありますが、基本的には値段が上がるものを買うわけですから、勝つ確率のほうが高いというわけです。

ギャンブルが趣味の人は、そのお金をそのまま金融資産の購入に変えてみてはいかがでしょう。

もちろんリスクもありますが、どうせなら勝ちやすい勝負の方が良くありませんか?

終身雇用・年金制度が崩れた現代に読むべき1冊

今回は興味のある部分を部分的に抜粋してレビューしてみましたが、2002年よりも今の方がより本の重要性が増していると感じました。

というのも、トヨタが終身雇用は難しいと発言したり、国が事実上の年金制度の破綻を宣言したりと、現代は自分自身でお金について考える必要性が増しています。

本書は、攻めのお金の勉強(収入を増やす・起業する)ではなく、守りのお金の勉強(お金を貯めて増やす)ですが、特に守りのお金の勉強は早ければ早いほど特をします。

起業などの本はリターンもありますがリスクもありますが、節税節約に関してはほぼリスクがないためです。

現在の収入が多かろうが少なかろうが、本書をできるだけ早い段階で読み、実践することができれば金銭的に豊かな生活を送ることができそうです。


タロログ

カテゴリ:マネーテク

【著者紹介】タロウ
実は零細会社の社長。最近は底辺YouTuberとして積極的に底辺コンテンツを生み出している。漫画は年間100冊ぐらい読むが、ビジネス書は年間10冊ぐらいしか読まないので、ビジネス書をちゃんとレビューできるか不安。暖かい目で見守ってください。
■Blog:タロログ
■YouTube:タロチャンネル

【書籍紹介】『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』(幻冬舎)

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