資格取得

国内MBAをめざす!モチベーションの生み出し方/小林敬明

忙しい社会人がビジネススクールの入試に挑むためには、学習環境とモチベーションの確保が必須です。小林敬明さんに、自身の国内MBA経験から、コツを語ってもらいました。

いざビジネススクールの入試に挑もうとしても、社会人はなかなか時間を確保できないと思います。そのような中で受験準備がはかどるモチベーションの生み出し方を3つご紹介します。

お気に入りの学習環境を確保する

まずは環境を整えてみましょう。お気に入りの学習環境を確保することは、モチベーションを維持する上で重要です。

恥ずかしながら私は、少しでも周りに遊ぶものがあると仕事も学習も全く集中できないたちでして、昔から集中できる環境の確保に苦労してきました。

今でもその苦労は続いているのですが、それはさておき、これまでに私が試した学習場所とその評価を表にまとめました。あくまで私の見解ですので、人によりけりである点はご了承ください。

学習場所とその評価
学習場所とその評価


一番のおすすめはコワーキングスペースです。コワーキングスペースは元々仕事に集中するための場所なので、学習環境として十分な要件を満たしています。飲食OKですし、そこそこのセキュリティも確保されています。

都内であれば私のおすすめは、外部ディスプレイが借りられ、喫煙スペースがあり、土日も開いている秋葉原の「rampart」です。ただしコワーキングスペースは若干費用がかかります。都内だとだいたい1日1500円程度です。

次におすすめなのが、会社の会議室です。だれにも邪魔されないし、費用もかからない上、セキュリティも十分です。ただし、空いている会議室を見つけられるかが問題です。また会社によっては、業務以外に使用すると問題になる場合もあるので注意が必要です。

大学図書館もおすすめです。国公立大学であれば基本的にだれでも入館できます。私立大学でも地域の住民であったり、特定条件を満たせば利用できるところがあります。

例えば明治大学は、生涯学習拠点「リバティアカデミー」の会員になれば、有償ですが入館証が得られ、館外貸出も可能になります。なによりも大学図書館では、公共図書館には少ない専門書を閲覧することができます。大学図書館の蔵書は、国立情報学研究所が公開しているWebサイト「CiNii Books」で調べることができます。

いいことずくめのように見える大学図書館ですが、弱点もあります。まず定期試験期間は入館できない場合があります。また、開館日時、入館条件、蔵書が大学毎に異なるため、訪問する前に確認しないと無駄足になることがあります。

忙しさを逆手にとる

忙しい社会人、特にプロジェクトのような繁忙期が集中する仕事をしている方は、定常的な受験準備時間の確保に苦労すると思います。それを逆手にとって、モチベーションをあげましょう。なんとかして確保した時間、ここでやっておかないと次はいつできるかわからない、と考えるのです。

そもそも時間を確保できるのかという問題もありますが、確保したのがたった1時間としても貴重な時間です。社会人であれば、その重要性は身に染みていると思います。

目的を思い出す

そもそもなぜビジネススクールに入学したいのか、目的をよく思い出してみましょう。

例えばリーダになったからチームを発展させたいとか、数字に強くなって経営状態を把握できるようになりたいとか、〇〇という問題意識があるので経営学の知見をもって解明したいとか、明確な目的があったはずです。そしてそれらは、現状のままでは変わらないかもしれませんが、ビジネススクールで学習・研究すれば達成できるかもしれません。また、修了後も成長し続けるための手がかりがつかめるかもしれません。

この記事をここまでご覧になっている方は、おそらく学習や研究に対してポジティブであると思います。そのような方がはっきりとしたビジネススクール入学の目的をもっていれば、もう半分は合格したようなものです(言い過ぎ?)。あとは受験準備を進めるだけ、そのぐらいの気概はもって良いと思います。

国内にあるビジネススクールの定員は、MBA/MOT合わせるとだいたい3千人です(2018年文部科学省「経営系大学院を取り巻く現状・課題について」を参考にした著者の概算)。大学学部の入学定員が約59万人(2016年文部科学省「学校基本調査」)ですから、それと比べると1%にも満たない規模です。よって受験仲間もまわりに少なく、加えて仕事や家庭を持ちながらの受験準備は大変だと思います。

しかし晴れて入学すれば、同じように戦ってきた仲間と会うことができます。一度社会人になってからの学生生活は、とても楽しいものです。ぜひがんばってみてください。

小林 敬明

【著者紹介】小林 敬明(こばやし・たかあき)
株式会社TransRecog代表取締役。東京理科大学理学部応用数学科卒業、首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻(MBAプログラム)修了。大学在学中にプレイステーション用ソフト「アランドラ」の開発にプログラマとして参画。卒業後、株式会社日立製作所、マイクロソフト株式会社などに所属しSE、プロジェクトマネージャとして従事。2017年11月、現職。世界初のWindows向け重ね書きメモアプリ「AxelaNote」展開事業を実施中。かわさき起業家賞受賞。「落ちないシステムの作り方」日経SYSTEMS 2011年3月号他。

■ブログ:ある国内MBA(ビジネススクール)に通っていたエンジニア
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