資格取得

試験に受かる人・落ちる人はココが違う! 合否を分ける3つのポイント/資格トレンド

いま狙うべき資格の最新トレンドを、LEC東京リーガルマインドの人気講師陣が伝授! 第5回目は“番外編”として、同校の反町雄彦社長が、資格試験で合格を勝ち取るためのポイントについて解説します。

はじめまして。LEC東京リーガルマインドという、公務員試験・資格試験の予備校を経営している反町雄彦です。今回は、仕事も仕事以外(家庭や趣味など)も色々と忙しい社会人向けに、勉強時間を確保するコツや自分なりの学習スタイルの確立方法、模擬試験の意義など、合否を分けるポイントについて紹介していきます。

なお、スクール(特に、定期的に通うもの)を活用すべきか否かは、皆さんがどれだけ切羽詰っているか(今年でなくても、来年の合格でもよい、という余裕があるか否か)、どれだけお金をかけるか、会社・自宅とスクールとの位置関係など、様々な要素が関係してくるので、一般論としてアドバイスしにくいです。

ご自身でスクールへ行って、雰囲気を確かめるとともに、受講相談をして頂くのが最も手っ取り早いです。LECに限らず、様々な予備校がホームページを充実させているので、まずはWebサイトでチェックしてみて下さい。

勉強時間を確保するコツ

一番単純な方法は、夜寝る時間を削って深夜・早朝に勉強することです。

以前LECで、年始1月に「朝5時台にWEB講座の受講をしたら1日ごとに100ポイント進呈」というキャンペーンを行ったところ、1100人以上が参加してくれました。夜はテレビやSNSの誘惑も多いでしょうし、何より頭が疲れているので、早朝の方がオススメです。

これから寒くなりますが、寒いからこそ思い切って布団から飛び出して、冷たい水で顔を洗って、授業を聴いたり、問題を解いたりと、フルスロットルで2時間程度、集中的に勉強するリズムを作ってください。

子供のいる家庭では、朝食作りをパートナーにお願いできるか、がポイントになります(子供がいないのであれば、朝は外食で済ませることをお勧めします)。

科目の全体像・関連性を意識する

大学受験の場合、高校でインプットをある程度は終えていることを前提に、問題を解いて間違えたものを復習する(正しい解き方を確認していく)、アウトプット型の勉強が主になります。

これに対して、資格試験の場合、いきなり本試験問題を解くことは不可能です。

将棋を指すには駒の動きを知らないといけないのと同じで、まずは基本的な概念を学ばないと、問題文すら読むことができません。そして、定石を知っていると有利なのと同じように、よく出題されるパターンを知っておく必要があります。

そして、インプットの際の注意点が2つあります。1つは、冒頭で述べた勉強時間確保の話とも関連しますが、最初のインプットが重要となるので、自分が一番集中して勉強できるスタイルを確立することです。

時間帯・場所だけでなく、勉強に入る前のルーティン(例えば、ストレッチをするとか、好きな飲み物を飲むとか、5分間スマホのゲームをやるとか)を決めて、知識を効率的に吸収していきます。時間が経つのを忘れてしまうくらいの集中度で、いわゆる“ゾーンに入っている”感じが理想的です。

もう1つは、スクールの授業でも、参考書を使った独学でも、科目の全体像を意識しながら、知識の積み上げ・関連性を意識することが重要です。

イメージとしては、スポーツのルールを学ぶようなものです。

例えば、アメフトのルールを学ぶことを考えてみましょう。全く試合を見たことがなかったら大変です。逆に、事前に1つの試合の最初から最後までを見た経験があれば、今学んでいるルールが全体の流れの中でどのような場面で登場するかを(何となくであっても)気付くことができて、理解が格段に早くなります。

模擬試験は本番さながらの真剣度で

スポーツをやっていた方は分かると思いますが、練習でできないことが本番でできるわけがありません。

学校の期末試験などで一夜漬けに賭ける人は、練習では出ない馬鹿力が本番で発揮されることを期待しているわけですが、国家試験では、練習(模擬試験)以上の実力が本番で出ることはあり得ません。

ちなみに、「練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉があって、常日頃から本番を意識して練習を積み重ねておけば、本番であっても緊張せずに普段どおりに振る舞える、という趣旨です。

確かに、歌手や役者はプロとして何度も本番をこなしていて、かつ、かなりの準備を経て本番を迎えるので、このように言えます。

しかし、受験生の場合、多くの国家試験は年に1回ですし、プロとなるのは合格後であって、試験を受けている段階では、本番を練習のように平常心で迎えることは無理でしょう。

体操の森末慎二氏は「本番は本番のように」と仰ったそうですが、受験生も、本番では普段の実力の8割も出ればマシ(自分だけでなく、他の受験生も同じように緊張している)、というくらいに割り切って、目の前の問題に向き合ってください。

いずれにせよ、模擬試験を本番さながらの真剣度で受けることは重要です。スクールに通う意義の1つは模擬試験を体験する点にあります。

反町 雄彦

カテゴリ:資格取得
LEC東京リーガルマインド

【著者紹介】反町 雄彦(そりまち・かつひこ)
株式会社東京リーガルマインド代表取締役社長/弁護士。
1976年、東京都生まれ。98年11月、東京大学法学部在学中に司法試験合格。99年3月、東京大学法学部卒業。同年4月、株式会社東京リーガルマインド入社、以後5年間、司法試験対策講座の講義を行い、初学者向けの入門講座から中上級向けの講座まで幅広く担当して、多くの短期合格者を輩出した。
2004年3月、司法研修所入所。05年10月、弁護士登録(東京弁護士会所属)。06年6月、株式会社東京リーガルマインド取締役。08年よりLEC司法試験対策講座統括プロデューサーを務め、以後、現在に至るまで資格試験全般についてクオリティの高い教材開発に取り組んでいるほか、キャリアデザインの観点から、多くの講演会を実施している。
09年2月、同専務取締役。11年5月、同取締役。14年4月、同代表取締役社長。

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