資格取得

ウェブ解析士の取得方法とは? 学習期間や難易度は?/峰岡孝平

近年注目が高まっている「ウェブ解析士」とはどのような資格なのでしょうか。今回は、上級ウェブ解析士の峰岡孝平さんが、初級にあたる「ウェブ解析士」について、期間や難易度、学習方法などを紹介します。

ウェブ解析士は、3つの資格に分かれており、「ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」と後者になるにつれ、取得の難易度も高まります。

今回は、初級にあたる「ウェブ解析士」について、期間や難易度、学習方法などを記載します。

これから取得しようと考えている方、すでに学習をスタートされている方のご参考になれば幸いです。

「ウェブ解析士」の学習方法

「ウェブ解析士」はウェブ解析士協会が運営しており、協会ウェブサイトに様々なインフォメーションが掲載されています。

公式テキストが基本的な出題範囲となるため、まずは教材をウェブ解析士協会オンラインショップ、またはAmazonにて購入し、学習内容を確認することをおすすめします。

2019年の公式テストは約400ページ、8章で構成されており、用語の解説だけでなく、各指標の計算方法やログ取得に関する技術的な内容も含まれます。

過去に広告運営やアクセス解析を経験したことがある方、またはウェブ制作に携わった経験がある方は、テキストベースで学習を進められます。

分からない部分を検索して調べる、または周りの人に聞くなどして補完していく形で、無理なく進めることができるでしょう。

未経験者におすすめの認定講座

一方、過去に経験がなく、新たにウェブ解析の分野にチャレンジされる方は、協会が運営する認定講座を受講することをおすすめします。

認定講座は、会場で開催される形式と、オンライン形式の2つのタイプがあります。

自分に合うタイプを選択する形が良いと思いますが、近くで会場開催がある場合は、そちらを選択することをおすすめします。

私の場合は、愛媛という地方だったこと、ウェブ制作に業務で関わっていたため、テキストベースで学習を進めていき、資格を取得しました。

ウェブ解析士取得までの期間は?

どのくらい学習時間を割り当てれるかによって変わりますが、おおよそ2〜3ヶ月程度で取得できると思います。

8章で構成されているため、1ヶ月で2〜3章進めていくペースで学習することができれば、無理なく取得できるのではないでしょうか。

初級にあたる「ウェブ解析士」は、用語の解説やウェブ解析の概念・考え方などが大半を占めるため、多少暗記が必要な部分も出てきます。

そのため、学習期間をあまり長く設定せず、短期集中で取得することをおすすめします。私の場合は、おおよそ3ヶ月後に開催される資格試験に事前に申し込みを行ない、その期間の中で逆算して進めていく形にしました。

ウェブ解析士取得の難易度は?

難易度は過去の経験、現在の業務内容によって変動する部分があるため、3つのパートに分けて解説していきたいと思います。


【マーケティング業務の経験がある方】

マーケティング業務の経験がある場合、「ウェブ解析士」の資格は学習内容と業務経験が重なる部分も多いため、比較的容易に資格取得ができると思います。

すでに知っている用語も多く、場合によっては過去の経験を体系立てて学び直す感覚に近いかもしれません。アクセスログが保存される仕組みなど、技術的な部分を中心に学習することが、資格取得の近道になると思います。


【制作業務の経験がある方】

制作業務の経験がある場合、技術的な部分はすでにカバーできることが多いため、目標設定や成果分析、市場分析など主にマーケティングに関する部分を中心に学習していく形になると思います。

「ウェブ解析士」はマーケティングに関する内容の方が技術的な内容より多いため、覚えることも多く、難易度は少し高くなるかもしれません。過去に制作したウェブサイト等で、実際に目標設定や広告出稿、アクセス解析をしてみることが資格取得の近道になると思います。


【関連する業務の経験がない方】

専門用語も比較的多く、マーケティングから技術的な部分まで広範囲な領域が学習対象となります。そのため、ゼロから学習して取得する場合、難易度は高くなると思います。

公式テキストを学習のスタートにするのではなく、協会認定の講座を受講し、その後公式テキストを使って復習し、分からない点をピックアップしながら解決していく進め方をことをおすすめします。

1ヶ月で1回テキストを学習し、3回繰り返す

公式テキストを使った学習方法として、私の場合は約1ヶ月かけて一通りテキストを読み、特に理解しにくかった点を付箋を貼るなどして、後からチェックできるような形にしました。

3ヶ月かけて1回テキストを学習するよりも、1ヶ月で1回テキストを学習し、3回繰り返すやり方の方が、知識も定着しやすく、学習効率も良かったように感じます。

学習方法は人それぞれに適した形があると思いますが、皆さんの資格取得の参考になれば幸いです。

峰岡 孝平

カテゴリ:資格取得
【著者紹介】峰岡 孝平(みねおか・こうへい)
1985年生まれ。愛媛県出身。大学卒業後、株式会社アービンズに入社。10年にわたり窓口、開発、ディレクションまで幅広い業務をこなす。動画で人材育成を支援する「MOVE ON」開発責任者。2011年に初級ウェブ解析士(当時)、2012年に上級ウェブ解析士の資格を取得。2017年、株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズによるSmart Communication Award 2017にて「500 Startups Japan」受賞。Googleのクラウドサービス「GCP」のユーザーグループであるGCPUG愛媛の運営、Tableau四国ユーザ会の運営を行い、四国へのサービス普及に努める。Tableau Desktop Qualified Associate。Google Certified Associate G Suite Administrator。松山大学では、特別講師を務める。

※参考リンク
一般社団法人ウェブ解析士協会

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