資格取得

会社員とフリーランス、どちらが有利? ウェブ解析士の活かし方/峰岡孝平

「ウェブ解析士」の資格に興味をもったとき、仕事に役立つかを考える人が大半です。会社員、フリーランスそれぞれで、資格がどのように役立つかを、上級ウェブ解析士の資格を持つ峰岡孝平さんが解説します。

会社員がとるもの? フリーランスがとるもの?

「ウェブ解析士」の資格取得は、会社員とフリーランスとでどちらが有効なのでしょうか。

結論から申し上げると、どちらも資格取得の対象だと考えています。

ただ資格を取得した後、その資格をどう活かすのか、取得したらどんな変化が生まれるのか、という点においてそれぞれ異なる点があると思います。

今回はそれぞれの立場から、どのような活かし方があるのか解説していきたいと思います。

企業内での資格の活かし方

まずは、会社員の方が取得する場合。

勤めている会社の事業内容にもよりますが、ウェブ解析士を取得することでどんな活かし方があるかを解説していきます。


【① サービスの付加価値として提案する】

一つ目は、サービスの付加価値として提案する、というものです。

例えば制作会社に勤めている場合、制作後のウェブ解析によるアフターフォローサービスを立ち上げる、といった取り組みをイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。

作って終わりではなく、その後の継続的な関わりをクライアントと持つことで、PDCAを回していきながら制作したものを成果に向かうお手伝いができると思います。

あるいは、ウェブ解析だけをサービスとして独立させ、他社にて制作したウェブサイトの解析および改善提案を行なう、といったサービスの立ち上げ方も考えられると思います。

その他にも、ウェブ解析をセットで提案することで、受注単価をあげることやコンペなどの際には他社との差別化として利用する使い方もあるでしょう。


【② 社内インストラクターとして活動する】

すでにウェブ解析のサービスを実施している場合、資格取得にて学んだ知識を、社内スタッフへ伝えていくということも活かし方の一つだと思います。

ウェブ解析士の資格は、取得後、毎年フォローアップ試験に合格することで、資格の維持が継続されます。つまりそれだけ学ぶ知識や学習対象が刻々と変化しているということです。

社内の知識をアップデートするつもりで、社内勉強会を定期的に開催するのも良いと思います。

フリーランスの場合の資格の活かし方

フリーランスの方が取得する場合は、下記のような活かし方があると考えられます。

 
【① 自身の活動の付加価値をアップさせる】

例えばデザイナーの場合、自分がデザインしたものの説明を、ウェブ解析の観点からも付加することで、デザインの付加価値が高められると思います。

過去に自分が作成したデザインとその解析を蓄積することで、非常に説得力の高いデザイン提案が可能になると思います。

コーダーの場合は、画面の動きやアニメーションについての提案、あるいはアクセス集計するためのタグ設置やアドバイスなど、作業対象の幅を広げていくことで、ワンストップに制作業務を請け負うことにつながると思います。


【② 人脈の幅を広げる】

ウェブ解析士協会には、会員同士が仕事につながることを共有し、会員の活性化や増加を図ることを目的としたエリア委員会というものがあります。

私は愛媛県を拠点に活動しているため、中国・四国支部に所属していますが、実業務での課題や疑問点など、共通の知識を持ったメンバーが集まることで、相談しやすく、また具体的な解決につながることも多くあります。

こうした解析士同士のつながりから、新たな仕事へのチャンスや良きビジネスパートナーが生まれる可能性があります。

アウトプットをイメージしたインプット

いずれの立場でも資格の活かし方は様々あると思いますが、大切なことは、取得した資格を、自身の立場でどう活かすのか、というアウトプットのイメージを、具体的にイメージしておくことだと思います。

アウトプットをイメージしたインプットによって、学習効率は格段に上がり、結果的に資格取得につながりやすくなると思います。

少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

峰岡 孝平

カテゴリ:資格取得
【著者紹介】峰岡 孝平(みねおか・こうへい)
1985年生まれ。愛媛県出身。大学卒業後、株式会社アービンズに入社。10年にわたり窓口、開発、ディレクションまで幅広い業務をこなす。動画で人材育成を支援する「MOVE ON」開発責任者。2011年に初級ウェブ解析士(当時)、2012年に上級ウェブ解析士の資格を取得。2017年、株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズによるSmart Communication Award 2017にて「500 Startups Japan」受賞。Googleのクラウドサービス「GCP」のユーザーグループであるGCPUG愛媛の運営、Tableau四国ユーザ会の運営を行い、四国へのサービス普及に努める。Tableau Desktop Qualified Associate。Google Certified Associate G Suite Administrator。松山大学では、特別講師を務める。

※参考リンク
一般社団法人ウェブ解析士協会

★社会人の学びに役立つ「資格取得」記事一覧はこちら

あなたへのオススメ記事

  • ウェブ解析士マスターとはどんな資格?/峰岡孝平
  • ウェブ解析士の取得に必要な費用は? 会社に負担してもらえる?/峰岡孝平
  • ウェブ解析士の試験は、どんな問題が出るの?/峰岡孝平
  • ウェブ解析士の取得方法とは? 学習期間や難易度は?/峰岡孝平
  • 「電験三種」ってどんな資格? 仕事内容・試験概要・合格率・攻略法を徹底解説!

    「電験三種」ってどんな資格? 仕事内容・試験概要・合格率・攻略法を徹底解説!

  • あの英語にそんな意味が! 色・天気の英語雑学クイズ

    あの英語にそんな意味が! 色・天気の英語雑学クイズ

  • そうだったのか! 知って驚く 人体にまつわる雑学クイズ

    そうだったのか! 知って驚く 人体にまつわる雑学クイズ

  • パパ、ママ、すごい!って言われる 子どもに話したくなる雑学クイズ

    パパ、ママ、すごい!って言われる 子どもに話したくなる雑学クイズ

  • 今すぐ使える! 短い英語クイズ(後編)

    今すぐ使える! 短い英語クイズ(後編)

  • オンライン英会話と英会話スクール、比較するとどっちがおすすめ?

    オンライン英会話と英会話スクール、比較するとどっちがおすすめ?

資格取得の人気記事ランキング

  • 支払いはカードで! の場合の売上げ計上はどうなる? 「クレジット売掛金」/簿記3級新出題区分まとめ(2)

  • お金はどこからやってくる?「株式会社の資本」の成り立ち/簿記3級新出題区分まとめ(1)

  • ウェブ解析士の資格を取得すると、仕事の進め方はどう変わる?/峰岡孝平

  • “過去問だけ”はアウト! 行政書士「民法」で点を取る秘訣/行政書士レジェンドの合格戦略④

  • 勉強をゲーム化すれば、コスパ最強の遊びになる!―河野玄斗の超シンプル勉強法【前編】

{ カテゴリ別ランキングを見る }

ページトップに戻る