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迷ったら「難易度の高さ」と「魅力のなさ」で選べば勝てる/人生の勝率の高め方(1)

仕事、お金、人間関係……すべては「ゲーム」であり、その「成功のツボ」には共通項がある! 人生の勝算を高める技術を『「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン』(土井英司著)よりご紹介します(第1回)。

※この記事は、語り手(Dさん)が開催した講座で、Dさんが受講者からの質問に答える形で進行します。

「魅力的じゃないもの」「難易度が高いもの」こそ、最良の選択

【D】:100%成功する選択肢はないけれど、「成功する確率の高い選択肢」はあるので、それを選ぶのが目利きの基本です。

例えばフランスのブランド企業グループ「LVMHグループ」は、75のブランド(2019年8月現在)を傘下に置いていますが、どのブランドも、「超一流ブランド」だからこそ、「当たる確率」が高いわけです。

傘下に置いているブランドが弱小だったら、たとえ1000ブランドを傘下に置いても、当たる確率は低くなります。


【セミナー受講者】:ということは、数ある選択肢の中から、「成功する確率の高いもの」を見極めないといけないわけですよね。でも、目の前にある選択肢の「成功の確率」なんてわかるのですか? どうやって「確率の高いもの」を選んだらいいのですか?

たとえば、Dさんの目の前に「10個」の選択肢があったとしたら、どのような基準で選択をするのですか?


【D】:そうですね、僕は基本的に、

・「魅力的じゃないもの」

・「難易度が高いもの」

を選ぶようにしています。

なぜ、「魅力的じゃないもの」「難易度が高いもの」を選ぶのかというと、多くの人が手を出さないからです。

本業や自信のあるジャンルであれば、「難易度が高いもの」。本業ではないジャンル(知識のないジャンル)であれば、「魅力的じゃないもの」を選びます。

なので、本業の出版コンサルティングであれば、「難易度が高い案件」を選ぶ。けれど、たとえば「投資」は僕の専門外だし、僕には能力がないことがわかっているので、「魅力的じゃない案件」を選びます。

僕が代表を務める「エリエス・ブック・コンサルティング」のメディアハウス(オフィス)は、東京の渋谷区内にあります。この不動産は、多くの人にとっては、魅力的ではなかった。だからこそ僕は、あの物件を購入したんです。


【セミナー受講者】:でも渋谷区にあるのだから、十分に魅力的では?


【D】:でも、立地の割には安かった。なぜ安かったかというと、撮影用のスタジオがあったからです。普通の人は、スタジオがあっても活用できませんよね?「これ、どうやって使うの?」みたいな(笑)。使い勝手が悪すぎる。

でも、僕のようにメディアの仕事をしていると、カメラマンや編集者に「レンタル撮影スタジオ」として貸し出すことができます。


【セミナー受講者】:魅力的なものは誰もがほしがる。それでは差をつけることはできない、ということですね。

それに、「魅力がないもの」に魅力を与えたり、難易度の高い選択を実現できれば、「独占状態」をつくることができそうです。


【D】:その通りです。

僕が「ビジネス書」に目をつけたのも、かつては、ビジネス書が今ほど魅力的なジャンルではなかったからです。

今でこそ、ビジネス書はよく売れているけれど、僕が「Amazon」にいたころは、まだマイナーなジャンルでした。小説とかマンガとか、エンターテインメント系の本のほうがたくさん売れていたんですね。

それでも僕は、「ビジネス書は、おいしい」「ビジネス書のジャンルなら、勝てる」と思った。


【セミナー受講者】:なぜ、おいしいと? なぜ勝てると?


【D】:ビジネス書は、エンターテインメント系の本と比べると、「値段と中身の乖離が大きい」からです。


【セミナー受講者】:どういうことですか?


【D】:ビジネス書は「非常に価値の高い情報を安く売っている」ということです。

勝てる投資家がどこに目をつけているかというと、「価値があるのに、値段が安い投資先」です。

投資で一番パフォーマンスがいいのは、「バリュー投資」といわれる投資法です。


【セミナー受講者】:すみませんが、バリュー投資ってなんのことでしょうか?


【D】:バリュー(割安株)投資は、

「現在の株価が、その企業水準などから判断して『割安』になっている銘柄を買う投資方法」

のことです。

統計上、「価値が高いのに値段が安くなっているもの」に投資したほうが、勝つ確率が高いことがわかっているんですね。

投資には、バリュー投資のほかに、「グロース(成長株)投資」という方法があります。

企業の成長性が「市場平均よりも高い」と期待できる銘柄に投資する手法で、ようするに「成長著しい銘柄に投資する方法」ですが、僕は、グロース投資よりも、バリュー投資のほうが儲かると考えています。


【セミナー受講者】:ようするに、「常に割安を買う」のがビジネスの鉄則なのですね。


【D】:そうです。金森重樹さん(不動産、建設、ホテルチェーン、医療法人、福祉事業などグループ年商100億円の企業グループのオーナー)が『モジュール化―新しい産業アーキテクチャの本質』(青木昌彦・安藤晴彦編著/東洋経済新報社)の考えを発展させてビジネスを成功させたように、ビジネス書に書かれてある内容は、場合によっては「億の価値」がありますからね。

「億」の利益を生み出す情報をたった1500円程度で売っているのですから、「割安」と言っていい。


【セミナー受講者】:1冊の本が「億のビジネス」を生むのであれば、たしかにビジネス書はバリューが高いですね。


【D】:そう。けれど、僕がAmazonでビジネス書のバイヤーをはじめたころは、ビジネス書はマイナーだった。だからこそ僕は「勝機がある」と踏んだ。


【セミナー受講者】:そして実際、その通りになった、と。すごいですね!


著=土井 英司

カテゴリ:スキルUP
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「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン

「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン

作者: 土井 英司
出版社/メーカー: KADOKAWA
発売日: 2019-09-13
メディア: 単行本

【著者紹介】土井 英司(どい・えいじ)
エリエスブック・コンサルティング代表取締役。日経BP社を経て、Amazon.co.jp立ち上げに参画。数々のべストセラーを仕掛け、「アマゾンのカリスマバイヤー」と呼ばれる。同社のCompany Awardも受賞。独立後は数多くの著者プロデュースを手掛ける。

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