スキルUP

まだ誰も気づいてない価値を「割安」で買えばノーリスクで儲かる/人生の勝率の高め方(3)

仕事、お金、人間関係……すべては「ゲーム」であり、その「成功のツボ」には共通項がある! 人生の勝算を高める技術を『「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン』(土井英司著)よりご紹介します(第3回)。

※この記事は、語り手(Dさん)が開催した講座で、Dさんが受講者からの質問に答える形で進行します。

需要と供給を読み、割安なものを買うのが投資の極意

【セミナー受講者】:Dさんが投資をするとき、どんな選択基準で投資銘柄を決めているのですか?


【D】:投資に関しては、ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスはじめ、投資のカリスマたちが素晴らしい言葉を残していますので、僕のつたない経験に、カリスマたちのメッセージを加えて、お話ししたいと思います。

まず、僕自身が投資に興味を持ったのは、中学生のとき、宮川総一郎さんが描いた『マネー・ウォーズ』(クイン出版)というマンガを読んだのがきっかけでした。

この本はマンガでありながら、投資の基礎と、売買の技術を詳しく解説しており、これだけ読めばすぐに投資がはじめられるほどの内容でした。

実際には、このマンガをきっかけにいろいろと投資関連の本を読みはじめ、実際に株投資をはじめたのは、社会人1年目、最初のボーナスが出たときでした。
  

【セミナー受講者】:その時の結果は?


【D】:人生最初の投資は、50万円投資して10万円の負け。

相場が上がっているときに、「有名」というだけで割高な株を買ったのですが、今思い出しても負ける要素が満載の恥ずかしい投資でしたね(笑)。

その後は、日本株、中国株、為替で勝ち続け、金額こそたいしたことはありませんが、20代で資産を3倍にして、その一部を現在の会社の資本金としました。

「Amazon」時代の僕の仕事も、投資のようなものでしたね。

バイヤーの仕事は、自分の判断で「数百万円〜数千万円」を動かすことになります。注文のトータルを見れば、億は軽く超える金額。はっきり言って投資と同じです。

むしろ、相場が天井に至るまで付き合わなければいけない分、メンタル的には投資以上にタフな仕事でした(バイヤーは在庫を切らすわけにはいかない)。

たまに、個人投資家で「自分は天井を当てられる」といった発言をしている人がいますが、僕に言わせれば、それは「リスクを知らない人間」の言うことだと思います。

自分が売ったあとの株価なんて正直知ったこっちゃないし、現在の株価が10年先の価値を織り込んでいるなら、11年目を待たずに、さっさと売ったほうがいいに決まっています。

「理論値」を信じている人は、「現実の経営を知らないおめでたい人」というのが、バイヤーを経験した僕の率直な感想です。


【セミナー受講者】:バイヤーをやっていたとき、リスクを減らすために、どんな手を使っていたのですか?


【D】:僕が取り組んだのは、積極的に予約注文を取りに行くことでした。

なぜかというと、予約販売の場合、注文を取ってから現物を仕入れるため、在庫リスクが少なくなるからです。

となると、やることはただひとつ。

他の企業よりもいち早く新刊情報を手に入れて、予約販売を開始することです。

それともうひとつ重要なのは、その本が「初版の時点で何冊刷られるか」という供給情報を先に押さえること。もし、需要が著しく大きくて供給が不足しているなら、大量で注文してもリスクはかなり少なくなります。

需要と供給に関する情報をいち早く押さえ、できれば需要が大きく、供給が少ない商品を仕入れること。この考え方は、株や不動産投資に関しても適用することができます。


【セミナー受講者】:どうしてですか?


【D】:みなさんは、世界一の投資家、ウォーレン・バフェットの「通行料が取れる橋を買え」という言葉をご存じですか?


【セミナー受講者】:残念ながら聞いたことありません。


【D】:それでは詳しく説明すると、仮に本州にA町、本州からすぐの島にB町があり、2つの町を結ぶ橋があったとします。

住民がA町からB町に移動するとき、必ずこの橋を通らなければならないとすると、通行料を取れば、確実に儲かるわけです。

このように、需要が多くて供給はひとつしかないものを買えば、リスクなしに儲けることができる。バフェットはこのことを「橋」にたとえたのです。

ちなみにこうした企業は「消費者独占型企業」と呼ばれ、消費者からの圧倒的な支持を受けているブランド企業です。消費者独占型企業は不況にも強いですし、仮に不況で値下がりするようなら、「買い」の銘柄となります。


【セミナー受講者】:ということは、お客様から圧倒的支持を受けている企業が割安で放置されているときは狙い目ですね。


【D】:需要と供給を読み、その上で割安なものを買うことは、投資において重要なことなのです。

よく、データだけを見て現在価値や収益率から企業を判断する人がいますが、データをいくら見ても、「なぜ顧客に支持されているのか」、その根源的理由に目を向けなければ、ある日突然暴落、ということになりかねません。データはあくまで過去のものだからです。

僕はバイヤーとして、これから売れるものを読み、当ててきました。その経験から言えば、「まだ市場関係者が誰も気づいていない価値」にいち早く気づき、さっさと買い占める。これが投資の王道ではないかと思います。



著=土井 英司

カテゴリ:スキルUP
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「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン

「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン

作者: 土井 英司
出版社/メーカー: KADOKAWA
発売日: 2019-09-13
メディア: 単行本

【著者紹介】土井 英司(どい・えいじ)
エリエスブック・コンサルティング代表取締役。日経BP社を経て、Amazon.co.jp立ち上げに参画。数々のべストセラーを仕掛け、「アマゾンのカリスマバイヤー」と呼ばれる。同社のCompany Awardも受賞。独立後は数多くの著者プロデュースを手掛ける。

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