秘書の対応として、正解はどれ?/正しいビジネスマナー(1)

目上の人との正しい付き合い方を『出る順問題集 秘書検定2級に面白いほど受かる本』(佐藤一明著)で学びましょう!
次の質問に答えてください。
【Q】秘書A子の対応として、次の5つの中から適当なものを一つ選んでください。
1)上司の友人の訃報が新聞に出ていたので、出張中の上司と連絡がとれたときに報告できるように、通夜と告別式について調べておいた。
2)上司の指示で取引先に面会の変更を申し出るとき、こちらの希望は金曜日の午後1時だと伝えた。
3)経理部長が上司に話があると言ってやってきたので、「上司は取引先で面談をすませ、その後、個人的な知り合いと会ってそのまま帰宅する」と言って外出してしまったことを伝えた。
4)上司の外出中に、総務部長から「本日の午後3時に緊急の部長会議を開く」という連絡を受けたので、その理由と目的を尋ねた。
5)上司が何も言わないで外出しようとしたので、行き先と帰社時間を尋ねた。
答えはこの下
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
【A】1)上司の友人の訃報が新聞に出ていたので、出張中の上司と連絡がとれたときに報告できるように、通夜と告別式について調べておいた。
解説
上司の友人付き合いはプライベートなことですが、訃報などの冠婚葬祭にかかわることについては秘書業務の範囲に入ってきます。
2)こちらの都合で予定変更をお願いするので、まず、相手の都合を尋ねるのがマナーで、こちらの都合を押しつけてはいけません。
3)経理部長に対して、上司の個人的な付き合いのことまで伝えてしまうのは、秘書の言葉としては不適当です。
4)緊急会議は何らかの重大な案件や不測の事態が発生したために開かれるものであり、秘書がその理由や目的を尋ねてはいけません。
5)上司が何も言わないのは、言うほどのことではないか、あるいは内密に外出したいからです。秘書はこのことを推察すべきです。