メールの「お作法」、ちゃんと知ってる?/正しいビジネスマナー(4)

目上の人との正しい付き合い方を『出る順問題集 秘書検定2級に面白いほど受かる本』(佐藤一明著)で学びましょう!
次の質問に答えてください。
【Q】秘書A子の電子メールの取り扱いについて、次の5つの中から不適当と思われるものを一つ選んでください。
1)送りたいファイルが複数ある場合は、1通のメールに複数のファイルを添付してもよい。
2)社長からA子に「今夜、(A子の上司と)話がしたい。都合のよい時間を教えてもらいたい」というメールがあったので、「午後6時以降のことはわからないので直接聞いてほしい」と返信した。
3)上司の出席予定の会議の開催者から、都合のよい日時を教えてほしいというメールがあったので、A子は「上司は今日、外出していて連絡がつかない。明日出勤したら聞いて返事する」と返信した。
4)CCとは、本来のメールのあて先人以外にコピーを送っておきたい人がいる場合に使う機能であり、CC欄に記入した人のアドレスはすべての受信者のメールに表示されると理解した。
5)直接の関係者ではない人にCCでメールを送りすぎると、その人にとって重要ではないメールを何通も読ませることになるので、送信する相手(関係者の範囲)をよく考えてから送信する必要があると考えた。
答えはこの下
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【A】2)社長からA子に「今夜、(A子の上司と)話がしたい。都合のよい時間を教えてもらいたい」というメールがあったので、「午後6時以降のことはわからないので直接聞いてほしい」と返信した。
解説
2)が不適当です。「(上司に)直接聞いてほしい」と秘書が言うのは、「上司の補佐」という業務を遂行していないことになってしまうので、不適当です。
1)一度に送るほうが相手は整理しやすいです。
3)「今日中に連絡がつかないこと」と「明日には連絡できる」という2点を返信しておけば相手も安心してくれるので、適当な対応です。
4)5)ともに適当です。きちんと読んで理解しておきましょう。