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グレタも驚きの気温460度!? 温暖化進行で地球が金星化するかも/やべー宇宙の話(9)

宇宙科学の最新ネタが1冊に! フォロワー20万人超のツイッター・気になる宇宙氏(著)と、宇宙物理学者の榎戸輝揚氏(監修)による『読むだけで人生観が変わる 「やべー」宇宙の話』より、スケールが大きすぎて、気になってしょうがない宇宙科学の話をご紹介します(第9回)。

このまま地球の温暖化が進んだら……金星並の「気温460度」に!

温室効果ガスの排出や森林伐採によって、着々と温暖化が進行している地球。人工衛星の観測データによると、アマゾンでは1分ごとにサッカーコートの1.5倍の面積の森林が失われているといいます。

間違いなく我々も危機感を抱かなければならないほどの状況なのですが、事態は一向に変わる気配がありません。それでは、もしこのまま温暖化が進行すると地球はどうなってしまうのか、気にならないでしょうか。

このまま温暖化が進むと、地球は金星のような場所になってしまうと考えられています。金星は、太陽系第2惑星で地表気温が約460度とめちゃくちゃ暑い惑星です。過去にアメリカやソ連が探査機を投入しましたが、全て熱で壊れてしまっています。

金星がなぜそんなに暑いのか、それは金星の大気状況にあります。金星の大気の97%は二酸化炭素からなります。大気圧は約90気圧。また、金星の厚い雲は太陽光の80%を宇宙空間へと放出してしまうので、本来であれば金星の地表温度はマイナス46度であると推測されています。

しかし、大気中の膨大な二酸化炭素の温室効果の影響によって、ありえないほど気温が上がっているのです。太陽に一番近い水星でさえも、昼間で約400度と金星よりも低いため、いかに温室効果ガスの影響力が大きいかがわかると思います。

すなわち、冗談でもなんでもなく現在のまま地球温暖化が進行すると、地球もそのような灼熱の星と化してしまう可能性は十分あるのです。

初期の頃の金星の大気には多くの水蒸気が含まれており、地表に海ができるほどの涼しさであったともいわれています。もしかすると、太古の金星には今の地球のように生命が繁栄していたのかもしれません。そして、年月が経つ中で人間のような知的生命体が環境を荒らし、今の姿に変えてしまった可能性もありえます。

歴史は繰り返します。次に灼熱の地となるのは、やはり地球なのでしょうか。


気になるメモ

NASAは2023年に金星へ灼熱の大地でも稼働する探査機の打ち上げ計画を立てている。

金星の大きさは地球とほぼ同じで、直径が地球の0.95倍ほど。


著=気になる宇宙、監修者=榎戸 輝揚

カテゴリ:スキルUP

【著者紹介】気になる宇宙(きになるうちゅう)
フォロワー20万人超えのツイッター『気になる宇宙』(@kininaruutyu)で、宇宙をはじめとするサイエンスやテクノロジーの幅広い情報をつぶやく中の人。日々空を見上げながら、世界中で発信されるサイエンス情報の収集に勤しむ日々を送る。

【監修者紹介】榎戸 輝揚(えのと・てるあき)
宇宙物理学者。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了後、NASAゴダード宇宙飛行センターへ。超新星爆発の後に残される天体「中性子星」を、国際宇宙ステーションに設置したX線望遠鏡などで観測している。

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