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これぞ東大流! 本のタイトルや目次を読むだけでOKの読書術「本来の読書」とは?

これぞ東大流! 本のタイトルや目次を読むだけでOKの読書術「本来の読書」とは?

数ある膨大な本の中から、自分にとって読む価値のある本がすぐに分かる方法があったら…そんなことを考えたことはありませんか? 東大在学中に起業し、現在数多くのビジネスプロデュースを手掛ける保手濱彰人さんは、なんとタイトルと目次だけで「本来の読書」が可能と考え実践しているそう。その方法と、保手濱さんが考える「本来の読書」とは?

良書に出逢い、新しい知見を手に入れたいと思ってはいても、本は世の中にあふれており、どれが自分にとって読む価値があるかどうか、限られた時間で見極めるのはむずかしいものです。

そんなときに使えるのが、「本のタイトルや目次だけで内容を推測」する、という方法。

それを日常的に実践しているのが、保手濱彰人さん。

東京大学在学中、経産省支援のビジネスコンテストで優勝して起業。2005年に東大起業サークルTNKを設立したことで知られ、現在は、2014年に創業した株式会社ダブルエルでキャラクターアート事業やご当地グッズ事業などのビジネスプロデュースを数多く手掛けます。

株式会社ダブルエルの保手濱彰人さん
株式会社ダブルエルの保手濱彰人さん

保手濱さんは、本を選ぶときに本のタイトルや目次だけで内容を推測し、SNSを活用する、という。

そのノウハウや「本来の読書」について興味深い見解をお話ししてくれました。

「本来の読書」とは?

「本のタイトルや目次だけで内容を推測する」と聞くと、本当にタイトルや目次だけで正しい内容がわかるのかと不安になりませんか? しかし保手濱さんは、「本来の読書」の意義を踏まえると、その不安は持つ必要はないと話します。

「本来の読書」は内容を細かく読むかどうかではない

「『本来の読書』とは、本の情報をもとに自分なりに思索して価値あるナレッジに仕立て上げることであり、それは本の内容を細かく読んでいようが、そうでなかろうが変わりません。

自分なりにナレッジを作り上げた上で、気になった項目があれば、その部分だけ抽出して本の内容を細かく読めばいいのではないでしょうか。

例えば医学の教科書などの、精度の高さや知識自体が重要な領域の本であれば、もちろん話は別です。

しかしビジネス領域において役に立つ本であれば、読書の仕方としては、タイトルや目次から類推されるエッセンスをベースに考えることこそ、本質だと思います。

なぜなら、この変化の激しい時代には、不確実な未来を自分なりに予測して、自分なりに戦略を立てていくべきであるからです」

エッセンスはタイトルや目次に詰まっている

「思索のベースとなるエッセンスは、だいたい1文や2文で表すことが可能です。

つまり本のエッセンスは、タイトルや目次に詰まっていることが多く、その他の大部分は、ページ数・スペースを埋めるための無用なコンテンツであることも多いのです」

「つまり、読書において重要なのは、いかに自分で考えて、いかに自分なりの正解を出すか、という思考プロセスです。

本はあくまで思索のベースとなる伝達ツールであり、タイトルや目次、本文の内容などをベースに自分に役立つナレッジに昇華することで、ようやく価値ある情報になります。

もしタイトルや目次で得られるエッセンスが、もし本の内容と乖離したものであるとしても、自分なりの理解のもとに自分なりに昇華したプロセスや結論は、本に書かれている内容よりも、はるかに高い価値を持ちます。

重要なのは、自分がそのタイトルや目次から、いかに思考するかという思考プロセス、そして自分で出した結論。

そして、その一連の行動こそが“本来の読書”ではないかと考えます」

本のタイトルや目次だけを見てエッセンスを抽出する方法

本のタイトルや目次だけを見て、内容を推測する具体的な方法を保手濱さんは次のように話します。

「まず、そのタイトルや目次が、浅はかなキャッチコピーなのか、深い本質を突いているかどうかを見極めることが肝要です。

本は、まず手に取ってもらうことや、キャッチーにして売れることを優先している場合も多いです。

しかし本来の読書を行うに際して浅薄な表現に右往左往しても、役に立つ内容は推察できないので、まずは浅はかな内容は切り捨てることがポイントです。

タイトルや目次を見て、『これは深い本質を突いている!』と感じたなら、次は映画や漫画のストーリーのようなものを想像してみましょう。

優れた本であれば、目次はストーリーを表しており、映画のCMを見るかのごとくその内容を推測できるはずです。

ハリウッド映画のCMを30秒でも見れば、何となく内容を想像できてしまうように、舞台、人物、事件…といくつか素材が与えられるだけで、だいたいのストーリーは想像できてしまいませんか?

ストーリーが想像できたら、その“妄想”に浸りましょう。

ストーリーが仮説だとしても、その妄想に浸ることで、精度の高いエッセンスを吸収することができ、本来の読書が可能になります」

本のタイトルや目次からストーリーを想像し、妄想に浸ることで、自分に役立つエッセンスを抽出して吸収すること。

それこそが、保手濱さんの考える「本来の読書」です。

保手濱さんは、本のタイトルや目次だけで思索を行った後、SNSを活用してさらに読書を深めているといいます。

SNS活用術については次の記事で詳しく紹介します。


文=一ノ瀬 聡子

カテゴリ:スキルUP

【プロフィール】保手濱 彰人(ほてはま・あきひと)
2002年、駒場東邦高校を卒業後、東京大学理科I類に入学。2005年、東大起業サークルTNKを設立。経産省支援のビジネスコンテストで優勝し、在学中に起業した。学習塾事業やソーシャルゲーム事業など、数多くのビジネスプロデュースを行い、2014年に株式会社ダブルエル創業。TNKからは、100億円以上でポラリスキャピタルにバイアウトされたBAKE創業者の長沼慎太郎など、数多くの若手起業家が輩出されている。生粋のマンガオタク。

株式会社ダブルエル
■Facebook:保手濱 彰人

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