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辛い労働時間を喜びに! 仕事にパッションを感じるメリット/パッションの見つけ方(1)

「パッション」さえあれば、あなたの人生は一変する。全米・日本各地で講演活動をするライフコーチ、ボーク重子氏著『「パッション」の見つけ方 「人生100年ずっと幸せ」の最強ルール』より、「パッション」の見つけ方をご紹介します(第1回)。

仕事にパッションは必要か

先日、会社勤めをする若い女性に、こんな質問をされました。

「私も、重子さんのようにパッションを感じる仕事をすれば、どんなに忙しくても大変だとか嫌だと思わなくなるのでしょうか?」

私は今までアート業界に20年近く身を置いた後、ライフコーチに転業しました。

アート業界では、本当に大変なことばかりでした。

アートの世界というのは、ニコニコした笑顔の裏で嫉妬の炎を燃やし、お互いの足を引っ張り合うような激しい競争の世界です。その中で、私は特別なコネも出身大学の派閥も持たない「ぽっと出」の新参者扱いで、辛い目にあうことも少なくありませんでした。

また、ギャラリーオーナーの仕事には長時間労働や出張もたびたびありますし、自分で立ち上げたビジネスですから、誰かが代わってくれるわけではありません。まさに目の回るような大変な毎日でした。

でも、私は一度として、朝起きるのが億劫になることはありませんでした。次から次へとやってくる難問の数々をどうやっつけようかと考えると勇気が湧き、小さなギャラリーの扉を開けるたびに、大きな誇りを感じました。

作品が売れれば、銀行口座の数字が増えていきます。自分の「やりたい」や「好き」という思いを行動に移して結果を出せるということに、私は最高の喜びを感じていました。

失敗も成功もすべて自分に責任が降りかかってきますから、行動の一つひとつに意味が出てきます。もし、私にとってギャラリーの仕事が単なる時給を稼ぐための労働だとしたら、美術館ではたきかけを命じられた瞬間に辞めたくなったことでしょう。

ですから、「仕事にパッションは必要?」と問われれば、私はこう答えます。

「パッションがあれば、辛くつまらない労働ではなく、働くことが楽しい喜びの時間に変わる」

私たちは人生の大半を働いて過ごしますが、その人生を長く辛くつまらないと感じるか、生きがいや喜びを感じるかは、その働く時間の使い方にあると私は思っています。

つまり、「その人の働き方=その人の生き方」とも言えるかもしれません。

好きでもないことを長時間やらされる人生もあれば、好きなことに全身全霊で打ち込める人生もあります。あなたはどんな働き方、生き方を求めているでしょうか?

これからの人生100年時代を迎えるにあたって、私たちはこれまでよりもずっと長い時間、働くことになります。長く生きるのですから、その分、稼がないといけませんし、仕事をする時間もそれだけ延びていきます。

働くことが「長く辛く、つまらない労働時間」となるか、「楽しい喜びの時間」となるか。それを左右するのが、パッションだと思うのです。

仕事にパッションを感じられれば、以下のように、たくさんのいいことがあります。

●朝、目を覚ますのが楽しみになる

仕事にパッションがあれば、毎日が活気にあふれ、朝、目を覚ますのが楽しみになります。反対にパッションがなければ、朝は気分の重さとともに始まり、判で押したようにマンネリな毎日を送ることになるでしょう。「今日も仕事に行かなければ……」と義務感を感じる朝ほど、辛いことはありません。

●仕事で究極の集中力、フロー状態を経験できる

心から好きなことに没頭しているときは、集中力が高まって創造性や生産性を発揮しやすくなり、大きな満足感や自己肯定感の高まりを経験すると言われています。そんなとき、さまざまなアイデアも湧き出てくるでしょう。

●「次は何をしよう」というやる気が湧いてくる

嫌な仕事をしているときは「どうしたら、この仕事をやらずに済むか」としか考えられませんが、パッションがある仕事は、誰かに言われなくても自分からやるようになります。

●まるで遊んでいるような楽しい気分を味わえる

パッションがあれば、仕事は長く辛くつまらない労働ではなく、楽しい時間となります。「働かされている」「時間を取られている」という感覚がないため、たとえ長時間労働をしなければならないときも気になりません。

●努力や失敗が成功の過程になる

好きなことをやっているときの努力は「努力」とは感じず、失敗は「失敗」と感じません。心がポジティブになっているから、批判や自分のまちがいも受け入れることができ、すべてが成功への過程だと思えるのです。前向きに取り組み、工夫しようとするため、上達も早くなります。

●やり抜く力を発揮できる

好きなことをやっているときは、多少のことでは諦めずに物事を達成しようとする、やり抜く力が出てきます。

●達成感を感じることができる

人に言われたものではなく、自分が好きなことで、自分が決めたゴールに到達したときの達成感に勝るものはないでしょう。


このように、仕事にパッションを感じられるとたくさんのメリットがあります。

人生の大半の時間を、自分が心から好きなことと全力で向き合って実現していけるのですから、とても素晴らしい状態と言えます。


著=ボーク 重子

カテゴリ:スキルUP
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「パッション」の見つけ方: 「人生100年ずっと幸せ」の最強ルール

「パッション」の見つけ方: 「人生100年ずっと幸せ」の最強ルール

作者: ボーク 重子
出版社/メーカー: 小学館
発売日: 2019-11-01
メディア: 単行本

【著者紹介】ボーク 重子(ぼーく・しげこ)
作家、ICF会員ライフコーチ。子育てと並行して自身のキャリアも積み上げ、2006年、ワシントニアン誌上で「ワシントンの美しい25人」のひとりとして紹介される。現在は全米・日本各地で、子育て・キャリア構築・ワークライフバランスについて講演会やワークショップを展開中。

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