スキルUP

時にはサラリーマンから「逃げた」方が活躍できることもある/俵谷龍佑

世の中には様々な働き方があり、時には会社勤めという働き方から「逃げた」方がうまくいくこともあります。今回はブロガーの俵谷龍佑さんが体験を元に語ります。

こんにちは。フリーランスでWebライターをしている俵谷龍佑です。

私は会社員時代、ADD(注意欠陥障害)の影響で上手く組織に順応することができず、入社半年で社内失業してしまいました。

しかし、サラリーマンという立場から「逃げて」フリーランスになったことで、結果的にですが状況を好転させることができました。

世の中には様々な働き方があり、時にはサラリーマンという働き方から「逃げた」ほうがうまくいくこともあります。

今回は、実際の私のエピソードを交えながら、このテーマについて書いていきたいと思います。

人が当たり前にできることが、自分にとっての「苦手分野」だった

私は、ADD(注意欠陥障害)という障害を抱えています。

ADDとは、発達障害の一つで、「忘れ物をする」「計画が立てられない」「整理整頓が出来ない」といったものが主だった症状として挙げられます。

健常の人でも睡眠不足や疲れで起こりうる症状のため、ADDという障害によって起こっていると自覚しにくいのが特徴です。

かくいう私も、上に書いたような症状がよく起こります。特に顕著に表れるのは、「チェック作業」です。前職では、エクセルデータの正誤確認という業務があったのですが、間違いを見落とすことがよくあり、確認漏れをしないようにチェックリストを作成しましたが、それでもミスをするという繰り返しでした。

他にも、社内の人と関係を構築するのも苦手です。一度怒られたり、トラブルが発生したりすると、色々と気を遣うようになり、その人とのコミュニケーションが上手くとれなくなります。

信用を失い、担当の仕事も外され、わずか入社半年で社内失業状態になってしまった私は、自信を失って気分が滅入るようになりました。

徐々に、会社も遅刻が増え、休みがちに。

会社に早く出社して、業務に関する知識をインプットする、ミスしないようにする方法を試すなど、自分なりに工夫しましたが、全く改善できませんでした。

こんな状況が続いていたからか、勤務中に気絶するくらいひどい眠気に何度も襲われるようになり、ばれないようにトイレに行って仮眠をとるなど、追い詰められていました。

働き方を変えたことで、状況が好転した

自分の弱みを克服して、社内での信頼を取り戻していくか、それとも転職 or 独立するか。

私は、薄々組織で働くことに向いていないと気づいていたので、思い切って独立しました。

ちなみに、この時準備万全だったわけではありません。貯金もなく人脈もなく、副業で大きな仕事を得ていたわけでもありませんでした。

しかし、働き方を変えたことにより、私の状況は好転し始めました。

正確には「自分の弱みが出にくい状況」になり、強みを伸ばすチャンスが増えたのです。

自分が苦手だと感じていた、

・部下や上司とのコミュニケーション(意図を汲む)
・確認作業
・決まったデスクで作業を行なう
・電話をとる

といった組織特有の業務・作業をする必要がなくなり、自分の弱みと向き合うことが減りました。それだけではなく、自己肯定感が大きく高まりました。

時間ができ、自分の強みを伸ばす時間も増えました。

そして、徐々に本来の自信を取り戻し、色々なことにチャレンジできるようになりました。

逃げることは悪くない。立派な行動である

「逃げることは悪いこと」というイメージが強いです。

しかし、「逃げる」ことは立派な行動で、行動力のある人にしかできません。

時には自信喪失して疲弊しきった自分を蘇らせることができ、時にはキャリアアップのきっかけも作ってくれます。

私はサラリーマンから逃げたからこそ、最悪の状況から脱出することができました。「自分の弱みが出にくい状況」に身を置けたのが非常に良かったと思います。

もちろん、「逃げ」とは、私のように無計画にサラリーマンを辞めて独立する方法だけが方法ではありません。ここで言いたいのは、「サラリーマン」での評価がすべてではないということ。

ダメだと思ったら「逃げて」みるのもアリです。

あなたがもし、会社で上手くいかないなと思う時は、本日のコラムをちょっと思い出してみてください。


俵谷 龍佑

カテゴリ:スキルUP

【著者紹介】俵谷 龍佑(たわらや・りゅうすけ)
Webライター、ブロガー、音楽イベンター、ボーカリストなど様々な顔を持つ。「遊びが仕事に。仕事を遊びに。」を信念に、1箇所に囚われず、地方都市や様々な場所で仕事をする神出鬼没なノマドワーカー。働き方、自身のADD(注意欠陥障害)改善の記録、仕事効率化、ITをテーマとしたブログ「おれじなる」を運営。

★ビジネスに役立つヒントが満載「スキルUP」記事一覧はこちら

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