スキルUP

「量をこなす」だけじゃダメ! 文章力を上げる最善の方法/俵谷龍佑

文章を書く仕事をはじめたばかりの人は誰しも「量をこなして上達しなければ」と考えがちです。しかし、それは危険。今回はライターの俵谷龍佑さんが、量をこなすよりも大切な上達のコツを伝授します。

読者のみなさま、こんにちは。フリーランスでライターをしている俵谷龍佑(たわらやりゅうすけ)と申します。

僕自身、フリーランスとして独立したての時は、スキルアップしないといけないという焦りから、仕事を大量に受けてひたすら量をこなしていました。

よく言われるように「量をこなせばうまくなる」と信じてのことでした。

しかし、量をこなしていく中で次第に疲弊し「このままではスキルは身につかない」と気が付きました。

今回は、ライティングスキルの習得で、「量」をこなすよりも大切なことについて、僕の経験からお伝えします。

10万文字書いて得たものは「慣れ」

しかし、未だに「量をこなせばスキルが習得できる」と考えてしまうという人も多いと思います。

まさに僕もその一人でした。

まだ駆け出しで右も左も分からないライター1年目の時は、ベンチャー企業でライターのアルバイトをしながら、その他の空いた時間で個人でライターの仕事を受けていました。

とにかく量をこなしてスキルを習得しよう、そう思いながら1ヶ月で書いた文字数は、ゆうに10万文字を超えていました。

しかし、10万文字を書いても期待通りのスキルは身につきませんでした。なぜなら、ただこなすことに精一杯で、「インプット」の時間も「振り返り」の時間もとれていなかったからです。

もちろん、大量にこなすことで学んだこともありました。一つは「慣れ」です。書くことで慣れる、これは大きいと思います。

もう一つ言うならば、「自分の限界を知れた」ことです。どこまで自分が書くことができるか、これは自分のキャパシティを知るのに非常に重要です。

しかし、大量に仕事をこなすだけが、ライティング技術を向上させる方法ではありません。「インプット」の時間も「振り返り」の時間もとれていないと、ライターとして上達しないことが後々になってわかったのです。

僕自身、経験ゼロからライターになったこともあり、いち早くライティング技術を向上させるためにどうすればよいか? 悩みながら、色々な方法を実践しました。

さて、ここからは、僕がこれまで実践してきた、ライティング技術を向上させるポイントを、「インプット」と「振り返り」という観点を大事にしながら紹介したいと思います。

ライティング技術を向上させるためのコツ

【「ギリギリ少し上」のレベルの仕事をもらうことを意識する】

スキルアップに大切なのは環境です。いかに、「自分を追い込む試練」を自分で設定できるかです。これを簡単に設定できるのは、「ギリギリ少し上」のレベルの仕事をもらうことです。ギリギリ少し上のレベルの仕事をこなすことで、実績も大きくなり、スキルの成長スピードも格段に上がります。


【予実管理で問題点を分析する】

予実管理とは、予定時間を設定し、それに対し実働時間がどれだけかかったかを分析・管理することです。僕は、1記事単位でどれだけ時間がかかっているかを記録しています。これをすることで、得意不得意の記事ジャンル、記事の種類(取材なのかコラムなのか)、プロセス(構成案作成、記事執筆、WordPress入稿等)のどこに時間がかかっているかを可視化することができます。


【有名なブロガーやライターの文体を真似てみる】

有名なブロガーや人気のライターは、人の感情を動かすライティングができています。成功例も見ずに書いても、ライティングスキルは向上しません。自分が面白いなと思った人のブログを読み漁り、実際に自分のブログなどで文体を真似て書いてみましょう。


【自分の仕事を他のライターに発注してみる】

他のライターさんに発注することで、クライアントが普段どんなことを考えているのか(いつ提出するとありがたいか、どんな気遣いがあると嬉しいかなど)を把握することができます。これはライターに限らず全ての仕事に共通することだと思いますが、受注、発注側の両方の視点を持つことが大切です。


【「客観的に」自分が書いた記事を読む】

ライティングのスキルアップで重要なことは、自分の間違っている部分、足りない部分に自ら気づくことです。気づけないということはなく、ほとんどの場合は自分が書いた記事を読み返していないだけです。ただ読むのではなく、ユーザーになった気持ちで記事を読みましょう。「読み進めるとここでつっかえるな」「ここ意味が伝わりにくい」など、課題が見つかるはずです。


インプットによって丁寧にこなすことを大事に


駆け出しの頃は、実績を増やすという意味では量を意識してどんどん仕事をこなすことは重要です。

しかし、スキルアップという意味では、有名なブロガーやライターの記事をインプットし、仕事を丁寧にこなす。そして、書いたものを振り返る。こうした日々のチェックのほうが大切です。

以上、僕がこれまで実践してきた、ライティング技術を向上させるポイントを紹介しました。ライティングをこれから上達させたいと考えている方は、ぜひ本日のポイントを参考にしてみてください。


俵谷 龍佑

カテゴリ:スキルUP

【著者紹介】俵谷 龍佑(たわらや・りゅうすけ)
Webライター、ブロガー、音楽イベンター、ボーカリストなど様々な顔を持つ。「遊びが仕事に。仕事を遊びに。」を信念に、1箇所に囚われず、地方都市や様々な場所で仕事をする神出鬼没なノマドワーカー。働き方、自身のADD(注意欠陥障害)改善の記録、仕事効率化、ITをテーマとしたブログ「おれじなる」を運営。

★ビジネスに役立つヒントが満載「スキルUP」記事一覧はこちら

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