「最高の結果を出す人」は、どうやって本を読んでいるのか? 各ジャンルで圧倒的な実績を上げる秘密は「読書術」にあった。『偏差値95、京大首席合格者が教える「京大読書術」 仕事にも勉強にも必須な「理解力」と「連想力」が劇的に身につく』(粂原圭太郎著)から、「本の使い倒し方」をご紹介します(第1回)。

読書の感想をブログに書き要旨を摑む

あなたはブログやSNSをやっていますか?

実は、このツールは本の理解力を高めるためには非常に役に立つものです。

もし、今はやっていないけど、はじめようかなと悩んでいる人は、本の理解力を深めるためにはじめてもいいかもしれません。


まず本を読んだら、ブログやSNSなどの投稿サイトへその内容や感想文的なことを書くことをお勧めします。

アウトプットすることで、その本の内容をただの情報から知識に変えることができるのです。また文章力のアップにもつながります。


ビジネスシーンでは、企画書や返信メールなど何かと文章を書く機会が多いと思います。

文章力を必要としているのは、作文を書く子供や受験を控えた生徒ではなく、むしろビジネスパーソンです。

また、文章力アップや単にうまい言葉選びができるということに加え、要旨をわかりやすく説明するという重要なスキルが身につきます。


あなたが作家であれば、秀逸な表現が求められるでしょう。しかしビジネスパーソンであれば、そんな表現よりもむしろ、相手にわかりやすく要点をまとめ、簡潔に伝えることの方が重要です。

この能力を日常生活の中で身につけようと思えば、読書感想文を書くのが手っ取り早いです。しかし、社会人になって読書感想文を発表する場などありません。

そこで活用できるのが、ブログやSNSということです。


僕は現在、メルマガを書いていますが、小学生から中学生までは、本を読んだら読書感想文を書くという習慣がありました。そのおかげで、文章力や要旨を摑つかむ能力が鍛えられたのです。

夏休みや冬休みなどの長期休暇の最終日になって、慌てて宿題をしたことがあるのではないでしょうか。

このような休みには、ほぼ必ず読書感想文が宿題として出ていました。

僕は、小学校1年生から6年生まで全部の読書感想文コンクールで学校代表になることができたのですが、それは普段から読書感想文の練習をしていたからです。

その方法はちょっと変わっているかもしれません。

まず僕が本を読んで、ざっくりした読書感想文を書きます。その文章を母が手直しするのです。もちろんこれをそのまま提出するわけではありません。その手直しされたものを一度、紙に写します。

これを基礎として、僕がまた自分の書きたいように書き直すという3ステップくらいで練習をしていました。


これだけ徹底的にやっていたので、小学校の長期休みに書いた読書感想文を今でも覚えています。小学校1年生の頃は、『オタマジャクシの尾はどこへきえた』を題材に書きました。特に記憶に残っているものとしては、野口英世の伝記と、『子ぎつねヘレン』という狐の話です。他には『五体不満足』の感想文を書いたのもよく覚えています。

このようにアウトプットしたことによって、記憶がしっかり定着しているのです。

また、文章の要旨を摑み、それを表現する力も養われたと思います。

このようにしていけば、1冊の本を読むだけで、記憶力、要点を掴む力、表現力まで養ってくれるのです。


情報は、ただ単に思ったまま書き出せば相手に伝わる、というものではありません。

何を伝えたいのか、どんな思いを表現したいのかを、自分の中で明確にすることが重要です。

またそれを表現するには、たとえば200ページある本の要旨を瞬時に摑み、まとめなければなりません。

子供の頃から訓練していれば、アウトプットする場が多いため、比較的容易にマスターできたかもしれません。しかし大人になってからでは、アウトプットする場が少なく、簡単ではないでしょう。

アウトプットの場としてブログやフェイスブック、ツイッターなどのSNSを利用することをお勧めします。

多くの人は、ビジネスや趣味においての人脈づくりのためにSNSを利用するでしょう。

しかし、SNSは本の理解力を高めるためにも活用できるのです。

特にツイッターに関しては、日本語で140文字という制限の中で要旨を伝えなくてはいけないので、まとめる力が非常に重要になります。

もちろんブログやフェイスブックだからといって、だらだらと長文を書いたのでは、誰も読んでくれません。

しっかりとポイントをまとめ、ちょっとユーモアを交えることができれば最高でしょう。

どんなことでも、一朝一夕にはいきません。

はじめからうまくいくことは稀です。うまくまとめることができなくても、コツコツと書いていくことで、徐々に要旨をうまく伝えることができるようになります。


また、ブログやフェイスブック、ツイッターに投稿するために、読書をしようという気になれば、読書量が増えます。

これにより知識が増え、表現のためのボキャブラリーや言い回しも増える。

文章が面白くなっていけば、フォロワーも増えるなど、あらゆる面でプラスになると思います。

騙されたと思って、一度チャレンジしてみてください。



粂原 圭太郎

カテゴリ:スキルUP

【著者紹介】粂原 圭太郎(くめはら・けいたろう)
1991年群馬県生まれ。2010年、京都大学経済学部経済経営学科入学。京都大学大学院法学研究科卒業。中学時代より「勉強法」「記憶術」などに興味を持ち、1,000冊以上の関連書籍を読む。高校時代に最高偏差値95を出す。その後、京大に現役でトップ合格。大学在学中に「勉強革命.com」を運営し、やる気が出る勉強法を受験生に伝え好評を得る。現在はオンライン学習指導塾「粂原学園」で、小学生から高校生まで全国各地の受験生を指導している。2014年、2015年連続で日本テレビ系『頭脳王』に出演しファイナリストに。また小学生の頃より「競技かるた」を始め、現在、準名人。著書に『京大首席合格者が教える「やる気」と「集中力」が出る勉強法』(二見書房)、『頭の中を無限ループする“あの曲”を一瞬で消し去るすごい集中法 』(飛鳥新社)など多数。

【書籍紹介】『偏差値95、京大首席合格者が教える「京大読書術」 仕事にも勉強にも必須な「理解力」と「連想力」が劇的に身につく』(KADOKAWA)
天才が日々実践する読書の常識を超えた「超・読書術」をついに体系化! 偏差値95、京大首席合格、クイズチャンピオン、起業家……各ジャンルで圧倒的な実績を上げる著者の秘密は「読書術」にこそあった。毎年1,000冊を越える読書家が教える「本の使い倒し方」を一挙紹介!

あなたへのオススメ記事

  • 読書をする上で重要なことは、イメージをすること/京大読書術②
  • 本の表紙を見ただけで、内容を思い出せるようにする/京大読書術③
  • 知らない分野を学習する方法/京大読書術④
  • 速読とネットサーフィンは似たもの同士/京大読書術⑤
  • NEW
    喪服が黒なのはなぜ? 日本文化を深掘りするクイズ

    喪服が黒なのはなぜ? 日本文化を深掘りするクイズ

  • 観戦がもっと楽しくなる!? スポーツの英語雑学クイズ

    観戦がもっと楽しくなる!? スポーツの英語雑学クイズ

  • 分析力&思考力アップ! 解くだけで頭がよくなるパズル

    分析力&思考力アップ! 解くだけで頭がよくなるパズル

  • 知れば一気に親近感がわく! 歴史人物の「ウラの顔」クイズ

    知れば一気に親近感がわく! 歴史人物の「ウラの顔」クイズ

  • 意外なウラ話にびっくり! スポーツがますます面白くなるクイズ

    意外なウラ話にびっくり! スポーツがますます面白くなるクイズ

  • コレならOK? コレだと失礼? 上司&取引先とのビジネスマナー

    コレならOK? コレだと失礼? 上司&取引先とのビジネスマナー

スキルUPの人気記事ランキング

  • バスケの背番号が「4」から始まるのはなぜ?/スポーツがますます面白くなるクイズ(9)

  • 元・手取り13万のOLが教える年収3000万円の男性と付き合う方法/ゆっきー

  • 実はクロールより速い泳法もあるのに「自由形」の主流がクロールな訳/毎日雑学

  • もはや戦闘不能! モテ男の雑な扱いに揺れる情緒/ほむら先生はたぶんモテない(6)

  • 大量の自尊心にまみれた「若い」女の目印は、小さくて可愛い財布/喜ぶと思うなよ(2)

{ カテゴリ別ランキングを見る }

資格・スクール情報

  • 中小企業診断士とは? 試験&仕事内容を解説

    中小企業診断士の仕事内容は? 養成課程って何? 中小企業診断士について知っておきたいことを詳しく解説します。

    中小企業診断士とは? 試験&仕事内容を解説
  • 行政書士とは? 試験&仕事内容を詳しく解説

    行政書士って何? どんな仕事をするの? 試験の難易度は? 行政書士に関する素朴な疑問を解決します。

    行政書士とは? 試験&仕事内容を詳しく解説
ページトップに戻る