「最高の結果を出す人」は、どうやって本を読んでいるのか? 各ジャンルで圧倒的な実績を上げる秘密は「読書術」にあった。『偏差値95、京大首席合格者が教える「京大読書術」 仕事にも勉強にも必須な「理解力」と「連想力」が劇的に身につく』(粂原圭太郎著)から、「本の使い倒し方」をご紹介します(第4回)。

苦手な分野を習得する方法

これまで触れたことのない難しい分野や、挑戦してみて苦手な分野の学習をしなさいと言われたら、あなたはどうしますか。


僕は、はじめに「ウィキペディア」を使います。

「ウィキペディア」は、共同作業型のソフトウェアを利用し、誰でも自由に記事を投稿・編集できるサイトですので、まだまだ信憑性にかける部分があるのは否めません。

しかし知らない分野を学習するとき、大筋を手軽に知るには非常に使い勝手のいいツールです。

たとえば、「ウィキペディア」で僕の名前を検索してみると、すぐに次のように出ます(2019年1月現在)。

「粂原圭太郎(くめはら けいたろう、1991年6月13日-)は日本の実業家、作家、教育家、競技かるた選手。群馬県安中市出身。群馬県立中央中等教育学校卒業後、現役で京都大学経済学部へ進学。2015年卒業。大学在学中の2014年に日本テレビ系列『最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王』に出演。以降3年連続で出演。

2016年に株式会社iMotivationsを設立。粂原学園代表として教育業を営む傍ら、企業のコンサルティングなども務める」


多少メディアに出ることはありますが、タレントでも有名人でもない僕のプロフィールですらすぐに出てきます。このようにいろいろな人の情報だけでなく、歴史、エンターテインメント、スポーツなど、いろんな情報が掲載されています。こんな便利なツールは他にないでしょう。

ですので、知らないことはまず「ウィキペディア」で調べてみるのです。


また、「ウィキペディア」の良いところは、関連情報へのアクセスのしやすさです。わからない単語でも、リンクが貼ってあることが多く、すぐその情報にアクセスすることができます。


「ウィキペディア」で調べてもわからないところは、手っ取り早いのは、その分野に精通している人から説明してもらうことです。

しかし、そんな都合のいい人が常にそばにいるとも限りません。

そんな場合、僕は「ウィキペディア」で読んだあと、その分野を面白く書いている入門書や漫画などを読みます。

小学生でもわかるようなものがあれば、必ずそれを読みます。

大学生や社会人になっても、まずはわかりやすいものから読むべきなのは変わりません。

ここで「大学生だから、小学生が読むような漫画が読めるか!」などという変なプライドは無用です。わからないことを素早く理解できるなら、つまらないプライドなど捨ててください。


最近、人気のあるビジネス書はよく漫画(コミック版)になっています。

さきほど紹介した『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』やベストセラー『7つの習慣』『伝え方が9割』など人気のある書籍は、漫画化されているのです。

だから文字が苦手であれば、まずは漫画から入るのもいいでしょう。


僕は塾を経営していますが、生徒の中にも変なプライドを持っている人は少なくありません。

僕は英語の基礎ができていない生徒には、高校生だから高校の英語の勉強をするのではなくて、中学英語から勉強させます。なぜならば、学習は積み重ねだからです。高校3年の受験生であっても、中学生の英語がわかっていなければ、そこから学習しなければならないのです。

しかし、「高校生なのに中学の基礎を勉強するのは恥ずかしい」と思う生徒が結構いるのです。

自分の苦手な分野を学習するのだから、見栄など張っている場合ではありません。入りやすいところから入る、これが鉄則です。

そうしなければ理解することはできません。その方がよほど問題です。

これは社会人も同じ。新たな分野や非常に習得が難しい分野を学習するには、簡単なところから入るのがいいのです。


僕は自分の知らない分野を学ぶとき、あえて小中学生向けの本から読みはじめます。なぜなら、それらは大変わかりやすく書かれているからです。

それにより、自分の理解が進んでいけば、より難しい本を理解することができるようになります。学習する時間も、より短縮できるでしょう。

「急がば回れ」です。


それでは、難しい分野を習得するためのステップをまとめておきましょう。


ステップ1は、「ウィキペディア」で調べます。

その中でわからない言葉が出てきても、ウィキペディアの中でさらに検索ができるので非常に便利です。


ステップ2は、できるだけ簡単な本を読みます。

小学生、中学生でもわかるようなもの、それが漫画でも構いません。恥ずかしがらずにそれを選びましょう。


ステップ3は、簡単なビジネス書を読みます。

これは専門書ではなく、一般向けに書かれたものです。「ステップ2」までに最低限の基礎知識はついているはずですので、読めると思います。それでも半分以上意味がわからないようであれば、その本のレベルがまだあなたには高いということです。もう少し簡単に書いてある本を選択し直しましょう。


これで基礎知識はついたはずです。ここまでくれば、もう苦手な分野ではなくなっているでしょう。

しかし、それでも自分にとって難解な分野であれば、「ステップ2」で2冊、「ステップ3」で4、5冊、理解するまで読んでいきます。


僕は以前、哲学系のある分野や精神分析学などに手こずり、一つの分野で10冊くらい読みました。

それでも理解するのは難しく、今もいろいろ読んでいます。

やはり、難解なものを理解させてくれるのは本だなと思います。

もちろん有識者が近くにいれば、ここまでの努力をする必要もなく、さまざまな情報を得ることができるでしょう。

粂原 圭太郎

カテゴリ:スキルUP
【著者紹介】粂原 圭太郎(くめはら・けいたろう)
1991年群馬県生まれ。2010年、京都大学経済学部経済経営学科入学。京都大学大学院法学研究科卒業。中学時代より「勉強法」「記憶術」などに興味を持ち、1,000冊以上の関連書籍を読む。高校時代に最高偏差値95を出す。その後、京大に現役でトップ合格。大学在学中に「勉強革命.com」を運営し、やる気が出る勉強法を受験生に伝え好評を得る。現在はオンライン学習指導塾「粂原学園」で、小学生から高校生まで全国各地の受験生を指導している。2014年、2015年連続で日本テレビ系『頭脳王』に出演しファイナリストに。また小学生の頃より「競技かるた」を始め、現在、準名人。著書に『京大首席合格者が教える「やる気」と「集中力」が出る勉強法』(二見書房)、『頭の中を無限ループする“あの曲”を一瞬で消し去るすごい集中法 』(飛鳥新社)など多数。

【書籍紹介】『偏差値95、京大首席合格者が教える「京大読書術」 仕事にも勉強にも必須な「理解力」と「連想力」が劇的に身につく』(KADOKAWA)
天才が日々実践する読書の常識を超えた「超・読書術」をついに体系化! 偏差値95、京大首席合格、クイズチャンピオン、起業家……各ジャンルで圧倒的な実績を上げる著者の秘密は「読書術」にこそあった。毎年1,000冊を越える読書家が教える「本の使い倒し方」を一挙紹介!

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