スキルUP

部下の「やりたくない」を「やりたい」に変える方法/すごいチーム⑯

「最強のチーム」を作れば、年収1億円だって夢じゃない!? 信頼関係を構築し、結果を残せるチームをつくるには何が必要なのか? そのコツとノウハウ、チームリーダーに必要な心構えを『いつの間にか稼いでくれるすごいチーム』(金川顕教著)からご紹介します(最終回)。

「やりたくない」を「やりたい」に変える方法

判断で最も重要なのはスピードです。何を選択するかではありません。ただし、同じ速度で判断するなら、次に大事になるのが、何を選ぶかです。

ですから、リーダーには判断の基準が必要になります。その判断基準を普段から意識して、基準に沿って瞬時に決断するのです。

その軸は2つあります。

まず1つの軸は「やりたいか/やりたくないか」です。

たとえば新しい可能性のある仕事に出会ったとき、やるかやらないかで迷ったら、「やりたいか」「やりたくないか」を考えます。

そして、チームの成果を上げるためにそれをやりたいと思えるなら、「やる」で決まりです。そうでなければ「やらない」です。

もう1つの軸は「やるべきか/やるべきでないか」です。

まず、やりたくて、やるべき仕事。これをやらない理由はありません。それから、やりたくなくて、やるべきでない仕事。これをやる理由はありません。やりたいけれど、やるべきでない仕事。これも、やってはいけません。

この3つが決まっているだけで、判断は格段に速くなります。特に、やらないことが決まっているということは、あらゆる判断を加速します。

「やりたいか/やりたくないか」「やるべきか/やるべきでないか」の2つの軸で考えたとき、迷うのはやりたくないけれどやるべきことに直面したときでしょう。

そんなときはやりたくないことを、やりたいことに変えてしまえばいいのです。

人間は人生の約3分の1を仕事に費やします。残りはプライベートと睡眠です。プライベートではみんな、思い思いに楽しく過ごします。また、睡眠が嫌いという人はいないでしょう。つまり、人生の3分の2は、楽しいことが占めています。

では、残りの3分の1も楽しいなら、楽しいことだらけの人生を過ごせるでしょう。

そのためには、やりたい仕事だけをすべきです。そして、やりたくない仕事があるなら、それはやりたい仕事に変えるべきです。

やりたくない仕事を、やるべき仕事だと自分に思い込ませるのがうまい人もいます。

でも、そういう人には「明日、1億円手に入るとわかっていても、その仕事をしますか」と聞くと、すぐにそのごまかしに気がつくようです。1億円手に入るならしたくない仕事は、本当は、1億円手に入らなくても、したくない仕事なのです。

やりたくない仕事をしているメンバーがいたら、リーダーがそれをやりたい仕事に変えてあげるべきです。1億円手に入っても、それがしたいと思わせてあげるのです。

勤務先をすぐ辞めてしまう若い人がいるのは、上司にこの力が欠けているか、その発想がないからです。何のためにこの仕事をするのかを、伝えられていないのです。

「今は苦労する時期だ」「それが仕事というものだ」など、精神論に逃げているうちは若い人に響かず、何の説得力も持ちません。

リーダーがメンバーに思い出させるべきなのは、そのメンバーの夢です。そして、その夢への近道はどこにあるかです。

目の前の仕事は、やるべきなのにやりたくないと考えているのは、夢への近道の上に立っているのに、歩き出したくないと言っているようなもの。やりたくないからといってこの仕事を辞めたら、夢への道は遠回りになることに気づかせてあげるのです。

この仕事を辞めてどこで何をするのか、その給料で夢を叶えようとしたら、いったい何年かかるのか。

それをメンバーに考えさせることが、メンバー自身の意志によって、やりたくないやるべきことを、やりたいことへ変える唯一で最高の方法です。


【ポイント】

□仕事をやる目的を明確にさせる
□仕事の目的は夢を叶えることと認識させる
□仕事が夢の実現の近道だと気づかせる

金川 顕教

カテゴリ:スキルUP
【著者紹介】金川 顕教(かながわ・あきのり)
経営コンサルタント、ビジネスプロデューサー、投資家、事業家、作家。大学卒業後は有限責任監査法人トーマツに勤務し、不動産、保険、自動車、農業、飲食、コンサルティング業など、様々な業種・業態の会計監査、内部統制監査を担当。数々の成功者から学んだ事実と経験を活かして経営コンサルタントとして独立し、不動産、保険代理店、出版社、広告代理店など様々なビジネスのプロデュースに携わる。「量からしか質は生まれない」という信念を多くの人に伝えるために執筆活動を開始し、ビジネス書をはじめ多岐にわたるジャンルでベストセラーを連発。主な著者に、『すごい効率化』(KADOKAWA)、『3秒決断思考』(集英社)、『これで金持ちにならなければ、一生貧乏でいるしかない。』(ポプラ社)、『明日も、こだわらない日にしよう』(主婦と生活社)などがある。

【書籍紹介】『いつの間にか稼いでくれるすごいチーム』(KADOKAWA)
全部自分でやらなくてもいい。メンバー全員を都心に引っ越しさせる。信頼“する”のではなく、信頼“させる”。仕事とプライベートをリンクさせる。教育を「自動化」する。リーダーは業務の相談には応じない。そんなお金を呼び込む仕組みづくりのノウハウを、若き実業家が大公開。収入の限界突破をもたらす仲間たちの「集め方、まとめ方、任せ方」が全部わかる一冊です。

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