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“フリーランス”という働き方をおすすめしない5つの理由/俵谷龍佑

昨今、働き方改革の一環としてフリーランスが推奨されつつありますが、誰しも向いている働き方では決してありません。フリーランスでライターの俵谷龍佑さんが、その難しさについて紹介します。

フリーランスでライターをしている俵谷龍佑です。

昨今、フリーランスという働き方がメジャーになり、メリットや魅力について語られることが増えました。

しかし、フリーランスは厳しい世界でもあります。

そこで今回は、現役フリーランスという目線から、「フリーランスをおすすめしない理由」について書いていこうと思います。これから、フリーランスを目指す会社員の方は必見です。

フリーランスといっても働き方は様々

フリーランスというと、「好きな時に休めて好きな時に働ける」というイメージされる方が多いかと思います。しかし、これらのイメージは、半分正解で半分間違っています。

というのも、フリーランスと一口にいっても、様々な働き方があるからです。

以下に代表的な3つの働き方をまとめてみました。

・企業常駐型:取引先のオフィスに出勤
・完全在宅型:場所問わず働く
・会社経営型(一人社長):自分のオフィスに出勤

特に、ライターやデザイナーといったクリエイティブ系の職種は、在宅案件が多いです。在宅案件は、日本中、世界中ネットがつながっていれば、どこでも仕事ができます。

しかし、全ての職種が在宅になるわけではありません。

たとえば、企画や営業といった、密にコミュニケーションが必要な職種に関しては、企業常駐型での案件になることも多く、そうなると会社勤めと同じように出勤する必要があります。

フリーランスは、華やかな良いイメージばかりが先行しがちですが、裏側には大変な部分が多く存在します。ここでは、フリーランスをやってみて感じた、苦労やリスクをいくつか紹介します。

理由① 過去の経歴はあまり役に立たない

たとえ、ネームバリューのある大手企業で管理職に就いたエリート社員であっても、フリーランスになって見られるのは「何が出来るか?」です。

もちろん、過去の経歴は相手へ信頼感や安心感を与えるという意味で、仕事を受注するのにはこの上なく有利です。

ただし、大切なのは実際に取引が始まってからです。クライアントの求めるレベルに到達していなければ、継続的に取引はできません。

特に、ネームバリューのある企業で勤務していた場合、自分の実力だったのか、それともネームバリューのおかげだったなのか、なかなか見分けがつかないものです。

フリーランスになる前に、副業など個人の肩書きで仕事を受注する経験をしておいた方が無難です。

理由② 自ら成長機会を作らないといけない

フリーランスで最大の危機は、「成長が止まってしまう」ことです。フリーランスになると、良い意味でも悪い意味でもアドバイスしてくれる上司や同僚はおらず、自分で進むべき方向を決めていくことになります。

しかし、フリーランスは立場上、収入の保証がないため、どうしても大きな失敗を回避しようと思います。つまり、過去の経験を活かした仕事、得意な仕事で収入を得ようとします。

守りに入ることで、分野の幅が狭まってしまい、自分がいる業界が縮小した時に立ち行かなくなるリスクに直面します。収入源を維持しつつ、果敢にチャレンジしていく環境を、自ら作っていくパワーが必要になります。

これは、簡単なようで非常に難しいです。

理由③ 不況時に真っ先にクビを切られる

周知の事実ですが、フリーランスは不況時に、真っ先にクビを切られる対象です。

専門家として一つのことをしているだけではダメで、もしもの時を想定し、複数の収入源を作っておく必要があります。

ただ「好きなこと」をしているだけでは生き残っていけません。

理由④ 自由な時間を作るのが難しい

「フリーランスになれば、自由な生活を送ることができる」、こう考えているのであれば、それは誤解です。

フリーランスは、仕事とプライベートの境目がなくなり、いわゆるオフという状態がなくなります。自由だけど自由でないという、あいまいな状態が続きます。

また、フリーランスは自由を与えられるのではなく「作り出すもの」です。能動的に仕事を終わらせて余白の時間を作らなければ、常に仕事に忙殺されるブラックな労働環境から抜け出せなくなります。

理由⑤ 社会的な立場で不利になる

フリーランスは、今や一つの働き方として認知されているものの、まだまだ家を買う・借りる、お金を借りる、クレジットカードを作るといったことに関しては、会社勤めの人に比べると不利です。

これは、収入が多くても同様です。辞める前に、クレジットカードや家の購入は済ませておきましょう。

自由のために「責任」を取れる人には向いている

フリーランスは自由だけれど、全てを自分で決めていかないといけません。キャリアパス、スキルアップといった戦略的な面はもちろん、営業、経理、広報、事務といったことも全て自分で責任を持って取り組まないといけません。

しかし、変化にスリルを感じられる、責任をとってでも自由を手に入れたいという方は、一度試して見る価値はあるかもしれません。

俵谷 龍佑

カテゴリ:スキルUP
【著者紹介】俵谷 龍佑(たわらや・りゅうすけ)
Webライター、ブロガー、音楽イベンター、ボーカリストなど様々な顔を持つ。「遊びが仕事に。仕事を遊びに。」を信念に、1箇所に囚われず、地方都市や様々な場所で仕事をする神出鬼没なノマドワーカー。働き方、自身のADD(注意欠陥障害)改善の記録、仕事効率化、ITをテーマとしたブログ「おれじなる」を運営。

★ビジネスに役立つヒントが満載「スキルUP」記事一覧はこちら

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