スキルUP

あがり症に悩んでいる人が本番に強くなる3つの方法/谷洋二郎

プレゼンや商談の前になると緊張し、あがってしまう。こうした人は緊張の取り扱い方を知り、本番に強くなる方法を身につけることが必要です。コミュニケーション術に詳しいクリエイターの谷洋二郎さんが、本番に強くための方法を解説します。

緊張って嫌ですよね。

しかし、ほどよい緊張は集中力を高めて、パフォーマンスを引き出し、本番に強いあなたを作ってくれます。

皆さんの周囲にも、「この緊張きたきたー!」と、緊張をまるで楽しさのようにとらえている人もいませんか?

緊張の扱い方には、コツがあるのです。

そこで今回は、あがり症の人が本番に強くなる方法を掘り下げていきたいと思います。

あがり症の受診年齢に見る、本番に強くなる方法

緊張し過ぎると、ノルアドレナリンが活発に分泌されます。すると、自律神経の交感神経を活性化します。

交感神経が刺激されると心拍数や体温、血圧が急上昇するため、動悸や発汗、震えの症状に繋がり、「あがっている」状態になります。

あがると、自分自身の余裕のなさから、自分に視点と集中の比重が置かれます。周囲を俯瞰する余裕を失い、プレゼン・会議・スピーチなどのあらゆるビジネスコミュニケーションで、相手のツボを捉えることができなくなります。

様々な医療機関で「あがり症の悩みで受診した人の年齢は、10代、20代が多い」という指摘があります。つまり、あがり症は若い世代が抱えがちな問題ということです。

逆に、若さの本質を消すことによって、本番に強くなるとも言えますよね。

若さの本質を消すこと、それは、

①経験値を多くする
②自尊心を高くする
③自己肯定感を高くする
④自己効力感を高くする
⑤承認欲求を少なくする

この5つに尽きるでしょう。

要は、上記の5つに向き合うことを日々していけば、多様な場面であがることがどんどん少なくなり、本番に強くなるということです。

しかし、問題があります。これら5つは本番に強くなる本質的な要素ですが、一朝一夕には身につくものではありません。

では次に、私が推奨する本番に強くなる3つの方法をご紹介していきたいと思います。

方法① 失敗しても大丈夫という心構えを持つ

あがる人は、本番に臨む際、その本番の是非が自己肯定感のすべてのような感覚に陥りがちです。

プロ野球選手が甲子園球児のように毎試合泣きじゃくることをしないのは、肯定感の由来がその試合だけでないことを身をもって知っているからです。

あなたの自己肯定感は、その本番以外のことで、これから築き上げる機会がたくさんあるのです。

だから、失敗しても他の項目で肯定感を得られるような行動を普段から取るようにしてみてください。

肯定感を得られる分野やコミュニティを複数にすることで、一つの失敗にこだわらなくなります。

そうなると、逆に「自分らしさを出すこと」が重要な課題となり、本番を自分らしくやりすごすようになります。

方法② 普段から小さなチャレンジや勝負をしてみる

普段から、自分自身に小さな精神的な負荷を掛けていくというのも、本番に強くなる秘訣です。

普段しないことをしたり、普段していることの度合いを強めるといったことでもいいでしょう。

例えば、コンビニに入るときに、ドアを引いて、先に後ろの人を通してあげるといったことでも良いでしょう。

会計時にレジで「ごちそうさまでした!」とだけ言っていたなら、「ごちそうさまでした!おいしかったです!」と言うものいいでしょう。挨拶をいつもより大きな声で言う、それでも良いでしょう。

日常には、自分に小さな精神的な負荷を掛ける場面をたくさん見出すことができます。

自分でやりづらさを乗り越えていくと、やりづらく感じることが少なくなります。ビジネスの本番でもきちんと強くなれます。

方法③ プロセスを振り返り自分を褒める

視点を結果のみに執着させると、結果が期待できない際の緊張も高まります。

「本番のスタート」と「結果としてのゴール」の2つの点だけを大きな評価基準にすると、白か黒か、100か0かのような心地になります。

スタートとゴールの間には、たくさんのプロセスがあるはずです。そのプロセスには褒めるべき点もたくさんあるでしょう。1つの物事には、何かしらの褒めるべき点を必ず見いだせるものです。

そして、プロセスを見つめる行為は、自分自身をうまくコントロールする力も育ててくれます。

本番までのプロセスを振り返り、プロセスの中で自分の褒めポイントを見つけていくことで、次に迎える本番にもあがらずに強くなっていくのです。

◇ ◇ ◇

以上、あがり症に悩んでいる人が本番に強くなる3つの方法を紹介しました。

これらの3つの方法を取り入れていくことで、あがることは極端に減り、本番にとても強くなっていきます。

あがり症に悩んでいる人はぜひ、参考にしてみてください。

谷 洋二郎

カテゴリ:スキルUP
【著者紹介】谷 洋二郎(たに・ようじろう)
クリエイター。ヒアリング、カウンセリング、コーチング、コンサルティング、ディレクション、インタビューなど、あらゆる形態のコミュニケーションに長け、企業や個人向けにデザイン、ライティング、マーケティングの3つの能力でサービスを提供。自ら制作したLINEスタンプ「爆笑ピクト」は、クリエイターズスタンプ全国2位、10万ダウンロードを突破。運営サイト「超モテ男術」は月間約30万PV、自身やメンバーが研究した恋愛ノウハウをメディア化、教材や雑誌にも展開。最近は、経営者向けにクローズドで開始した「一日して欲しいことをひたすらする」という「経営者相棒サービス」が好評。不安定で多様な場所へ繰り出すクリエイターという職業を通じ、日々、様々なコミュニケーションに向き合い、ノウハウ化に努めている。

★ビジネスに役立つヒントが満載「スキルUP」記事一覧はこちら

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