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多くの人と平均的に付き合うのは時代遅れ! キーパーソンを大事にする/AIに負けない営業学⑪

「公私混同」こそ、新しい時代の営業スタイルであり人生のスタイル。「営業は、もっと遊びでやっていいんです!」と提唱する実業家・金川顕教氏の著書『AIに負けないためにすべての人が身につけるべき「営業学」』より、若い世代からの圧倒的支持を得る営業法を教えます(第11回)。

キーパーソンの4~6人とだけ付き合って人脈にレバレッジをかける

「異業種交流会」にせっせと足を運ぶ人には、こんな傾向があります。

「人付き合いに偏(かたよ)りを持ってはいけない」

「いろんな種類の人間と付き合え」

「同じ相手ばかり訪問するな」

お酒を飲みに行くときも、同じ相手とばかりではダメ。いろんな人と付き合って、視野を広げることが営業マンとしても、人としても成功につながるんだ、という考え方です。

たしかに、サラリーマンが会社の人間とばかり付き合っていても、何も生まれません。

毎日会社の人とランチをして、終業後は同僚と飲み屋で会社や上司の愚痴を言っていても新しいことは生まれません。

そこには何の生産性もないばかりか、「ワクワクする話」も出てこないはずです。

ですから、私も「いろんな人と付き合うべし」という意見をすべて否定するわけではありません。

しかし「それよりも大事なことがあるだろう」と思うのです。

それは、「キーパーソンを大事にする」ということ。

前述のように、私は大勢の人と「広く、浅く知り合う」というスタイルをとっていません。「数少ない、関係性の深いキーパーソンから、徐々に人脈を広げていく」というやり方をとっています。

ある調査で、自分と深いつながりを持てる人は、せいぜい150人がマックスという話を聞きました。であれば、その150人が1人につき10人の知り合いを連れてきてくれれば、つながりは1500人になります。

とはいえ、私が考える「つながりの元」となるキーパーソンは、もっと少なくてもいいくらいです。極端なことを言えば、目の前の1人と深い関係性を築きさえすれば、その人が10人の人脈を連れてきてくれるからです。

その10人との関係を大切にして、さらに10人、さらに10人と増やしていけば最終的には1000人以上のビジネス仲間が生まれるのです。

つまり、人脈にレバレッジがかかるのです。

1000人の人と一から新しい関係をつくるのは結構難しいことですが、10人なら、何より〝楽しく〟付き合っていけます。

私の場合、具体的にはキーパーソンは10人もいらない。4~6人いれば十分だと思っています。

そして4~6人という数は、私が自社でチームづくりをする際にも目安にしています。

チームメンバーが10人も20人もいると、中には主体性をなくしてものを考えなくなる人が出てきたりします。

ですから、「こうしたほうが契約をとれるんじゃないか?」「このやり方だったらお客さんが喜ぶんじゃないか」など、お互いが意見を出しやすい人数である4~6人がチーム構成でもベストな数です。

チームメンバーの話は少し余談でしたが、要は4~6人というスケール感が、きめ細かく深い関係性をつくれる、ということです。

シナジー(相乗効果)、バイラル(口コミ)マーケティング、拡散がビジネスのキーワード(あるいは新常識)となっているこの時代に、「とにかく多くの人と付き合う」ことを目標にするのは、少し時代後れだと思います。

それでもあなたは、1枚でも多くの名刺を集めようとしますか?

◇ ◇ ◇

人脈は少なくてかまわない。深くきめ細かく付き合うのがいい

金川 顕教

カテゴリ:スキルUP
【著者紹介】金川 顕教(かながわ・あきのり)
経営コンサルタント、ビジネスプロデューサー、投資家、事業家、作家。1986年、三重県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。大学在学中に公認会計士試験に合格し、世界一の規模を誇る会計事務所デロイト・トウシュ・トーマツグループである有限責任監査法人トーマツ勤務を経て独立。トーマツでは、不動産、保険、自動車、農業、飲食、コンサルティング業など、様々な業種・業態の会計監査、内部統制監査を担当。数多くの成功者から学んだ事実と経験を活かして経営コンサルタントとして独立し、不動産、保険代理店、出版社、広告代理店など様々なビジネスのプロデュースに携わる。「量からしか質は生まれない」をミッションとして、1人でも多くの人に伝えるために執筆活動を開始し、ビジネス書、自己啓発書、小説など多岐にわたるジャンルでベストセラーを連発している。

【書籍紹介】『AIに負けないためにすべての人が身につけるべき「営業学」』(KADOKAWA)

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