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すしはなぜ二貫ずつ出る?江戸の代表食すしのアレコレ/日本史のウラ側⑫

日本史の雑学本は、これ1冊で大丈夫!「江戸時代の人もワリカンをしていた」「飛脚の料金はどれくらい?」こんな歴史雑学が詰まった「雑学大王 日本史編」より、日本史をウラ側から楽しむ知識をご紹介します(第12回)。

すしは江戸の代表食

「すし」の語源は「酸し」である。魚や貝を塩で押し漬けにし、自然に酸味を出させたものだ。飯を加えるようになってからは、甘味が加わって複雑な味になった。

江戸時代になると、速成の「早ずし」が広まった。江戸では、元禄になる頃にすし屋が現われたという。気の短い江戸っ子にすれば、押しずしの作り方はまどろっこしく、早ずしに人気が集まったようだ。

蕎麦屋が一、二町に一軒だったのに対して、すし屋は各町に二軒といわれ、江戸庶民の代表的な食べ物になった。芝、品川など江戸前の海でとれる新鮮な魚介類も人気を高めた。

すし売りは、箱に入れたすしを担いで売り歩いた。豆絞りの手拭をすっきりと吉原かぶりにするなど、粋な格好をしていた。

また、魚を使ったものではないが、稲荷寿司は、江戸の日本橋に住んでいた次郎吉という男が考え出したという。江戸では稲荷の社の狐にちなんで「稲荷寿司」といったが、関西では信太(しのだ)の森の狐の話にちなんで「しのだ」と呼んでいた。

どうしてすしは二貫ずつ出るのか

私たちがよく口にする「生すし」が生まれたのは江戸時代のこと。いまのように注文してからつくるのではなく、街角の屋台に、江戸前の海でとれたばかりの魚が酢飯の上にのっているすしが並んでいた。

現在、私たちが口にしているすしよりもかなり大きく、小ぶりのおにぎりくらい。

しかし、生魚のなかには簡単に嚙み切れないものも多く、この大きさでは食べにくい。そこで、幕末から明治時代に入るあたりになると、一つのすしを半分に切って出すようになった。

これが、すしが二貫でワンセットになった理由といわれている。



雑学総研

カテゴリ:スキルUP

【著者紹介】雑学総研(ざつがくそうけん)
珍談奇談のたぐいから学術的に検証された知識まで。種々雑多な話をわかりやすい形で世間に発表する団体。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に励む。

【書籍紹介】『雑学大王 日本史編』(KADOKAWA)

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