スキルUP

頭を柔らかくしたいあなたにオススメのビジネス書5選/けいろー

日頃からビジネス書を読んでいる人は、たまには普段と違う角度から物事を考えてみたいものです。今回はライターのけいろーさんが、“変化球”的な考え方が書かれた本を紹介します。

ビジネスマナー、会話術、プレゼン術、企画書の書き方――などなど。

日頃の業務に活かすべくビジネス系のハウツー本などを読み、自己研鑽(けんさん)に励んでいる人は少なくないのではないでしょうか。

特に最近は古典をわかりやすくまとめた本も多く、短時間で知識や考え方を身につけられるので嬉しいですよね。

今回ご紹介する本は、そのようなハウツー本とは少し異なります。

「ビジネス」に直結するとは限らないものの、仕事や生活を再考し、有益なものとするきっかけになりそうな5冊。

ビジネス書にしても、どちらかと言えば“変化球”的な考え方が書かれた本をピックアップしました。読めばきっと、凝り固まった頭をほぐすきっかけになるはずです。

『ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250』(堀正岳著)

「ライフハック」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

生活に役立つ豆知識、作業効率を高める方法、モチベーションの保ち方、アイデアを生み出す思考法――などでしょうか。

一口に「ライフハック」と言ってもさまざまなですが、本書には「そのすべてが詰まっている」と言っても過言ではありません。

曰く、ライフハックの本質とは「小さな習慣を積み重ねることで大きな成果を得る」こと。

個々の活動はちょっとしたものに過ぎませんが、続ければ間違いなく効果を得られる。

本書では「時間が経っても新鮮さを失わない、最もラクに実践できるもの」に絞って、仕事術をまとめています。

読んで終わりではなく、読み終えた瞬間からお世話になる一冊です。

『伝わっているか?』(小西利行著)

いわゆる「コミュニケーション術」のハウツー本に相当するものですが、ストーリー形式でおもしろく読める本。

筆者は数々のCM制作や商品開発に携わってきたコピーライター、つまりは「伝える」ことのプロ。自身の過去の作品を実例として取り上げつつ、相手に「伝わる」コミュニケーションの方法を紐解いていく内容となっています。

そう、タイトルにもあるように、大切なのは「伝える」ことではなく「伝わる」かどうか。

物語形式でコミュニケーションや言葉についての悩みの事例を取り上げつつ、自身の意図や伝えたいことが自然と相手に「伝わる」ようなメソッドを紹介しています。

特に印象的だったのが、「未来が過去をつくる」という一言。この言葉が気になった人は、ぜひ手に取って読んでみてください。

『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』(メイソン・カリー著)

「習慣」について考えるなら、全力でおすすめしたい本。

文字どおり、古今東西の「天才」の習慣をまとめた内容。小説家、詩人、芸術家、哲学者、研究者、作曲家、映画監督など、161人もの日課を取り上げています。

読んでいて興味深かったのが、生きた国や時代や環境が異なっても、生活習慣にはそれとなく共通点があるということ。「午前中の3時間は集中して仕事をする」「毎日の散歩は欠かさない」といった点は、現代のクリエイター職にも通じるのではないでしょうか。

「『天才』の話なら自分には無関係なのでは……?」と感じる人もいるかもしれませんが、彼ら彼女らの人間味あふれるダメダメな部分も垣間見えるので、読み物として純粋におもしろいんですよね。

自身の生活を省みるきっかけにもなりそうです。

『任天堂ノスタルジー 横井軍平とその時代 』(牧野武文著)

過去に任天堂に所属し、開発第一部の部長として「ゲーム&ウオッチ」「ゲームボーイ」「バーチャルボーイ」などを手がけてきた伝説的な開発者・横井軍平さんの生涯を紐解いた本。

実績を見ると偉大な人であるようにも感じますし、実際、任天堂や日本のゲーム史において欠かせない存在であることは間違いありません。

ただ、本書で語られるエピソードや横井さん本人の言葉を読むと、そんな「すごい人」であると同時に「手先が器用でやんちゃなおじちゃん発明家」のような印象も受けるんですよね。

ものづくり哲学「枯れた技術の水平思考」を携えて、現場でアイデアを形にしてきた一個人の仕事ぶりを、第三者の目線でまとめ上げた本。

折に触れて読み返したい一冊です。

『売り言葉」と「買い言葉」 心を動かすコピーの発想』(岡本欣也著)

JTの広告「大人たばこ養成講座」をご存知ですか?

本書の筆者は、この広告を手がけたコピーライター・岡本欣也さん。そんな岡本さんの作品を含めた200以上ものキャッチコピーの実例が登場するこの本は、コピーライティングの入門書とも言えそうな内容となっています。

ただし、単なるハウツー本ではありません。本書の主題は、タイトルにもある「売り言葉」と「買い言葉」について。

実際のキャッチコピーを「売り言葉」と「買い言葉」に分類し、その言葉が持つ性質やそこに込められた思いを紐解き、明らかにしていきます。

象徴的に感じられたのが、「言葉には正解がない」という指摘。決して自分たちにも無縁ではない、日常的に発する「言葉」の持つ力と使い方を、改めて考えさせられました。

凝り固まった頭を、読書で柔らかく

以上、ちょっと変化球っぽくもあるビジネス書を5冊、紹介しました。

並べるとあまり共通性のない5選ではありますが、ゆえにそれぞれから異なる刺激を得ることができるのではないでしょうか。


けいろー

カテゴリ:スキルUP

【著者紹介】けいろー
フリーライター。ネットカルチャーを愛するゆとり世代。新卒入社したメーカーを退職後、趣味で始めたブログ「ぐるりみち。」経由で仕事をもらえるようになり、ノリと勢いで独立。

【書籍紹介】
『ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250』(KADOKAWA)

『伝わっているか?』(宣伝会議)
『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』(フィルムアート社)
『任天堂ノスタルジー 横井軍平とその時代 』(KADOKAWA)
『売り言葉」と「買い言葉」 心を動かすコピーの発想』(NHK出版)

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