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休日にじっくり読みたいビジネス書5選/けいろー

仕事が忙しく、分厚い本を読む時間が確保できない人は、休日にまとまった時間で読む機会をつくることが必要です。今回はライターのけいろーさんが「休日にじっくり読みたいビジネス書」を5冊ご紹介します。

あなたは普段、どのような場面で本を読んでいますか?

通勤中の電車内で電子書籍を読んだり、スキマ時間に喫茶店でコーヒー片手に本を開いたりと、読書のスタイルは人それぞれ。

もちろん、平日は時間のない人も多いかと思います。でもそのような場面を利用すれば、軽めのハウツー本や新書ならサクッと読み切れそうですよね。

しかし一方で、「ボリュームのある本を読む時間が確保できない」という問題も。

見るからに分厚い本はどうしても敬遠してしまい、簡単そうな入門書やハウツー本ばかりを手に取ってしまいがち。

本を読む習慣はあってもあまり知識が定着したように思えず、本当に役立っているのかわからない――と、焦りを感じている人も少なからずいるのではないでしょうか。

そこで本記事では「休日にじっくり読みたいビジネス書5選」と題して、そこそこボリュームのある、読めばきっと役に立つだろうビジネス書をピックアップしました。

業種や職種に関係なく、ためになる本をまとめていますので、週末の学習の参考になれば幸いです。

『僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意』(池上彰・佐藤優著)

本だけに限らないあらゆる活字媒体の「読み方」を教えてくれる、インプット術の本。池上彰さんと佐藤優さん、2人の「知」のプロフェッショナルによる共著ということで、まっこと濃密かつ実践的な内容となっています。

曰く、 “「何を読むか」「どう読むか」だけでなく「何を読まないか」も重要な技法のひとつ”である。

メディア選びの視点に始まり、世相を「知る」には新聞を、「理解する」には書籍をベースとして読むようにするといった、メディアごとの「使い方」を具体的に指摘していきます。

誰もが「情報」とは無縁ではいられない現代。

知的生産のエキスパートである2人の対論は、日頃の情報収集の参考になること間違いなし。そして「読む」ことの楽しさも教えてくれる本書は、きっとあなたの学習意欲をも高めてくれるはずです。

『アイデア大全』(読書猿著)

続いては、『アイデア大全』。

一言で説明するなら、古今東西の「アイデア」の生み出し方をまとめ上げた事典。

よく知られているものとしては、トヨタの生産方式を生んだ「なぜなぜ分析」や、「ブレインストーミング」の考案者による発想法などが登場します。

他方では、耳馴染みのない人も少なくなさそうな考え方も多数掲載。

シュルレアリスムの手法である「デペイズマン」、数学者による「ポアンカレのインキュベーション」、さらには、映画界の格言「ルビッチならどうする?」など。

ビジネスにも学問にも芸術にも通じた「発想法」を網羅しており、読みごたえがあります。

これだけ幅広い学問分野にわたるアイデアが取り上げられているにもかかわらず、専門知識を必要としない明解な解説も魅力的。

今まで関心のなかった学問にも興味がわいてくるほど、知的好奇心を強く刺激される一冊です。

『働く大人のための「学び」の教科書』(中原淳著)

「30代以上のホワイトカラーのビジネスパーソン」を想定読者にした、「大人」ならではの「学び方」を教えてくれる教科書。

もちろん20代の若手社員が読んでもOK。

そもそも、教科書やカリキュラムに従って学べばよかった学生時代とは異なり、「大人の学び」には明確な指針がありません。

あまりにも自由すぎるがゆえに、勉強らしい勉強と言えば、「とりあえず本を読む」くらいしかできていない人も少なからずいるのではないでしょうか。

そこで本書は、「大人の学び」を実践している7人に話を聞き、その仕事人生をロールモデルとして紹介。

第一線で活躍する「大人」たちが、普段どのように勉強しているのかを知ることができます。

自身のキャリアプランに悩んでいる人は、彼らの話がきっと参考になるはずです。

象徴的に感じられたのが、「大人は、何もしなければ、次世代の子どもよりも劣る存在になってしまう」という一文。

漠然と日々を過ごしてしまっている社会人に、活を入れてくれます。

『人生の勝算』(前田裕二著)

人気ライブ配信サービス・SHOWROOMを立ち上げた筆者が語る、ビジネス論。

今回の記事で紹介している本の中では文章量が少なめですが、内容は濃密。

筆者が子供の頃から培ってきたビジネス思考の話を皮切りに、インターネット・SNS社会である現代ならではのエンターテイメント&コミュニティ論を展開していきます。

読んでいて印象的だったのが、人生の幸福度を高めるための考え方。

中でも「コンパス」を持つことの大切さは、理想と現実とのギャップにモヤモヤを抱えやすい、特に20代の若手社員に響く指摘なのではないでしょうか。

周囲の大きな流れに翻弄され、自分を見失いそうになったときにこそ読み返したい。自身の「指針」を再考するきっかけをくれる1冊です。

『ネットが生んだ文化 誰もが表現者の時代』(川上量生監修)

川上量生さん監修。8人の筆者が各々の専門分野の観点から、日本独自の発展を遂げてきた「ネットカルチャー」について掘り下げていく内容となっています。

焦点となるのは、序章で語られる「ネット原住民」と「ネット新住民」という区分。

ネット上に存在する軋轢(あつれき)の大多数はこの二者間の「文化的衝突」であり、互いの不理解と不寛容、そして不幸なすれ違いによるものである――と、冒頭で川上さんが指摘。

切り口や表現は異なりますが、他の何人かの筆者も同様の指摘していたのが印象的でした。

古くからのネット好き――“原住民”である人はもちろん、ネットに不慣れな人もきっと興味深く読めるはず。

知っているようで意外と知らないネット文化を知り、そして「インターネット」を長く楽しむための参考書となり得る一冊。よかったら、手に取って読んでみてください。

いつもと違う環境と読み方で本に触れてみる

以上、時間のある休日に読むのを勧めたいビジネス書を5冊、紹介させていただきました。

全体的に分厚かったり濃密だったりする本が多めですが、もちろん無理に一気読みする必要はありません。

章ごとに読み進めていっても問題はありませんし、たとえば『アイデア大全』は気が向いたときにパラ読みするような楽しみ方もできます。

作業のように本を読み、ただただ読了した冊数を積み重ねていくのではなく。たまには普段読まないような本を手に取ってみたり、いつもとは違った環境で読んだりしてみてはいかがでしょうか。

けいろー

カテゴリ:スキルUP
【著者紹介】けいろー
フリーライター。ネットカルチャーを愛するゆとり世代。新卒入社したメーカーを退職後、趣味で始めたブログ「ぐるりみち。」経由で仕事をもらえるようになり、ノリと勢いで独立。

【書籍紹介】
『僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意』
(東洋経済新報社)
『アイデア大全』(フォレスト出版)
『働く大人のための「学び」の教科書』(かんき出版)
『人生の勝算』(幻冬舎)
『ネットが生んだ文化 誰もが表現者の時代』(KADOKAWA)

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