日本人は世界で一番「フライト内コミュニケーション」に消極的?

出張や旅行で飛行機に乗った際、隣り合った人にどれくらいフレンドリーに接するべきか迷ってしまうことはありますよね。とある調査では、日本人が世界一「機内でのコミュニケーションに消極的」だという結果が出たようです。
国民性が反映される「フライト内コミュニケーション」
総合旅行サイトを運営する「エクスペディア・ジャパン」は6月27日、「フライト内コミュニケーションに関する意識の国際比較調査」の結果を発表。1年以内に飛行機に乗り、ホテルに宿泊した世界23カ国の男女18,237名を対象にアンケートが行われました。
「機内で隣の知らない人に話しかけるか」と質問したところ、「話しかける」と答えた日本人の割合は15%。2位の香港は24%だったため、断トツの最下位と言える結果に。反対に最も話しかける人の割合が高かったのはインドで、日本の4倍に当たる60%を占めています。
また「頭上の棚に荷物を入れるのを手伝う」という項目では、24%の日本人が「したことがある」と回答。「機内で他人に旅行のおすすめを教えてあげる」は3%、「セキュリティチェックの順番を譲る」は5%という割合で、いずれも日本人が世界で一番低い順位でした。
アンケート調査の結果に対して、ネット上では「たしかに理由がなければ話しかけないかもしれない。通路に出る時とか、必要最低限のことだけ」「実際に飛行機乗ってると初対面っぽい外国の人が話してることがあるけど、日本人は見かけないね」と納得の声が続出。
その一方で“国民性を尊重するべき”と考える人もいて、「日本の文化として、見ず知らずの人にむやみに話しかけるのは失礼っていうのがあると思う」「相手の迷惑を考えて話しかけるのを遠慮してしまう」といった意見も上がっています。
「雑談力」のポイントって?
もしコミュニケーションをとりたくても、相手の興味を引くような雑談を行うことはなかなか難しいもの。5月12日の『林先生の初耳学』(TBS系)では、「吉川美代子先生の女子アナ学」という企画の中でフリートークのテクニックが紹介されています。
番組ではフリーアナウンサーの吉川美代子さんと松本志のぶさんが講師となり、アナウンサーを目指す学院生たちにトークのコツを伝授。どこかに出かけたというエピソードトークをする際には、店名などの具体的な情報を盛り込んだ方がいいと語ります。また言葉を“連想”する技術も大切で、自分の得意な話題に繋がるキーワードを選んで話すことを推奨していました。
その他にもSNS上では「相手に興味がなくても、とりあえず話題を振ろうとするのが大切。内容なんて誰も気にしてないから」「はいとかいいえで終わる質問じゃなくて、どこで何をしたのかって話を引き出すべき」といった雑談のコツが語られています。
あなたも日頃から雑談力を磨いて、円満な人間関係を作るために活かしてみては?
★ビジネスに役立つヒントが満載「スキルUP」記事一覧はこちら