メルカリに謎の経済圏が出現! いま骨董品の「壺」売買がアツい

ネットフリマの普及により、高齢者のお買い物事情も変化している様子。例えば最近「メルカリ」では、「壺」の出品が多いことに注目が集まっていました。今や壺収集もネットで行う時代なのかもしれません。
現代の質屋はフリマアプリ?
実際に「メルカリ」で「壺」と検索してみると、「小鹿田焼」や「有田焼」といった様々な種類の壺が。昔は骨董品といえば質屋や近所のフリーマーケット、オークションなどで取引されていたイメージですが、最近は「メルカリ」がアツいようです。
やはり値段はピンキリで、数万円のものから数十万円の壺まで。中には自ら「発掘した」と謳う出品者もおり、本物ならば美術品クラスの壺も並んでいました。また「メルカリ」のコメント欄といえば色々な意味でおもしろトークが展開されているイメージですが、壺関連のコメント欄はどこか穏やかで古風。文章もちゃんとしていて、高い年齢層であることがうかがえます。
そんな「メルカリ」の壺取引という狭い界隈がネット上で話題に。実際に検索してみた人からは、「本当に様々な壺が売られてて驚いたし、思ったよりにぎわってた」「いま『メルカリ』は壺取引がホットなのか?」「たしかにうちのおじいちゃんおばあちゃんもネットを使いこなしてるな」「『高齢者=ネットに疎い』というのは偏見なのかもしれない」といった声が上がっていました。
「壺」以外にもユニークな取引が!
その他ネットを利用した壺取引には、「新たなビジネススキームになりそう」と注目する人も。一方で「現物で見ても偽物をつかまされたりするのに、ネットで骨董品なんて買って大丈夫なの?」「写真とコメント欄で判断して数十万円をポンと出すのは自分ならできない」と疑問を抱く人も少なくないようです。
ちなみに「メルカリ」には、壺以外にもかなりユニークな取引が。例えば少し前は、「電車の座席」を出品している人がいて話題になっていました。どういうことなのかというと、出品者が座席を確保して購入者が座れるという商品。グレーゾーンな気もしますが、「昔から席を取る商売はあったけど、今はネットで取引してるんだな」「これが21世紀の席取り屋か…」「発想力はすごいと思う」と感心する人も少なくありません。
どのような商品でも、世界中のどこかには需要があるもの。今後ネット上のフリーマーケットには、どのような商品が出品されるのでしょうか。
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