スキルUP

答えを知っている人の話は「滑稽なほど素直に」聞け!/スゴイ! 学び方(7)

最小のインプットで未来に成果がついてくる! 350万人を魅了してきた著者・山﨑拓巳氏が教える、努力よりも大切な「正しい学び方」を『最高のアウトプットができる スゴイ! 学び方』よりご紹介します(第7回)。

聞くときは「滑稽なくらい素直に」

人と話すときは、常に集中力が試されていると思ってください。

特にレベルの高い人たちは、世間話をしながら、相手の力量を測っています。

自分が投げかけた時事ネタを知っているか、知っていないか? そして、それらにどうコメントするか?

また、知らない話が出たときにどう対応するのか、も見ています。

「知ったかぶり」なのか、「勉強不足でそのことを知らないので教えてください」と素直に切り返してくるのか……。こんな一般的な会話のなかに、1人ひとりの癖が出て、その人の実力が見え隠れするものです。

とりわけ、話を聞く態度は本当に大切です。

グイグイ吸い取るように学んでいく人もいれば、「何を話してもこの子はダメだな~」と話す気を削がれる場合もあります。

そんなとき、自分は素直な気持ちで人の話が聞けているのかと自分を省みています。

話しているときはキラキラ輝いていますが、聞くときに目のチカラが抜ける人は、人生で大きな損失を生んでしまいます。なにしろ協力者を手に入れることができません。


改めて、自分自身を俯瞰して観察してみてください。そして、試してみてください。

相手がしゃべっていることを、「すべてが正解」だと思って素直に聞くことを!

相手の話に対して、壁をつくらないこと。第一堤防は常に開けておくのです。

先入観を持たずに、「肯定しながら聞く」という善の心を持ちましょう。そして聞いた後、全部を鵜呑みにはせず、自分の世界観のなかに書き直してから、馴染ませていくのです。

そうすると、「この人の話、コンテンツは残念ながら受け入れられないけれど、話すプロットやフォーマットが優れてるなぁ」とか、「全体として、合点がいかなかったが、このひと言はしびれるなぁ」など、相手の話のなかから、自分にとって有益な部分を抽出することができます。

以前に、野球のバッティングを教えてもらったときのことです(山﨑拓巳、草野球も頑張っています)。

藤井さんというコーチが、僕のバッティングを見て、こうアドバイスしてくれます。

「拓巳さん、ボールを打つ瞬間にだけ力を入れて、丹田で打つんです」

そう言われて、「わかりました」って、気持ちでは言われたとおりにやっているのに、なかなかうまくできない。

すると、今度はこうアドバイスされます。

「拓巳さん、わかりました。ピッチャーをぼんやり見てください」

どうやら、僕は打ちたいという思いからガチガチに身体に力が入っていたみたいなんです。コーチは「リラックスすること」を僕に伝わりやすい表現として、「ピッチャーをぼんやり見てください」と表現するわけです。

なんの疑いも、躊躇もなくコーチの言葉を受け止める。「ぼんやり見る」を体現し、「ボールを打つ瞬間だけ丹田でパチン」と。すると空振り。

今度は次のアドバイスが飛んでくる。

「バットにボールが当たる瞬間だけ目が飛び出てビヨーンとボールを見る感じです」

って。

「わかりました! ピッチャーをぼんやり見て、ボールが来たら丹田でパチンで、ボールが当たる瞬間は目が飛び出してビヨーンですね!」

とやると……なんと、打てるようになったんです。そのときに初めて、「打つ瞬間だけ力を入れて、丹田で打つ」という言葉の意味がわかるようになるんです。

「あっ、コーチはこれを伝えたかったのか」

って。

時間にして1時間程度でしたが、コーチからは、

「よく会得しましたね!」

と、お褒めの言葉をいただきました。

藤井さん、ありがとうございます。試合でヒットが打てたのは、この練習のおかげと思っています。

このように、外から見ている「打撃」と、よくわかっている人が知っている「打撃」には、誤差があります。

その誤差は、わかっている人の話を傾聴(よく聞くこと)しなければ、捉えることができません。

言っていることを正確に捉える。それを試し、確認する。アドバイスと自分が認識したものが同じかどうかを検証する。


「このことを言っていたんだな」と発見する喜びは格別なものです。


「学ぶ」の語源は「真似ぶ」だそうです。

真似ることで学ぶのです。素直に言われたことを真似る。学ぶ。

「成功者は何をアドバイスしても素直だ」と言っていたスポーツコーチがいました。逆に解釈するならば「頑固者は成功が遅い」と言い換えることができます。

「素直さは最大の知性」と言ったのはアインシュタインです。

今日も学び、昨日の自分を超え、明日の自分に入れ知恵してください。

【スゴイ! 学び方】

答えを知っている人の話を聞くときは、MAXの吸収力で、驚くほど素直に!



山﨑 拓巳

カテゴリ:スキルUP

【著者紹介】山﨑 拓巳(やまざき・たくみ)
1965年三重県生まれ。広島大学教育学部中退。20歳で起業。22歳で「有限会社たく」を設立以来、30年以上も多岐に渡り事業を同時進行に展開中。現在まで40冊以上を上梓し、累計150万部のベストセラー作家。講演も大人気を博しており、コミュニケーション術、メンタルマネジメントなど、多ジャンルにわたりスピーチをしてきた。

【書籍紹介】『最高のアウトプットができる スゴイ! 学び方』(かんき出版)

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