中小企業診断士とは? 試験&仕事内容を解説

中小企業診断士とは? 試験&仕事内容を解説

中小企業診断士の仕事内容は? 養成課程って何? 中小企業診断士について知っておきたいことを詳しく解説します。

{ 目次 }

中小企業診断士とは?仕事内容や資格を知る
中小企業の経営を支援するやりがいある仕事
難易度高い?中小企業診断士の資格試験とは
合格率4%!社会人合格者が多い難関資格
中小企業診断士の試験に必要な勉強時間は?
勉強時間は週20時間を目安に工夫して確保を
中小企業診断士の合格率は?試験対策を紹介
合格率約4%!優先順位をつけて勉強しよう
中小企業診断士の資格でかかる費用は?
独学は3~5万円、養成課程なら約250万円
中小企業診断士の年収は?資格取得は有利?
年齢、役職などで差はあるが資格保有者は高年収に
中小企業診断士の養成課程にかかる費用は?
150~300万円と高額だけれど資格取得が確実
中小企業診断士合格者の年齢は?職業も解説
2次合格者は20~30代男性が半数以上
中小企業診断士の資格維持費はどのくらい?
5年ごとの登録や協会加入で維持費が発生
中小企業診断士の養成課程とは?
時間とお金はかかるが確実に資格取得できる
なぜ、中小企業診断士資格が公務員に人気?
公務員なら超難関資格が無試験で取得可能!
中小企業診断士の資格は本当に役に立つ?
資格保有は有利だが実務経験がないと厳しい
中小企業診断士の仕事は?働き方を知ろう
多忙ながらもやりがいがあり高収入の仕事
中小企業診断士の独立後の働き方は?
簡単ではないが自分に合った働き方が可能
中小企業診断士の仕事は将来性ある?
高収入・需要性を期待でき将来性のある資格

中小企業診断士とは?仕事内容や資格を知る

中小企業の経営を支援するやりがいある仕事

中小企業の経営を支援するやりがいある仕事

中小企業診断士とは、中小企業が抱える経営課題を診断・分析して解決策を助言するほか、具体的な経営戦略を立案し、支援するための資格です。行政・金融機関とのパイプ役を担い、専門知識および施策実行のための技能を要します。 中小企業診断士の資格取得に必要な国家試験は、1次と2次があります。前者は計7科目のマークシート方式、後者は筆記試験と口述試験。また、2次試験合格後は、15日間の実務補習か診断実務に従事し、経済産業大臣の登録を受けます(登録有効期間:5年間)。 中小企業診断士に求められるのは、経営に関する幅広い知識と提案力、そして経営を革新する斬新な考え方。会社再建を支援する中小企業診断士とは、社会貢献度が高く、非常にやりがいがある仕事と言えるでしょう。

難易度高い?中小企業診断士の資格試験とは

合格率4%!社会人合格者が多い難関資格

合格率4%!社会人合格者が多い難関資格

中小企業診断士の資格取得には、1次試験合格後、2次試験受験か、養成機関で課程を修了して登録するかの2つの方法があります。 合格率は、1次試験が2割前後で、2次試験は2割弱。全体では4%前後という非常に難易度が高い資格です。 中小企業診断士の受験・合格者は男性が9割以上で、年齢層は30~40代が中心、社会人が多い試験と言えます。 資格取得の勉強方法は①専門学校 ②通信教育 ③独学の3つ。①の長所は授業で集中して学べること、短所は通学および高額な受講料が必要なことです。②はDVDやスマホなどで効率よく学ぶことができ、受講料も比較的お手頃。③は最も安価で学べますが、テキスト選びなどが難しく、学習につまづく可能性があります。 難易度が高い中小企業診断士の資格は、学び方によって合格率が異なる可能性があります。自分に合った勉強方法で効果的に学ぶのが望ましいでしょう。

中小企業診断士の試験に必要な勉強時間は?

勉強時間は週20時間を目安に工夫して確保を

勉強時間は週20時間を目安に工夫して確保を

中小企業診断士試験は1次および2次試験で構成され、その合格率は約4%と難関です。1年以内の合格を目指すなら、週20時間程度、1日3時間程度の勉強時間を確保する必要があります。 ただし、中小企業診断士の勉強時間は他の国家試験と比べると長くはありません。公認会計士は毎日約10時間、税理士は毎日約7時間以上必要です。 重要なのは、勉強時間の確保の仕方。日々のスケジュールは余裕を持たせ、毎日勉強するように習慣化しましょう。平日忙しい人は休日多めに勉強時間をとる方法がおすすめです。 また、通勤中や休憩などスキマ時間で学んだり、スマホアプリや動画などを活用したりして、効率よく学ぶ手もあります。 工夫して毎日勉強時間を確保することが、中小企業診断士の資格試験合格につながります。

中小企業診断士の合格率は?試験対策を紹介

合格率約4%!優先順位をつけて勉強しよう

合格率約4%!優先順位をつけて勉強しよう

中小企業診断士の資格試験は、1次試験は7教科、2次試験は筆記および口述試験で構成され、ともに合格率は約20%。全体では約4%の合格率で、国家試験の中でもかなり難関です。 おすすめの勉強方法は、1次の対策に時間をかけること。1次と2次が「3:1」の割合で勉強するのが理想的です。1次は2次と比較して、基礎的な内容が多く試験範囲も広いため、1次の知識が身につけば、2次も対策をとりやすくなります。 1次の勉強は、7教科ごとに勉強時間を変えるのが望ましい方法。特に大切なのが財務・会計で、知識以外に財務諸表やキャッシュフロー計算書などの作成が出題されます。計算に慣れておきましょう。逆に、中小企業経営や中小企業政策は範囲が狭く、勉強しやすいです。 中小企業診断士の試験は1次と2次で間が空くため、優先順位をつけて学習すると合格率が上がるでしょう。

中小企業診断士の資格でかかる費用は?

独学は3~5万円、養成課程なら約250万円

独学は3~5万円、養成課程なら約250万円

中小企業診断士になるには、1次・2次の試験受験+実務補習か、1次試験合格後に養成課程を受講して中小企業診断士に登録します。 資格試験の勉強方法は、独学・予備校・通信講座の3つ。独学は自由度が高く、費用はテキスト代など3万~5万円程度。予備校は効率よく勉強でき、学費20万~30万円程度と交通費がかかります。通信講座は自由かつ効率よく学べ、費用は10万円程度、別途模擬試験代もかかる場合があります。 また、養成課程の費用は250万円程度と高額です。 試験の費用は、1次が13,000円、2次が17,200円、実務補習は148,600円。そのほか、交通費や宿泊費が発生することも。 合格後、中小企業診断士協会に加入(任意)する場合、東京都なら計8万円が必要。資格更新時は5年間で5回の倫理政策更新研修を受講し、計30,000円かかります。 中小企業診断士の試験勉強は、方法によって費用が大きく異なるのです。

中小企業診断士の年収は?資格取得は有利?

年齢、役職などで差はあるが資格保有者は高年収に

年齢、役職などで差はあるが資格保有者は高年収に

中小企業診断士の年収は、性別・年齢・役職・企業規模で差があります。 男性の平均年収は、30~34歳が373.0万~473.0万円、40~44歳が429.0万~550.0万円となっています。一方、女性は30~34歳が290.0万~356.9万円、40~44歳が379.0万~415.0万円です。 中小企業診断士を年齢別に見ると、男性の平均年収は20~24歳が401.5万円~、30~34歳が373.0万~473.0万円、40~44歳が429.0万~550.0万円。女性は20~24歳が255.0万~285.0万円 、30~34歳が290.0万~356.9万円、40~44歳が379.0万~415.0万円です。 役職別では、主任クラスが約429.0万円、係長クラスが約534.0万円、課長クラスが約705.6万円、部長クラスが約780.0万円です。 企業規模も年収に影響します。大企業勤務者は約580.0万円、中企業勤務者は約480.0万円、小企業勤務者は約435.0万円。 いずれも、中小企業診断士の有資格者のほうが無資格者より高年収であり、資格取得は年収アップにつながります。

中小企業診断士の養成課程にかかる費用は?

150~300万円と高額だけれど資格取得が確実

150~300万円と高額だけれど資格取得が確実

中小企業診断士になる方法のひとつ「養成課程」の受講は、中小企業大学校か登録養成機関を利用し、昼夜共に受講可能で、通学期間は半年~2年間です。 養成課程の受講の費用は、平日昼間なら250万円前後、週末なら250万~300万円前後、夜間部なら150万~250万円前後が相場です。 養成課程を選ぶなら、場所・期間・MBA取得可否に注目しましょう。「場所」は、通いやすい機関を選ぶか引っ越し・入寮を検討。「期間」は、1~2年じっくり学ぶか、半年間集中的に通うかなどを考えます。「MBA取得可否」は、MBAを同時取得する場合に可能な大学院を選びます。 養成課程の受講メリットは、効率よく経験を積める、人脈づくりやコミュニケーション能力向上を期待できる、確実に資格取得できるの3つ。デメリットは、費用が高額で受講時間の確保が必要なことです。 中小企業診断士の2次試験受験は不合格のリスクがあるため、養成課程受講のほうが近道になるかもしれません。

中小企業診断士合格者の年齢は?職業も解説

2次合格者は20~30代男性が半数以上

2次合格者は20~30代男性が半数以上

中小企業診断士の資格のメリットは3つあります。①やりがいがありスキルアップにも役立つ ②企業からの需要が高い ③転職や独立に有利、です。 1次試験合格者の年齢・性別は30~40代男性が全体の62.5%で、職種は公務員と金融機関が5割以上。2次試験合格者の年齢・性別は20~30代男性が全体の51.2%で、政府系金融機関と経営コンサルタント会社勤務者が約6割です。 資格取得後の働き方は、プロコン診断士・独立診断士・企業内診断士の3種類。企業内診断士が全体の5割弱ですが、40~50代はプロコン診断士が大半。資格は定年後も役立ちます。 試験は、1次が基礎知識を問うマークシート形式で、計7科目あります。2次は応用能力を筆記と口述(個人面接)でテスト。2次合格後、実務補修または実務従事をクリアすれば、資格に登録できます。 中小企業診断士として成功するには、実務経験と得意分野を活かしたコンサルティング提供が不可欠でしょう。

中小企業診断士の資格維持費はどのくらい?

5年ごとの登録や協会加入で維持費が発生

5年ごとの登録や協会加入で維持費が発生

中小企業診断士の資格には維持費がかかります。 資格取得後は、5年ごとに経済産業省への登録が必要です。登録更新時は「知識の補充」と「実務の従事」の要件を満たすのが条件で、そのつど費用がかかり、維持費のひとつとなります。 「知識の補充」要件にかかる費用は、5年間で30,000円程度。「実務の従事」は経営診断・助言業務を行うことなので、経費以外の費用はかかりません。ただし、中小企業診断士協会に加入して実務の従事を行う場合は、協会の年会費と実務従事の参加費用が別途必要で、これも維持費です。 協会への加入は任意ですが、入会するとメリットがあります。「実務の従事」要件を満たすための研究会などに参加できたり、診断士と中小企業をマッチングしたりしてくれます。 資格は更新しないと抹消されます。しかし、経済産業大臣に休止申請書を提出すれば、申請日から最長15年間、再開するまで維持費がかかりません。

中小企業診断士の養成課程とは?

時間とお金はかかるが確実に資格取得できる

時間とお金はかかるが確実に資格取得できる

中小企業診断士の資格取得には、1次・2次試験に合格するほか、養成課程制度を利用する方法もあります。1次・2次共に試験は超難関ですが、養成課程制度を利用すれば、2次試験と実務補習が免除されます。 中小企業診断士養成課程のメリットは主に3つ。①資格取得がほぼ確実 ②勉強仲間ができる ③全力で勉強できる、です。1次合格後に養成課程を受講すれば、資格は取得できます。そして、養成課程は通学のため、仲間ができて勉強に集中できる環境です。 一方、デメリットも3つあります。①費用が高額 ②仕事を続けにくい ③生活費の準備が必要、です。養成課程は中小企業大学校か登録養成機関に通学し、期間は約半年~2年、費用は200万~345万円ほどかかります。仕事の継続は難しく、退職するなら生活費を準備すべきです。 多くの時間とお金がかかりますが、確実に中小企業診断士の資格を取得できる養成課程。検討する価値はあるでしょう。

なぜ、中小企業診断士資格が公務員に人気?

公務員なら超難関資格が無試験で取得可能!

公務員なら超難関資格が無試験で取得可能!

中小企業診断士の資格が公務員の間で人気です。なぜなら、受験時に優遇措置を受けられるからです。 通常の資格取得には、1次試験合格後、2次試験受験か養成課程を修了するかの2通りがあります。1次は多肢選択式の筆記試験。2次は筆記と口述試験を受験し、2次合格後に15日以上の実務補修を受けます。養成課程は、1次試験合格後、2次試験の代わりに修了すると資格取得できます。 一方、公務員なら中小企業大学校の養成課程を修了すれば、1次試験から免除され、無試験で資格を得られるのです。 公務員にとって中小企業診断士の資格は、中小企業庁での業務に役立ち、定年後の備えにもなります。 中小企業診断士の資格は、①5年ごとの更新要件を満たすこと ②資格の維持費がかかること ③休止制度をうまく活用すること、が重要です。資格は超難関ですが、公務員なら養成課程のみで取得できます。さらに、休止制度を利用すれば、更新・維持費なしで資格を保持できるのでおすすめです。

中小企業診断士の資格は本当に役に立つ?

資格保有は有利だが実務経験がないと厳しい

資格保有は有利だが実務経験がないと厳しい

中小企業診断士は、経営コンサルタントの技能を証明できる唯一の国家資格。独立開業や企業勤務など、活躍の場はさまざまです。 中小企業診断士の資格が役に立つ理由は主に3つ。①社内評価が上がる ②起業に役立つ知識が得られる ③他の資格とも相性がよい、です。有資格者は社内で評価されやすくなります。そして、経営に関する総合的な知識を身に付けられるため、起業の役に立ちます。資格はビジネスにおいて汎用性が高く、他の資格との相性もよいです。 ただし、問題点も3つあります。①難関で資格取得が難しい ②5年ごとの更新が面倒 ③転職や独立に役立てるには実務経験が必要、です。特に③は大きく、中小企業診断士は経営関連の知識があることを証明できますが、実務経験がなければ転職や起業に役立つわけではありません。 資格取得にあたっては、自分の役に立つ資格なのかを検討しましょう。

中小企業診断士の仕事は?働き方を知ろう

多忙ながらもやりがいがあり高収入の仕事

多忙ながらもやりがいがあり高収入の仕事

中小企業診断士の主な仕事は、中小企業が抱えている経営面の問題を分析し、解決に導くことです。中小企業診断士として働くメリットは、受注できる仕事の幅が広がり、やりがいがあること。デメリットは、すぐに安定した働き方ができるわけではないことです。 中小企業診断士に求められるのは「視野の広さ」と「知識の幅広さ」。企業を十分に理解し、経営状況と現場を把握したうえで的確なアドバイスする能力が、仕事に必要です。 年収は約800万円前後が相場。中小企業診断士に依頼したい企業は多く、中途採用の就職先も広がっているため、将来性があります。 仕事の日は、日中に面談など外回りを行い、夕方からデスクワークという流れが一般的。休日は土日祝日が基本ですが、多忙期や勉強会・会合などがある日は働きます。 需要が高く仕事にやりがいがあり、高収入が可能な中小企業診断士は、難関資格ですが目指す価値がある仕事です。

中小企業診断士の独立後の働き方は?

簡単ではないが自分に合った働き方が可能

簡単ではないが自分に合った働き方が可能

中小企業診断士は資格取得すれば独立できますが、注意点があります。①すぐには稼げない ②家族の理解がいる ③営業と勉強が必要、です。①は実績と経験が大切で、稼げるまでにはある程度時間がかかること。②は家族に理解してもらったうえで、独立準備を進めること。③は固定客獲得のために営業し、セミナーなどで勉強することです。 独立後の主な働き方は4つ。1つめは公的機関のコンサルタントで、国や地方自治体関連で働くと、公募・紹介などで仕事が安定的に得られます。2つめは民間企業のコンサルタントで、新規開拓、顧客からの紹介、情報発信などの営業活動が重要になります。3つめは会社設立で、経営ノウハウが必要になり、一定の顧客がいなければ難しいでしょう。4つめは中小企業大学校やセミナーの講師として働くことで、実績が不可欠ですが、知名度が上がれば集客につながります。 独立する前に、自分の働く姿をイメージしながら計画・行動しましょう。

中小企業診断士の仕事は将来性ある?

高収入・需要性を期待でき将来性のある資格

高収入・需要性を期待でき将来性のある資格
この資格は本当に大丈夫? 中小企業診断士の将来性はどうなの?

中小企業診断士は、中小企業の経営を支えるのが仕事であり、経営コンサルタントの技能を証明できる唯一の国家資格です。 日本の企業の約9割が中小企業で、経営面で悩むところは多く、中小企業診断士へのニーズは高まっています。そのため高収入を目指せます。経験や実績によりますが、約半数が年収800万円以内で、約3割が年収1,000万円以上です。また、中小企業診断士は経営に直結する幅広い知識とスキルをもち、会社内およびAIによる代替の可能性が低く、経験を積めば独立して多角的に活躍できるため、将来性があります。 会社員が中小企業診断士の資格を目指すなら、有効的な方法は2つ。①通信講座で効率的よく勉強すること。②中小企業診断士養成課程制度を利用し、2次試験と実務補修を受けずに資格を取得すること、です。 専門知識と高いスキルをもつ中小企業診断士は、高収入を期待でき、多方面の分野で需要が伸びているため、将来性があります。

文:スタディウォーカー編集部

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