お金の専門家が教える! 預貯金で「お金が減る」カラクリ

SNSでは通称“ライオン兄さん”として人気を博している、お金のプロ・山口貴大氏が自身初の書籍『年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」』にて、資産運用の初心者でも、また高所得者ではなくても老後の資産を作れるコツを語っている。年収300万円で、定年を前にFIREする投資のテクニックとは。
「インフレ」がどういう状態か知っていますか?
「インフレ」というのは、どういう状態でしょう? モノの価格が上がって、お金の相対的な価値が下がることをいいます。たとえば今日、100万円で買える車が、1年後に120万円になったとします。車の側から見ると、1年で20%値上がりしたことになります。
では、反対にお金の側から見たらどうでしょう? 1年前には100万円で買えた車が120万円払わないと買えなくなったわけですから、車自体がまったく同じものなら、お金の価値は「100÷120=0.833…」で、約17%も目減りしてしまったことになります。
長期間にわたって、モノの価格の下落(デフレ) が続いていた日本ですが、ここへ来てジワジワとモノの値段が上がりインフレ傾向になってきています。
インフレに直面した時のNG行為とは?
こんなときNGなのは、現金や預貯金しか持っていないこと。インフレになると現金の価値が相対的に下がってしまうので、資産価値が目減りしていくことになります。
つまり、インフレの時代には、モノの価値が上昇しても目減りしないような資産(株式や不動産など)を持っていることが大切なのです。インフレが起こる原因はさまざまですが、その国のお金を印刷して流通させる中央銀行(日本では「日本銀行」)が金融緩和を行うことで、お金の供給量が増え、現金の価値が希薄化して下がってしまうことも1つの要因です。
そして、インフレが起こると、現金以外のモノの価値が上がります。つまり、株、不動産、物価…モノに相当するものすべての価格が上がるので、現金だけで資産を保有している人はインフレによる資産価値上昇の恩恵を受けられない! ということになります。インフレは貧富の差を拡大させる要因ともいえるのです。
「高所得者しか、早期リタイアできない」って思ってない? それ大間違い! と語る山口氏は、すでに「投資家が推奨するお金のスクール」、「未経験から学べるお金のスクール」、「結果が見込めるお金のスクール」の3冠を取得(日本マーケティングリサーチ機構調べ)。お金のプロが提案する、「お金の奴隷」にならたいための、「お金の増やし方」入門書でまずは学びの一歩を踏み出しませんか。
山口 貴大(ライオン兄さん)
金融・起業のマネースクール『Financial Free College』代表。SNSでは「ライオン兄さん」名義で活動。ネット関連会社などにて、8年間のサラリーマン勤務をするが独立。金融・起業の書籍をむさぼり読みつつ、サービス業関連会社を興し、2018年に売却、その売却益を米国株を中心に運用し、経済的自由を獲得した。
同スクールは、「投資家が推奨するお金のスクール」、「未経験から学べるお金のスクール」、「結果が見込めるお金のスクール」の3冠を取得(日本マーケティングリサーチ機構調べ)。