【神さまの豆知識】山の神からトイレまで! 日本の神は専門分野に特化
古事記の物語や日本の神々の歴史をコミカルに伝えるブログが月間アクセス100万を突破し、書籍『ていうか、神さまってなに? やばいほど願いが叶い出す!!』(KADOKAWA)の著者でもある作家・荒川祐二さんのコラム「神さまの豆知識」。1回目となる今回は、八百万にして専門性の高い日本の神さまを紐解きます。
山の神からトイレの神様までそろってます
日本の神さまは、八百万の神。単純に言葉の通り『800万の神』という意味ではありません。古来日本では、万物に神が宿ると考えられていて、その数が無限に多いことの例えで『八百万』と言われていました。
なので、一概に『神』と言っても日本には山の神、トイレの神、台所の神、米粒の中にも神がいて、他にも無数の神がいるということ。言わば、日本には、『専門性の高い神さま』その道のプロフェッショナルが揃っているのです。
日本最古の歴史書『古事記』や当時もっとも影響力のあったとされる歴史書『日本書紀』には日本の始まりとされる神々の物語が記されています。そこには、完全無欠な存在とは違いハチャメチャな行動から、神さまもたち学び反省し、改善・向上されていく生きざまがたくさんの教訓として残されています。
そんな神さまたちのことを知り、それぞれがどういった経験をされ、その結果として、どういったご利益を持たれているのかなど、きちんと興味を持って知ることで、はるかに私たちの現実を変えるスピードは上がっていき望む幸せが手に入るということを教えてくれているのです。
願いが叶う『祈り』の法則 ~クシナダヒメ編~
各専門分野がそろう日本の神さま。では、私たちはどうやって自分と相性の良い神さまと巡り会うのか? それは、まずは神さまを知ることです。自分の祈りと合わさりやすい神さまを探していきましょう。
■縁結びの神さまとして知られる『クシナダヒメ』
スサノオさんの奥さんである、クシナダヒメさん。
アシナヅチ、テナヅチの8番目の娘として生まれる。
かつては、怪物ヤマタノオロチに食べられそうになる運命を受け入れていたところに、
英雄スサノオさんが姿を現し、命を救われたという、まるで白馬の騎士伝説のような過去を持つ女神さまです。
クシナダヒメさんは、命の恩人のスサノオさんと結婚して夫婦となり、仲睦まじく暮らしたことから縁結びの神さまとして女性たちから篤い信仰を受けています。
ひと口に恋愛と言っても様々ですが、今自分が人生において苦境に陥っていたり、
辛い環境に居るときに、このクシナダヒメさんと友達になることで、その苦境を救ってくれたり、白馬の騎士のような男性が現れたりする。そんなご利益を与えてくださる女神さまです。
こんな願いを持った方にピッタリ!!
・今の辛い恋愛状況から抜け出して幸せになりたい
・半歩下がってパートナーを支える生き方をしたい
・辛い状況を打破して明るい未来に突き進みたい
・両親を大切にしたい
いかがでしたか?
日本の神さまって個性豊かで愛らしいですよね。これからも、ご自身の願いや祈りとリンクする神さまを見つけて日本の神さまとの繋がりを深めていってくださいね。共に、豊かで個性を活かしあう未来を切り開いていきましょう。