簿記

必須の知識が瞬速で身につく! シンプルでユニークな“会計の教科書”

必須の知識が瞬速で身につく! シンプルでユニークな“会計の教科書”
KADOKAWA SEMINAR(C)

 簿記の講師、税理士、民間企業の経理担当、3 つの顔を持つ会計のエキスパート、石川和男氏。これまでの経験で培った「ビジネスパーソンに必要な会計の知識」を、ありそうでなかったアプローチで伝授します。

“作れる”より“読める”が重要


 会計を通じて数多くの社会人や学生とかかわってきた石川氏。「会計は、すべての職種において必要な知識。専業主婦(夫)になっても家庭の財産を守るため、会計の知識は必要。」と、会計の大切さを訴えます。

 その一方で、会計担当でなければ、決算書や財務諸表を作れなくても構わない、とも述べています。

 「仕訳帳、総勘定元帳、補助簿、試算表、財務諸表などを作るのは大変です。会計担当者以外の方は、これらを作る能力は必要ありません。作るのではなく、読み、経営に活かしていくことが重要なのです。

 財務諸表を読みこなす能力を身につければ、収益や利益の状況、支払い能力の有無、資源をどれだけ有効活用しているか、業績は伸びているかなどが理解でき、経営戦略や取引先の選定などに役立てることができます。

 最近では、会計ソフトが導入されています。月次決算といっても取引が発生するたびに仕訳を入力しておけば、自動的に仕訳帳、総勘定元帳、試算表、そのほかの補助簿、貸借対照表、損益計算書が作られるので、印刷ボタンを押せば、あっという間に月次の決算書がプリントアウトされてきます。ますます、作れることよりも読めることが重要になってきますね。」

比べて覚えるとよくわかる


 本書は「比べて覚える」をコンセプトに、ビジネスパーソンなら一度は耳にしたことのある「財務諸表」に関するものから、ほとんどの会計担当者が認識していないと言われる「企業会計原則」に関するものまで、会計用語50組100個を厳選。

 用語の解説はもちろんのこと、どこがどう違うのか、身近な例を挙げながらひとつひとつ明確にしていきます。日常の使い方と会計上の使い方が異なる場合は、その点もしっかりフォロー。

 たとえば、「値引き」と「割引き」。普段は似たような意味合いで使うことが多いのですが、会計上は明確な違いがあります。

 「会計上の「値引き」とは、商品やサービスの質に問題がある場合に、その代金を安くすることをいいます。会計の世界では、商品の品質に何も問題がないのであれば、値引きにはならないのです。

 値段を下げてもらってから購入をしたのであれば、はじめから下げた金額で仕入を計上すればよいだけで、値引きをしたことにはなりません。

 会計上の「割引き」とは、支払期限よりも早く入金をした場合に、商品、サービスの代金を安くしてもらうことをいいます。掛取引の場合、現金取引より代金支払いまでに時間がかかります。

 売り手側は、その期間の金利も含めて価格の設定をしています。そのため予定されている期日よりも早く支払いをしてもらうと、資金繰りも助かるので、早まった日数分の利息相当分を割引くのです。」

身につけておきたい“会計のキモ”


 本当に大切なことだけを究極にシンプルに。

 会計初心者も、「基本は理解している」という人も、第一線で実務に携わっている人も、モヤモヤの解消にうってつけの一冊。

 簿記試験を暗記で乗り切ったけれど、将来に備えてあやふやな部分をクリアにしておきたい。「財務諸表を読めるようになっておくこと」と上司に言われたものの、仕事が忙しく、イチから勉強するのはしんどい。

 「あれ?○○ってどういう意味だっけ?」あちこち調べるのはめんどくさい。すぐに答えを知りたい。会計を指導することになったけれど、企業会計原則なぞ意識したことがなかった。何とかしなくては。お金の動きを知り、お金の流れを良くしたい。稼ぐ力を身につけたい。本書は、そんな人の力になってくれそうです。

【紹介書籍】
『比べて丸わかり! 会計の用語図鑑』
(著者 /石川 和男)

会計実務と用語は「比べながら覚える」が正解!
ビジネスパーソン必須の会計知識。

もくじ
第1章 会計の全体像が分かってない!
第2章 財務諸表の仕組みが分かってない!
第3章 勘定科目が分かってない!
第4章 決算業務が分かってない!
第5章 会計の実務が分かってない!
第6章 分析の仕方が分かってない!
第7章 企業会計原則が分かってない!

>>詳細はコチラ

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