「どうしてもやる気が出ない」から抜け出すための、超シンプルな休息の習慣
「悩んでいる人に行動する勇気を与える」をモットーに、のべ3,000人を超えるカウンセリングを実施、講演やYouTubeも駆使しながら、働く人のメンタルをサポートしている臨床心理士の“るろうに”氏。日常の不安やストレス、心の疲れを吹き飛ばす秘訣をお伝えします。
休んでいるつもりなのに、疲れが取れないワケ
休日はゆっくり休んでいるはずなのに、なぜかだるい。
仕事でもプライベートでも、全然やる気が出ない。
以前よりイライラしやすくなった気がする。
そんな状態になってしまう理由について、るろうに氏はこう語ります。
「デスクワークで溜まった疲れは、スポーツの後のような筋肉をたくさん動かした疲労とは違うからです。そのため、ベッドの上でのんびり過ごして運動量を減らしても、心の疲れは取りにくいのです。
これはある意味仕方のないことで、心の疲れのメカニズムや正しい休み方なんて、学校では習わないですよね。ほとんどの人が正しい知識を持たないまま、なんとなく周りの人と同じような行動で対処しようとします。
でも、周りの人の多くもみなさんと同じで、正しい知識を持っているわけではありません。ですから、どんどん心の疲れが溜まり続けてしまうのです。自分を責める癖があったり、自分に厳しすぎる考え方を持っている人は、心の疲れを溜めやすい傾向があります。
そんな人は、自分の中にあるマイルールや固定観念を見直すことも大切です。」
“しんどい”を“ラク”にする処方せん
「休み方を知らないから疲れが溜まる」のなら、マイルールを手放して「正しく休む」スキルを身につければ、心がリフレッシュして元気になれる、ということ。
本書では、そんな「心を癒やす処方せん」を総勢46項目、紹介しています。
・ネガティブな気持ちを否定せず一度受け止める
・頼まれごとを回避する「断るキャラ」の演じ方
・「限界になる前に休む」の習慣づけ
など、自然と心が緩んで“しんどい”が“ラク”に変わる、シンプルなテクニックとマインドセットがぎっしり。「これならできそう」「やってみたい!」と感じたものをピックアップして実践できるようになっています。
この時、「休まなきゃ!」と気合いを入れてやるのではなく、自分のペースでやってほしい、とのこと。「無理する必要はないので、可能な範囲で「ほんのちょっとだけ頑張ればやれそうだな!」というものから取り組んでみてください。
1回やったからといって見違えるように変わるわけではないかもしれませんが、諦めずに取り組みを重ねることで、きっと心の疲れが取り除かれてくると思います。」
「おうちカウンセリング」のススメ
「休みたい」という気持ちに蓋をしないでほしい。働きたければ働けばいい、休みたければ休めばいい。「私は私、あなたはあなた」そんなスタンスで生きていったっていい。
本書に込められた、珠玉のメッセージ。
自分で自分を上手にケアできるようになれば、仕事に集中できて自由時間が増え、趣味に打ち込んで人生が充実し、人に優しくする余裕ができて人間関係が良くなる。
ヒューストン大学、カリフォルニア大学、イスラエル工科大学など、世界の研究論文に裏付けられた「おうちカウンセリング」。自分にピッタリの休み方、癒やし方をここで見つけてみませんか。
心が疲れない「正しい」休み方
著者 るろうに
イライラ、もやもや、うつうつとした気持ちがすんなり消える正しい休み方
<目次>
第1章 ネガティブな感情を消す!「正しく」心を休める大切な準備
第2章 しんどい人間関係が楽になる「人付き合い」の基本
第3章 自然と心身がゆるんでいく「自由時間」の過ごし方
第4章 ストレスを溜めずリラックス状態を保つ習慣
第5章 驚くほど心が軽くなる言葉と思考の使い方
第6章 疲れ知らずの心身を手に入れる仕事との向き合い方
第7章 平凡な日常が最高の毎日になる「心の法則」
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