【短い英語 講座】旅行先でタクシーを利用するとき
書籍『1回で伝わる 短い英語』の著者であり、元CAの経歴を持つmamiさんが、ビジネスシーンや日常生活で役立つ「誰にでも使える短い英語」を伝える「短い英語」講座。今回は海外での旅行先で、タクシーを使う時に便利な表現をお届けします。
「短い英語」というと、省略しすぎて失礼になってしまうのでは、と考える方が多いかもしれませんが、そんなことはありません。英語を使う非ネイティブが増えている現代では、教科書に載っているフレーズよりも、短くてシンプルな「短い英語」の方が相手に伝わりやすいことがあるのです。今回は旅行先でタクシーに乗車した時に使える英会話です。
1:〇〇(目的地)まで行ってください
Could you go to the MetropolitanMuseum of Art, please ?
(メトロポリタン美術館まで行っていただけますか?)
「to」を使って、短くしてみましょう。
To the Met, please.
(メトロポリタン美術館までお願いします。)
ニューヨークのメトロポリタン美術館
(the Metropolitan Museum of Art)
は、略して「the Met」
と呼ばれることが多いです。
タクシーで行先を伝えるときは、「To ~ , please.」で「~までお願いします」という意味になります。
他にも、
To the Met.
(メトロポリタン美術館まで。)
という言い方もあります。
「please」をつけなくても、意味は伝わります。
しかしつけた方が印象が良くなるので、なるべくつけるようにしましょう。
2:正しい道を走って欲しいときにハッキリ伝える
This is not the right way.
(この道じゃありません)
「this way」を使って、短くしてみましょう。
Not this way.
(この道じゃありません)
「not the right way」(正しい道ではない)
→「not this way」(この道ではない)
と言い換えました。
正式には「It's not this way.」ですが、「It's」は省略してOK。運転手に手短に要点を伝えるときは
こういう言い方をよくします。
他にも、
It's that way.
(あっちの道です。)
という言い方もあります。
「That way.」のみでも伝わります。
「This way.」と「That way.」 は
よく使うので覚えておきましょう。
ぜひ、参考にしてください。
<mami's プロフィール>
ドバイのエミレーツ航空で3年ほどCAとして勤める。非ネイティブも含め各国の人と話していく中で、ネイティブが使うような英語ではなく、本当にどんな人にでも通じるシンプルな英語が必要だと痛感する。この経験をもとに始めたインスタアカウント「超絶シンプル英会話」は誰にでも使える短い英語が人気となり、フォロワー数は7万を超える。