カラダが喜ぶ、元気になれる!自分らしい体質改善のカタチ
本場中国で漢方・薬膳・東洋の美容を学び、国際中医師・国際中医美容師などの資格を取得、医療と美容の専門家として年間2,000人以上の悩みに応えてきた漢方カウンセラー、大久保愛氏。ストレスや不眠、血行不良など、5つの体質にピッタリの不調解消メソッドを本書で大公開。気負わない、頑張らない、無理しない。楽しくて、おいしくて、すぐにできる「おうち薬膳」の本質に迫ります。
体質は、変えられる
「病院に行くほどではないけど、気になる」
イライラ、冷え、吹き出物、疲労感、乾燥肌、むくみ、アレルギー、雨の日に体調が悪い、不安感、お通じが良くない、女性特有の体調不良・・・。
女性は男性よりも、原因が特定されづらい「なんとなくの不調」を頻繁に感じています。
月ごと、一定の年齢ごとにホルモンバランスが大きく変化し、これに伴って感情や体調が大きく揺さぶられるのです。
とは言え、すべての人が同じように不調を訴えるわけではなく、スッキリしない状態が続いているのは、「私は神経質だから、ストレスに弱いのは仕方がない」「医者に診てもらったけど原因がわからないからどうしようもない」と言った思い込みや誤解が原因なのかもしれません。
しかし、不調は改善できる、体質は変えることができる、と大久保氏は言います。「漢方では、体質には2つの要素があると考えます。1つが親から遺伝的に受け継いだ、生まれながらの『先天の精』です。もう1つが、生活習慣によって作られる『後天の精』です。この『後天の精』の影響は、前者の10倍以上もあると言われています。つまり、体質は自分の行動次第で変えることができるということです。」
いつも絶好調になるための「食べる薬」を見つけ出す
大久保氏は漢方カウンセラーとして、不調のきっかけとなるストレス、血行不良、冷え、便秘、不眠の「5つの体質」に着目し、これを改善するための「食べる薬」について解説。
「香りを楽しむ」「色彩を楽しむ」「味覚で楽しむ」「感触を楽しむ」「音を楽しむ」五感を使った食薬を55個、それぞれ見開き2ページにスッキリまとめて紹介しています。
・首、肩、背中が張りやすい「ストレス」にはルッコラやユズ
・疲れやすい「血行不良」には卵やサバ
・ニキビができやすい「冷え」にはキャベツや塩昆布
・乾燥肌や小ジワになりやすい「便秘」にはオートミールやバナナ
・顔や足がむくむ「不眠」には納豆や酢
など、積極的にとりたい食材をピックアップ。加えて、これらの食材を使った本当にシンプルな「3行レシピ」も紹介、おうち薬膳を気軽に楽しめるようになっています。
まずはチェックテストで、弱っている身体の部位はどこか?どんな不調が起きやすいのか?自分の体質をチェックして、必要な「食べる薬」を理解。
その後は、
・自分に当てはまるところを読み、すぐに食薬を始める
・他の部分もまとめて読んでおき、思いがけない不調が現れたら必要なところを読み返す
・おすすめレシピを見て、新たな食材、新たな一品にチャレンジする
など、「大久保流・体質改善術」を様々なアプローチで楽しむことができます。大切な人に何かあった時、すぐに使ってみても良いでしょう。
本来の自分を取り戻す、おいしくて楽しいセルフケア
「自分のことよりも、周りのことを優先させていませんか?」
大久保氏は無茶や我慢を重ねながら日々頑張っている女性たちに向けて、「大切な時間を豊かにし、毎日が楽しくなるように」との思いを込めて本書をまとめあげました。彼女は心と体を整える大切さについて、こう述べています。
「女性は、自分のことを後回しにしすぎずに、自分自身の心と体を優先しましょう。遠回りのように見えるかもしれませんが、それが大切にしたい人たちの健康を守るための近道にもなります。
心と体が整っていると、自分に余裕を持つことができます。 すると自然に、身の回りの人に対して、今よりも優しく適切な行動がとれるようになっていくと思います。」
体質を改善したい人、原因不明の不調から解放されたい人、PMSや更年期など女性特有の悩みを手放したい人にピッタリの、「体に良いことをしなければ」と気負うのではなく「楽しくて、おいしくてワクワクする」おうち薬膳。大人気漢方カウンセラーが教えてくれる、体質改善の本質がわかる一冊です。