セミナーレポート

情報は全部出すが決して売り込まない。売れる!読まれる!ブログの作り方

会社のブログを立ち上げてみたけれど、続かない、効果を実感できない、と思っている経営者は意外に多いのではないだろうか? そんな悩める社長たちにカリスマコンサルタントが喝を入れる、「社長のためのブログ講座」の様子をお伝えしよう。

2000人以上の経営者の売り上げを好転させ、広島を拠点に今なお全国でセミナーを開催し、ブログ講座を主催する板坂 裕治郎氏。「365日毎日ブログを書けば百発百中で人生が変わります!」とブログ集客の本質と人生を変える方法が語られた。

板坂裕治郎氏
板坂裕治郎氏

※本稿は、2019年7月11日開催のKADOKAWAビジネスセミナー『社長のためのブログ講座 ブログ集客に成功する、とっておきの方法』(講師:板坂 裕治郎)の一部を再編集したものです。

読まれる記事のコツ

ブログの読まれる記事とはどういう記事なのだろうか?

「人が集まってくる人の条件は、何かしら集まってくる人にメリットがあるということです。まぁ、超有名人とかは、それだけで興味を持つ人が多いですが、今からそうなるのは無理ですよね。だから、ためになることをいうようにします。それは、共感できるとか、面白いと思ってもらうことですね」

その肝になるのが、板坂氏独自に編み出した「NJE理論」であり、今なお人気ブログもそれに従って書かれているという。

残念ながら「NJE理論」の詳細はこちらでお伝えすることはできないのだが、板坂氏が必ず押さえている、読まれる記事の心得をご紹介する。

【忖度せずにバンバン言う】
-仮想敵を作って書く気持ちで。(わかりやすいのは大手など)
-誹謗中傷はこない!なぜなら基本的に読まれてないからだ。←意味がわからない
-アンチが出ることはファンがいる証明。

【プロである以上言い切る】
-言い切るためにも調べる。
 
【興味を持ってるのは自分だけ、という視点が大事】

【情景が眼に浮かぶように、デフォルメして書く】
-読者は斜め読みしてるので、大袈裟なくらいがちょうどいい。

【ネタを見つけたらどう落とす?という思考で書く】
-起承転結でなく起結。その感度があるから書ける。
-ネタがあるから書くのではなく、書くためにネタを探す
(普段書いてないのにセミナー決まったら書く、じゃダメ。)

【「みなさん」ではなく「あなた」】
-たった一人に語りかけるように。これは私だ!と思う人がその後ろにたくさんいる。
-目に浮かべて書くこと。

【難しいテーマはわかりやすいたとえを用いる】 
-例)組織をアイドルグループにたとえるなど

【人とは違う切り口でモノを見て書く】
-そのほうが愛される

売上が20%も変わる! ブログタイトルの威力

また、「ブログはタイトルで決まる」と板坂氏は断言する。ニックネームも「何ができるプロなのか」という価値を表すことが大切だという。
はどういうことなのか。

「人が検索するのは、自分の『不』を解決する答えを探す行動なんです。だから、理想客が何に『不』を感じているのか?をわかれば、それを書けばいい。タイトルはそれを表すものだから、とても重要なんですよ。ニックネームも何者か、がわからないと。」

講座生にはタイトルだけで、売上が20%アップした人もいる。

やってしまいがちな失敗として「あまりにストレートで何が書いてあるかわかってしまうタイトル」があるが、それだとまず読まれない。

「たとえば自分の誕生日に『誕生日です』はないですね。僕だったら『板坂が一生でたった一度泣いた日』にします。…あ、生まれた瞬間は泣きますからね(笑)」

また意外にも、検索を気にしすぎるのも意味がないと言う。

「読まれることが第一。SEOはあまり気にしすぎないことです。検索に引っかかるけど読まれない記事はあります。検索に引っかからないけど読まれる記事を意識してタイトルづけをしましょう」

売り込みなしのブログこそ、売上の上がるブログ

ここまで惜しみなくノウハウを語ってくれる板坂氏に、いいのか?とさえ思えてきた。

「ブログでここまで言っちゃって、書いちゃっていいんですかと言う人がいますが、大丈夫です。聞いても知ってもできない人がほとんどですからね」

これには会場に苦笑が漏れた。

「情報は基本全部出ししてください。そして決して売り込まない。『来てください』『買ってください』は言っちゃだめです。繰り返しになりますが、僕らが獲得したいのは、読者の『ちなみに…?』という言葉ですからね」

板坂氏は、最後に忙しい『中小零細弱小家業』に再度エールを送った。

中小企業がなぜ忙しいのか?それは下請けだからと板坂氏は指摘する。元請け、親会社のやりとりに時間と労力、そして利益も持って行かれてしまうからなのだ。

「お客さんと直にやりとりできれば強い。全ての時間をお客さんに使えるから、ゆとりも生まれるし、利益も増えるんです。やりたいこともできる。ブログを通じてそれができるはずです。

毎日コツコツやって来たことは、歴史になります。その時間は金で買えません。ブログもちゃんと毎日365日、NJEで書き続けられれば、それは財産になります。周りのポンコツブログに勝てるし、大手にも勝てるんですよ」

広告なしでここまでの実績を作りあげてきた、板坂氏の言葉は揺るぎない。「NJE理論」を究めたい、詳細を知りたい読者は、氏の講座を受講することをお勧めしたい。


構成:金田千和

【プロフィール】
板坂 裕治郎(いたさか ゆうじろう)

1967年広島生まれ。1990年洋服屋「タイアンドギー」を創業。その後、複数の飲食店の開業、事業拡大をしたが仕入れ先の倒産を機に総額1億円の負債を抱えた。同時期経営者仲間の借金苦による自殺を目の当たりにし一念発起。中小零細弱小家業専門の経営コンサルタントへ転身。現在では、ブログを活用して小さな会社の経営を安定させる「NJE理論」を指導するブログ講座を開催。これまでに2500人以上の社長が受講し、売上アップ、メディア出演による会社の認知度向上など多くの成果を上げている。2018年に発売した『2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則』は、発売前から重版するという異例のベストセラーとなっている。

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