世界史「その後」の謎クイズ④小説家マーク・トゥエインが晩年書き続けたのはどんな作品?
誰もが知る歴史上の出来事には知られざる“後日談”があります。雑学総研さんの『誰も書かなかった 世界史「その後」の謎』(KADOKAWA)で歴史通を目指しましょう!
次の質問の答えとして正しいものを選んでください。
『トムソーヤーの冒険』や『ハックルベリー・フィンの冒険』で知られるアメリカの代表的な小説家として知られるマーク・トゥエインが晩年書き続けたのはどんな作品?
- スリリングな推理小説
- 夢あふれるファンタジー
- 絶望的な小説
【ポイント】
マーク・トゥエインの作風は晩年それまでのものとはガラッと変わり、絶望的な文章で満たされるようになった。「世の中は楽しいことばかりではない」と思うようになったきっかけは、1958年に起こった出来事。快速蒸気船に乗組員として乗船していたとき、その船が原因不明の大爆発を起こしたのだ。本人は九死に一生を得たものの、実弟をこの事故で亡くした。また、晩年には、発明家たちの資金提供の口車に載せられ、数十万ドルもの金を注ぎ込むが、一銭も見返りをえられなかったという。そしてトゥエインは『まぬけのウィルソン』や『不思議な少年』といった絶望的な小説を著す。『不思議な少年』の最後の部分ではこのように書いている。「神もない、宇宙もない、人類もない、地上の生活もない、天国もない、地獄もない。すべては夢――醜悪な夢なのだ」。
参照元:『誰も書かなかった 世界史『その後』の謎』(雑学総研著、KADOKAWA)