パパ、ママ、すごい!って言われる 子どもに話したくなる雑学クイズ③(国語編)電話で「もしもし」と言うのはなぜ?
子どもの疑問で素朴だけど手強いものだらけ。突然の「パパ、どうして?」「ママ、教えて」に向き合えるよう『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(雑学総研編、KADOKAWA)から、とっておきの雑学ネタを仕込んでおきましょう。
次の質問の答えとして正しいものを選んでください。
電話に出た時に「もしもし」と言うが、その由来は?
- 「もしかして〇〇さんですか」という確認フレーズ
- 電話交換手が使っていた「申す、申す」という言葉
- 電話でも相手に聞き取りやすい音だったから
【ポイント】
アメリカの映画を見ると、作中の人物は電話に出る時に「ハロー」と言っている。「ハロー=こんにちは」だから、その理由はわかるが、日本語の場合は「こんにちは」ではなく「もしもし」である。普段何気なく使っている言葉だが、何に由来しているのだろうか。
日本で電話がはじめて通じたのは明治23年(1890)。この時代は電話と電話の回線をつなぐ電話交換手が置かれていた。当時はまだ「もしもし」とは言わず、電話をかけてくる人は「オイオイ」と言っていた。ずいぶん横柄な言い方だが、電話を持っていたのは高級官吏や実業家だけだったので、彼らが普段使う言葉が反映されたのだ。
だが、電話交換手が「オイオイ」と言うわけにいかない。そこで、「オイオイ」の代わりにへりくだった「申す、申す」と言うようになった。それが「もしもし」となり、電話用語として全国的に採用されたという。
参照元:『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(多湖輝監修、KADOKAWA)