パパ、ママ、すごい!って言われる 子どもに話したくなる雑学クイズ⑥(理科編)痛い注射を痛くなくするには?
子どもの疑問で素朴だけど手強いものだらけ。突然の「パパ、どうして?」「ママ、教えて」に向き合えるよう『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(雑学総研編、KADOKAWA)から、とっておきの雑学ネタを仕込んでおきましょう。
次の質問の答えとして正しいものを選んでください。
痛い注射を痛くなくする裏技は?
- 注射の前に水分を摂らない
- 注射の前に水分をしっかり摂る
- 注射の前によく運動をする
【ポイント】
注射の時のチクッとした痛みが大嫌いという人が多いようだ。特に、血管に針を入れる静脈注射は、ちょっとした拍子で痛みが増す。
静脈注射の痛みを少しでも減らしたい人は、注射の前に水分をしっかり摂取しよう。注射の痛みは、注射の成分の濃度と体の血液の成分の濃度との関係によって左右される。注射の成分が濃かったり、血液がドロドロで濃度が高かったりする時は、注射の成分がスムーズに体内に入らずに痛い思いをすることが多くなる。事前に水分をたっぷりとって血液をサラサラにしておけば、注射の痛みを和らげることができるわけだ。
また、静脈注射に限らず、注射する場所を指で1分間強く押して、指を離してから10秒以内に注射してもらうという裏ワザもある。人間の皮膚の表面には痛みを感じる「痛点」が存在する。注射する場所を押さえると、痛点がマヒし、痛みの感覚が一時的に鈍くなる。そのため、痛みがあまり感じられないのだ。ただ、最近は技術の進歩で痛くない注射針も増えているから、こうした裏ワザも必要なくなるかもしれない。
参照元:『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(多湖輝監修、KADOKAWA)