パパ、ママ、すごい!って言われる 子どもに話したくなる雑学クイズ⑬(英語編)英語で「ナイーブ」はほめ言葉?
子どもの疑問で素朴だけど手強いものだらけ。突然の「パパ、どうして?」「ママ、教えて」に向き合えるよう『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(雑学総研編、KADOKAWA)から、とっておきの雑学ネタを仕込んでおきましょう。
次の質問の答えとして正しいものを選んでください。
日本語では性格や考え方などが素直なさま、純真、素朴の意味でよく使われる「ナイーブ」だが、英語圏ではどんな人に使われる?
- 純真な人
- 世間知らずな人
- 豊かな感受性のある人
【ポイント】
日本語では、性格や考え方などが素直なさま、純真、素朴といった意味で「ナイーブ」という言葉を使う。少しネガティブな印象は受けるが、そこには、「豊かな感受性を持っている」という好意的な意味も含まれている。そのため、「ナイーブな人ですね」と言われたとしても、繊細さをほめられたと感じ、悪い気はしない。
だが、このフレーズは英語圏の人には言わないほうがいい。英語のナイーブ(naive)は通常、「単純な」「世間知らずの」「だまされやすい」といった否定的なニュアンスでしか使われないからである。この言葉は、「本音と建前の違いがわからない大人」をけなす時の侮蔑語なのだ。
もし英語で「繊細」「純真」と表現したいなら「pure-minded」や「sensitive」、日本でもよく使われる「デリケート(delicate)」を使ったほうがいい。お気に入りの異性に、間違えても「あなたはナイーブな人だ」などと言ってしまわないように注意しよう。
参照元:『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(多湖輝監修、KADOKAWA)