世界史「その後」の謎クイズ⑧ガリレオ・ガリレイは異端審問後、どうなった?
誰もが知る歴史上の出来事には知られざる“後日談”があります。雑学総研さんの『誰も書かなかった 世界史「その後」の謎』(KADOKAWA)で歴史通を目指しましょう!
次の質問の答えとして正しいものを選んでください。
地動説と天動説の違いについてやさしく語った『天文対話』を出版した後、異端審問にかけられたガリレオ・ガリレイはどうなった?
- 自身の意見を押し通し、火あぶりに処せられた
- 自身の意見を曲げなかったため、自宅軟禁状態になった。
- 自身の説を「撤回」した
【ポイント】
『天文対話』の出版(1632年)は、当時天動説に依拠していたカトリック教会そのものを否定する行為であったため、ガリレイは、出版後すぐさま教会の警察部門である検邪聖省(けんじゃせいしょう)に呼び出され、異端審問にかけられた。しかし、ガリレイは賢く、火あぶりに処せられることを避けるため、自身の説をあえて「撤回」したのである。その後、ガリレイは長年にわたる目の病気(緑内障)がたたって失明してしまったが、若い学生に学問を教えることは続けていたようだ。なお1992年、カトリック教会はガリレイの裁判が誤りであったことを認め、正式に謝罪している。
参照元:『誰も書かなかった 世界史『その後』の謎』(雑学総研著、KADOKAWA)