おもしろ雑学クイズ④江戸の人たちの識字率はどれくらい?
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次の質問の答えとして正しいものを選んでください。
江戸の人たちの識字率はどれくらい?
- 25パーセント
- 50パーセント
- 80パーセント
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【ポイント】
江戸に住む人たちの識字率は80パーセントに達していたという研究があります。武家にかぎれば、ほぼ100パーセント。読み書きなど必要ないとされていた女性や農民の識字率さえも20パーセント以上に達していたそうです。当時、もっとも進んだ国といわれたイギリスでも全体の識字率は25パーセント以下。ロシアに至っては第一次世界大戦終了後も20%以下だったというのですから、かなり高い識字率だったのです。なぜ、これほど江戸に住む人々の識字率は高かったのでしょうか。それは寺子屋のおかげでした。江戸には1500以上の寺子屋があり、男子の就学率は約80パーセントに達していました。現在のように修学年齢は決まっていませんでしたが、ほとんどの子どもが7、8歳で寺子屋に入り、2年から4年ほど、読み書きの勉強をしたそうです。ちなみに、同時代のイギリスの就学率はロンドン周辺でも25パーセント以下でしたから、いかに江戸に住む人たちの就学率が高かったかがわかりますね。
参照元:『おもしろ雑学 世の中のふしぎがわかる話260』(本郷陽二著、三笠書房)