パパ、ママ、すごい!って言われる 子どもに話したくなる雑学クイズ⑯(音楽・美術編)薬のCMの最後の「ピンポ~ン」は何のため?
子どもの疑問で素朴だけど手強いものだらけ。突然の「パパ、どうして?」「ママ、教えて」に向き合えるよう『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(雑学総研編、KADOKAWA)から、とっておきの雑学ネタを仕込んでおきましょう。
次の文が正しければ〇、間違っていれば×を選んでください。
テレビの医薬品CMの最後に「ピンポ~ン」のチャイム音が鳴るのは、薬事法で定められているからだ。
- 〇
- ×
【ポイント】
テレビで医薬品のCMを見ていると疑問に思うことがある。どの薬でも最後に「ピンポ~ン」とチャイム音が鳴り、決まって「使用上の注意をよく読んで……」という服用に関する注意書きが出る。
じつは、あの「ピンポ~ン」の音と注意書きは、薬事法で定められている。使用法に注意を要する薬のCMは、最後に消費者の注意を喚起する音を出し、「使用上の注意をよく読んで……」などの注意書きを静止した明確な文字で3秒以上表示しなければならない。注意を喚起するための音は「ピンポ~ン」である必要はないのだが、心地よく注意を引く、ということで各社が採用しているようだ。機械音が耳障りだと訴える苦情も多いそうで、それに対応するため、出演者やナレーターが「ピンポ~ン」と言うCMも増えている。
ほかにも、医薬品のCMでは、最大級の表現や「すぐ効く」「すばやい」「いっきに」「一日中さわやか」などの言葉は誤解を招きやすいとして使用が制限されている。薬を飲むシーンを使えない、使用前使用後の描写はダメなどの制約もあり、CMの制作者側は、限られた表現手段の中で、どうやって消費者に選んでもらうか苦心しているという。
参照元:『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(多湖輝監修、KADOKAWA)