野沢慎司のざわしんじ
明治学院大学 社会学部 教授/社会学者(専門分野:家族社会学、社会的ネットワーク論)
筑波大学(比較文化学類)卒業、東京都立大学大学院(社会科学研究科博士課程)単位取得満期退学。静岡大学助教授などを経て、1999年より現職。2001年に設立された支援団体、ステップファミリー・アソシエーション・オブ・ジャパン(SAJ)と連携して、親の再婚を経験した子どものいる家族(ステップファミリー)の研究を20年以上にわたり牽引してきた。アメリカのフロリダ州立大学やニュージーランドのオークランド大学で客員研究員を務め、ステップファミリー研究者・臨床家との研究交流を深めた。海外からゲストを招き、SAJと協力して一連のステップファミリー国際会議を東京で開催してきた。共同研究者の菊地真理氏との共著『ステップファミリー子どもから見た離婚・再婚』(角川新書)にこれまでの調査や研究交流の成果をまとめた。そこでは、離婚・再婚後の家族づくりに必要となる、日本固有の古い「常識」を乗り越えるための新たな視点を提示している。子どもの苦しみを減らし、「ふつうの家族」より豊かな関係をもたらす離婚・再婚後の家族づくりのための提言を多角的に発信している。日本社会学会、日本家族社会学会、日本離婚・再婚家族と子ども研究学会で理事を務める。
講演テーマ
ステップファミリーの理解と支援の方法
現代の家族と離婚・再婚の未来
離婚・再婚から子どもの虐待を考える
講演・研修実績
NPO法人・バディチーム、東京家庭裁判所、水戸家庭裁判所、墨田区教育委員会、東京都福祉保健局、東京都児童相談センター、千葉県いすみ市要保護児童対策地域協議会、さいたま市社会福祉協議会、鹿児島国際大学福祉社会学部、茨城県福祉相談センター(中央児童相談所)、千葉県(児童虐待防止に関する母子保健担当者研修)、港区(児童相談所設置準備研修会)、世田谷区生涯大学、東京家庭相談員連絡協議会、東京都ひとり親家庭支援センター、大阪弁護士会、新潟県(児童相談所等合同職員研修会)、神奈川家事調停協会連合会