湯澤規子ゆざわのりこ
法政大学 人間環境学部 教授
法政大学人間環境学部・教授。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、明治大学経営学部専任講師、筑波大学大学院生命環境系准教授を経て現職。博士(文学)。「生きる」をテーマに地理学、歴史学、経済学の視点からフィールドワークを重ねている。主な著書に『在来産業と家族の地域史―ライフヒストリーからみた小規模家族経営と結城紬生産』(古今書院)同書で経済地理学会著作賞、地理空間学会学会賞学術賞、日本農業史学会学会賞を受賞。『胃袋の近代―食と人びとの日常史』(名古屋大学出版会)同書で生協総研賞研究賞、人文地理学会賞(学術図書部門)を受賞。ほかに『7袋のポテトチップス―食べるを語る、胃袋の戦後史』(晶文社)、『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか―人糞地理学ことはじめ』(ちくま新書)、『「おふくろの味」幻想―誰が郷愁の味をつくったのか』(光文社新書)、近刊に『焼き芋とドーナツ―日米シスターフッド交流秘史』(KADOKAWA)など、日常生活世界と人間の根源的な事象から社会や歴史を描く作品を多数発表。
講演テーマ
・日米シスターフッド交流秘史:女工は一方的な弱者ではなかった
・食からひもとくジェンダー:「わたし」を生きるため日米女性の交流秘史
・日常茶飯から再考するダイバーシティとビジネス
・ウンコはどこから来て、どこへ行くのか:下から考えるSDGs
・胃袋の近代:食べものから歴史と社会をとらえ直す
・「食べものがたり」からひらく、食と農の未来
・食べること、生きること:胃袋の日常史
著書
『胃袋の近代―食と人びとの日常史―』(名古屋大学出版会)
『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか ――人糞地理学ことはじめ』(筑摩書房)
『焼き芋とドーナツ 日米シスターフッド交流秘史』(KADOKAWA)
講演・研修実績
パルシステム東京、京セラ、NHKラジオ深夜便、山形県致道大学、浅草寺、企業史料協議会、(株)ウォーターエージェンシー、オイシックス・ラ・大地、農山漁村文化協会、家の光協会、江戸川区子ども未来館、日本水循環文化研究協会、ほか多数